身近なものの観察!シリーズ

岩石標本の作製&観察(その6)

2007.5.27公開

 さて、高千穂峡で拾った石の続きです。 山肌に埋もれていた石(1)ですが、薄片にしたら多孔質であることが良くわかります。 「?」 写真6-1左側をご覧下さい。 隙間だらけでしょう? それにしても.... いかにも結晶質でなさそうですね。 でもクロスニコル下で見るとちゃんと結晶粒もありますよ。 どうも世の中結晶だらけのようです。

 
【写真6-1. 高千穂峡でひろった石(1):山肌に埋もれていたもの】
左:オープンニコル  右:クロスニコル

 遊歩道の脇に落ちていた石(2)は見た目に粒があるし、期待しましたが? オープンニコル下(写真6-2左側)でみるといかにも結晶!といった粒が見えます。 もちろん肉眼で見えるくらいの結晶粒はもっと大きいですよ。 大きすぎて写真に写すと結晶らしくないんですよね。 学術的に大きな岩石標本(薄片)を作る理由がやっと分かりました。 岩石の中の結晶粒ってのは博士が想像していたよりもずっと大きいんですね。 それだから観察対象も大きくしておかないと「木を見て森を見ず」になっちゃうんでしょうね。 閑話休題。 薄片にする前は石(2)の方が白っぽかったのに、薄片にするとむしろ黒い(不透明)な部分が多いですね。

 ふーむ。 おなじ高千穂峡谷から拾ってきた石ですが、見た目も違うけど中身も違うんですね。

 
【写真6-2. 高千穂峡でひろった石(2):遊歩道の脇に落ちていたもの】
左:オープンニコル  右:クロスニコル

 それにしても接着剤の泡が見苦しいですね。 お恥ずかしい。




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★中学校、高校で岩石について習ったはず(地学)ですが、どうも印象が薄いですね。 何気なく落ちている石も見方を変えればこんなにも美しいんですから、工夫すればそうとう印象深い授業になりそうな気がするんですけどね。