双眼顕微鏡の世界(その2)レンズのクリーニング
(オリンパス顕微鏡EHCr Bi-I型)のレストア、観察、改造)

 「ジャンク」なOLYMPUS(EH)君。 まぁ、購入時の状態の見え味を確認しましょう。 うわ〜。 なんか、目をつけるとなんか病気がうつりそう(偏見ですな)。 .....  何にも見えません。 五里霧中の世界です。 ともかく、レンズだけでもクリーニングしなくては。

 充実のレンズ群ですね。 しかし、すべからく曇っています。 通常レンズのクリーニングはアルコール拭きで済ませている博士ですが .... 。 なんか、じゃりじゃりしていそう。


【写真2-1. 接眼レンズ群】

 致し方有りません。 セオリーからは外れますが、分解した上で水をじゃぶじゃぶとかけ、洗剤で洗いました。 これで殆どのホコリ&カビは落ちましたが、若干曇りが残ります。 うーん、どうしよう。


【写真2-2. 接眼レンズの分解】

 次に対物レンズ。 これまたひどいですね。 そもそもレボルバーに固着していて外れません。 うーん。 ここで新兵器。 「傷が付かないプライヤー」です(商品名を失念してしまいました)。 どれもひどかったのですが特にひどかったのが10×レンズ。 写真2-3(左)を御覧ください。

  
【写真2-3. 10×レンズ】
クリーニング前(左)→クリーニング後(右)

 これもアルコールではらちがあかず、「水拭き」しました。 完璧とは言えないまでもかなりきれいになりました。

 お次は外観。 昨日に関係ないとは言え、対物レンズの筒がキラリと光らなくっちゃね。 いつものごとくクリームクレンザーで磨きますが .... 。 あっ。 磨く前の写真を撮るのを忘れていた。 写真2-4は左が磨き終えた外筒、中央が半分だけ磨いた外筒、右が少し磨き残しのある外筒です。 写真中央の磨き残した部分(右側)、これがべたーっと全体をおおっていたんですから。 触ると手が汚れそう(というよりも確実に汚れる)でした。


【写真2-4. 外筒】

 磨けばびっくりするくらい綺麗になります。 頑張って磨きましょう。 全てを磨き終え、錆び防止に薄く油をひくと購入時からは信じられないくらい「美品」となります。 少なくとも外観だけは(写真2-5)。


【写真2-5. 磨き終えた対物レンズ群】

 では、改めて覗いてみましょう。 ......  対象が見える事は見えるのですが .... 。 試しに対物レンズをOLYMPUS(GC)君に装着してみると問題なく観察できます。 .......

 ハッキリ言えば双眼接眼部のプリズム、内部照明装置のレンズ群がことごとくカビ&ホコリで曇っているのです。 次回はこちらを料理しましょう。



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★「ジャンク」ということは覚悟していたのですが ..... 。 いやー、本当にすごいですね。 もっとも部品自体の割れ・欠けはないのでていねいに磨いていけばなんとかなりそうです。 しかし、正直言って「ジャンクビギナー」にはお勧めできませんね。