続昭和初期の顕微鏡の世界(その2)Carl Zeissレンズの見え味
(協和顕微鏡のレストア、観察、改造)     06.12.2公開

 まずは気になるカールツァイス対物レンズから始めましょうか。 KYOWAブランド対物レンズのクロームメッキ(?)に対して真鍮地金。 いやがおうにも目立ちますね。 ケースも他のレンズがプラスチック製なのに対して金属製で高級感たっぷりです。 本体には「1/12" Fl CARL ZEISS JENA 9990」、「HI 100 1.30」の表示が有ります。 外装もくたびれ、レンズも汚れていましたが、「腐っても鯛」。 なにしろカールツァイスです。 せっかくだから見え味を試してみたいじゃないですか。

 さっそくクリーニングしてみましたが幸いにしてレンズ裏側にはカビが無かったらしく、表面だけのクリーニングで使えそうです。 協和(KH型)鏡基はまだホコリをかぶったままなのでオリンパス(EH型)に装着し、オリンパス製の100倍対物レンズと比較してみました。


【写真2-1. カールツァイス100倍対物レンズ】

 ちょうど良い観察対象が見当たらず、アヒルの羽毛(耳かきの梵天)を見てみました。 そもそも100倍レンズで観察するような対象ではないのですが .... 。 機械的鏡筒長がEH型の160mmに対してこのカールツァイスレンズは170mm。 無理はあるはずですが博士程度の観察眼&羽毛程度の観察対象ではオリンパスアクロマアート100倍レンズと差は見いだせません。

 
【写真2-2. アヒルの羽毛(左:カールツァイス100倍対物レンズ、右:オリンパス100倍対物レンズ】

 ともかく使える事は分かりました。 協和(KH型)をレストアした暁にはきちんとした組み合わせで試してみたいものです。




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その3 対物レンズのクリーニングへ
その4 メカニカルステージのクリーニングへ
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★それにしても油浸レンズは取り扱いが面倒ですね。 よっぽど解像度が必要な時くらいしか使う気になれません。