続傾斜型顕微鏡の世界(その1)導入編
(オリンパス顕微鏡KC型)のレストア、観察、改造)
06.6.25公開
酔っぱらってヤフオクを見ていたら .... 。 またまたやってしまいました。 なんとなく落札してしまったオリンパス生物顕微鏡 KC型です。 うーん、以前もこのパターンでOLYMPUS(GB)君を落札してしまったなぁ。 まぁ縁あってさとう研に来た訳ですし、ともかく磨いてみましょう。

【写真1-1. オリンパス顕微鏡KC型】
(なんか、学習用の「MIC顕微鏡」に似ていません?)
メーカー : オリンパス(OLYMPUS)
機種名 : KC
対物レンズ: 10X 0.25、40X 0.65、100X 1.30(油浸)
接眼レンズ: 欠品
鏡筒形式 : 45°傾斜 単眼
焦点調節 : ステージ上下動式、粗動ハンドル、微動ハンドル
ステージ : 角型固定式、X-Y微動装置
集光装置 : アッベ式コンデンサー
照明 : 欠品(もとはミラー装備?)
サイズ : 14cm×32cm×21cm(W×H×D、外寸)
重量 : ?? Kg(体重計故障につき不明)
製造年 : 不明
さて、このOLYMPUS(KC)君、この時代のオリンパス顕微鏡に典型的なデザインですね。 OLYMPUS(EH)君の双眼接眼部が余っているので換装しようと思っていたんですが .... 。 あれ? 接眼部が取り外し式ではありませんね。 良く見るとレボルバーも外観が一見よく似ているEH&MF型の形とは違い、むしろ直筒型のGC&GB型に共通した形です。 取り外し式でないということは? 双眼接眼部はともかくとして、写真撮影用の直筒にワンタッチで交換できないと言う事を意味します。 つまり、写真撮影が考慮されていない用途、例えば学校の実習用などがメインターゲットだったのでしょうね。
他にも合焦ハンドルが粗動&微動同軸型になっています。 もっとも同軸になったとは言え、微動の範囲に制限があるのはEH&MF&GB&GCと同じです(微動で動かせる範囲は数mmの範囲に制限)。 より現代的なモデルでは同軸且つ微動範囲に制限がありません(極端な事を言えば微動ハンドルだけでステージ下端から上端まで稼動できる)。 過渡期の方式なんでしょうね。 どちらか良いか? 博士はたまに微動ハンドルと間違えてコンデンサーの高さ調整ハンドルを動かしたりします。 そんなおっちょこちょいには良いでしょうね。
【写真1-2. Nikon(S)君との比較】
さて、同じ実習用(と思われる)のNikon(S)君と並べてみましょう。 同じようなサイズです。 しかし、重量は圧倒的にNikon(S)君の方が軽いですね。 作りもやはりNikon(S)君が勝っているかな。 しかし使い勝手&見え味は同レベルだと思います。 ともかくクリーニングしなくては比較できませんね。
続傾斜型顕微鏡の世界(その1)OLYMPUS(KC)君導入編へ
続傾斜型顕微鏡の世界(その2)レストア編へ
続傾斜型顕微鏡の世界(その3)レストア編2へ
続傾斜型顕微鏡の世界(その4)見え味堪能編へ
続傾斜型顕微鏡の世界(その5)H型導入編へ
続傾斜型顕微鏡の世界(その6)KC型vsH型へ
続傾斜型顕微鏡の世界(その7)H型の木箱の流用へ
Top Pageにもどる

★「ジャンク」ということでしたがもの自体は比較的しっかりしています。 これがこの値段とは .... 。 ただ汚れはひどいですね。 ほこりというよりも土汚れのような気がします。 箱も無かったですし、学校の棚に放置されていたのかな?
★06.7.8追記「又七の屋敷」の又七さんからメールをいただきました。 最近KC型、H型、EC型を相次いで入手し、楽しんでいらっしゃるとのこと。 又七さんのKC型もさとう研にやってきたこのKC型同様、プリズムの手が届かない所ににカビが発生していたのですが、続傾斜型顕微鏡の世界(その3)レストア編2を参考に見事解消されたそうです。 この辺りのいきさつは又七さんのブログ 又七の不定記:顕微鏡に連載されています。