続昭和初期の顕微鏡の世界(その5)レストア終了
(協和顕微鏡のレストア)
07.4.29公開
対物レンズに比べれば接眼レンズの精度は低いそうで、分解掃除も気軽に出来ます。 というか、分解掃除しなくてはカビだらけなものですから....。 協和KH型では接眼レンズ内のスリーブ内部が真鍮の金ぴか色のままですし、レンズのコバ塗りもされていません。 ただ、オリンパスもそうでしたし、ここを対策しても大した効果は実感できないのは確かです。 そんなところにコストをかけられないのは大量生産品の宿命ですが、だからこそ我々素人がいじるところがあって楽しめるというものです。 もっとも今回は素のままで楽しみたかったので何も手は加えていません。

【写真4-1. 接眼レンズ】
コンデンサーのレンズをばらすのは初めてですね。 特にトップレンズはばらさなくても相当曲率の高いレンズだろうことが伺えますが...。 なんと、ビー玉ですね、殆ど。 アクロマートコンデンサーのトップレンズはもっと巨大なのでばらしたらさぞかし面白いと思います。

【写真5-2. コンデンサー】
外装のクリーニングもいつものごとく進めましたが...。 うーん。 メッキ部分を磨くとすぐに地肌が見えてしまうのは前にレポートした通りですが、黒塗装面もつや出しコンパウンドで磨いても輝いてくれません。 自動車用の顔料入りワックスで磨けば輝くかもしれませんがそこまではしていません。

【写真5-3. レストア終了】
何はともあれ、各パーツのクリーニングが終わりました。 組み立ててみると、なかなか格好良いじゃないですか。 今までの苦労が報われるというものです。 では、見え味を堪能しましょう。 素人が分解&再度組み立てた対物レンズです。 見え味に悪影響があるはずなのですが...ビクセンの市販プレパラートを見る程度では特に問題ありません。 ただ、同焦点性はやっぱり良くありませんね。 対物4倍はとんでもなくずれているし、対物40倍→対物10倍のずれも大きめです。 これも博士の分解が影響している可能性もありますがどうなんでしょうね?
その1 協和顕微鏡導入編へ
その2 Carl zeissレンズの見え味へ
その3 対物レンズのクリーニングへ
その4 メカニカルステージのクリーニングへ
その5 レストア終了へ
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★ちなみに収納箱も往生しました。 レンズケースなどの小箱は隙間が空いているので補修し、フェルトのクッションは朽ち果てていたので貼り直し...。 まぁ、なんだかんだと言いながら使えるセットになったのだから良しとしましょう。