双眼顕微鏡の世界(その1)導入編
(オリンパス顕微鏡EHCr Bi-I型)のレストア、観察、改造)


双眼顕微鏡の世界(その1)OLYMPUS(EH)君導入編へ
双眼顕微鏡の世界(その2)レンズのクリーニングへ
双眼顕微鏡の世界(その3)接眼部のクリーニングへ
双眼顕微鏡の世界(その4)光源部分のクリーニングへ
双眼顕微鏡の世界(その5)外装のクリーニングへ
双眼顕微鏡の世界(その6)電源自作の試みへ
双眼顕微鏡の世界(その7)見え味堪能へ
双眼顕微鏡の世界(その8)3眼鏡筒化へ

 さとう研の顕微鏡群もずいぶん充実してきました。(と、いうよりも個人としてこんなに集める必要が有るのか?) しかし、一般的に双眼である実体顕微鏡(SZ-40)を除けばすべて単眼仕様です。 やはり人間は2つの目でものをみるもの。 片目で顕微鏡を覗くのは少し疲れます。 双眼顕微鏡が欲しいなぁ。

 と、いうわけで .... 。 というわけでも無いのですがついに双眼顕微鏡を導入する運びとなりました。 今回導入したのはオリンパス顕微鏡EHCr Bi-I型です(えらい長い名前ですね)。

 
【写真1-1. オリンパス顕微鏡 EHCr Bi-I】


 メーカー : オリンパス(OLYMPUS)
 機種名  : EHCr Bi-I
 対物レンズ: 4X 0.10、10X 0.25、40X 0.65、100X 1.30(油浸)
 接眼レンズ: P7X(2本)、WF10X(2本)、P15X(2本)
 鏡筒形式 : 45°傾斜 双眼
 焦点調節 : ステージ上下動式、粗動ハンドル、微動ハンドル
 ステージ : 角型固定式、X-Y微動装置
 集光装置 : アッベ式コンデンサー NA=1.25
 照明   : 本来はタングステンランプ&トランス さとう研導入機では欠品
 サイズ  : 17cm×40cm×28cm(W×H×D、外寸、照明装置含まず)
 重量   : 7.3 Kg(サイズ、重量ともに博士実測)
 製造年  : 昭和44年(1969年)
 特徴   : ケーラー照明内蔵、写真撮影用の直筒付属


 写真1-1を見たら結構程度がいいなぁ、と思うでしょう? ところがどっこい、博士がそんな「マトモ」なものを買う訳が無いじゃないですか(当然ヤフオクですけど)。 さすがに鏡基がまがっている事はなかったけど .... 。 前オーナーはどこぞの町立病院。 やばいですね。 まず、「町立」。 個人のモノではないのでメンテがおろそかになるのは当然です。 そして「病院」。 プロが道具として使っていたものです。 酷使されたことは間違い有りません。 ましてや昭和44年購入の機器が今頃出てくると言う事は長い間「遊休品」として棚に置き去りにされてきたのに違い有りません。


【写真1-2. 接眼部】

 実際、さとう研にやってきたOLYMPUS(EH)君。 危惧した以上のジャンクでした。 なにしろ全てのガラス面がほこり&かびにおかされています。 写真1-2で接眼レンズがまったくのくもりガラスになっているのが分りますか?

 外装も当然のごとくくすんでいますし、全てのメッキ面が錆びだらけなのも言うまでもありません(写真1-3)。


【写真1-3. 当然、全てのメッキ面は錆付いています】

 まぁ、ともかくレストアしがいのあることは間違い有りません。 これまでの顕微鏡レストアはまさにこのためにあったのか? TIYODA(B型)君、OLYMPUS(GC)君(単眼&直筒仕様)に比べて傾斜&双眼仕様のOLYMPUS(EH)君は圧倒的に複雑な機構を持っているでしょう。 いやー、楽しみです。



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★1年前の博士ならばまず避けたでしょう。 作業を楽しめるなど、博士も大人になったものです。
★これまでのヤフオク遍歴を総括すると? 程度の良いのは個人>大学の練習用払い下げ>>病院での実用品払い下げ、となる様です。 グレードの高さの順は逆になるんですけどね。