双眼顕微鏡の世界(その6)電源自作の試み
(オリンパス顕微鏡EHCr Bi-I型)のレストア、観察、改造)

 やっと「まともな光学系」となったOLYMPUS(EH)君。 でも照明がなければ仕方有りません。 OLYMPUS(EH)君純正の照明は6V〜8V×20W〜40W仕様(博士推測)。 家庭用の100Vから降圧するにはスライダックが必要ですがWEBで調べた所、数万円するものらしいです。 うーん。

 色々と調べた結果、秋月電子の「大容量出力可変安定化電源キット」に行き着きました。 入力として直流電源(スライダック+ブリッジダイオード)が必要なものの、低価格で直流可変電圧出力の可能なキットです。 ちなみに電球は交流でもなんら支障はありませんが、この時点では(電気に暗い博士は)電球=乾電池=直流と思っていたのです。 お恥ずかしい。 ともかく、スライダック+ブリッジダイオードを市販のADアダプターで代用する、というひらめきを得て自らの知識不足を顧みず秋月電子に注文したのでした。

 届いたキットは基盤に部品図が印刷されているくらい親切なものですが ... 。 化学系の博士にはさっぱりです。 ちなみに物理・機械・生物系の知人にそれぞれ聞いてみたのですがやはり電気はさっぱりとのこと。 同じ技術系と言いながらもこんなもんです。 


【大容量出力可変安定化電源キット】

 ともかく、完成しました。 はんだごてを握るなど、ましてや基盤にはんだづけするなど、中学の技術家庭科以来です。 余談ですが日本の「技術家庭科(中学)」はあくまでも「家庭」の域を出ず、欧米レベルの「技術教育」には到底及ばないそうです。 欧米崇拝ではありませんよ。 ただ、「技術立国日本」からすればどんな国にも遅れをとってはいけないはずです。 「工学」系で学位をとった博士にして電気にはさっぱり、というのは博士個人の不勉強を差し引いても本邦における科学技術教育の不備を物語るものかもしれません。

 閑話休題。

 さっそく、動作試験をしましょう。 組み上がったキットの入力側に12V5AのADアダプターを接続します。 出力側には一緒に買ったテスターを接続し、通電してみると思惑通り0〜12V(予定使用範囲は0〜8V)のコントロールができました。 ふふふ。 成功の確信を持って電球をつなぎ、0Vからはじめて昇圧するとすーっと明るさがまして行きます。 直視できないくらいの明るさ、8Vで止めて万歳をしていると .... 。 30秒程度ですーっと真っ暗に。 あれ? すぐにSWを切って点検します。 降圧の為のチップが触れないくらいに熱くなっています。 どうも「大容量」といいつつも放熱の束縛からは逃れ得ない様です。 うーん。


【通電試験】

 この難題に対して色々と考えました。 放熱器といえばMacのCPUのがあったな、とか。 結局どう解決したかというと ... 。


【オリンパス純正スライダックTE-II】

 なんと、ヤフオクでお誂え向きの純正スライダックが出品されているではないですか。 さっそく入札&落札しました。 だって、動作を保証している純正スライダックなんてなかなかお目にかかれないものですから。

 「自作」はかないませんでしたがともかく電源は確保できました。 次回はいよいよ観察編です。



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双眼顕微鏡の世界(その4)光源部分のクリーニングへ
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★結局「自作電源」は不発に終わりました。 今にして思えば秋月電子のADアダプター(安価)を3つ4つ揃えてローターリ−SWと合わせ、例えば4→6→8Vの段階的な変圧装置を作っても良いかもしれません。