身近なものの観察!シリーズ
岩石標本の作製&観察(その4)
2007.4.22公開
なんとか岩石の薄片標本の作製が出来るようになってきました。 となると、ちゃんと名前の分かる標本を作ってみたいし、観察してみたいですね。 そう、庭に落ちている石にもちゃんと名前はあるはずなのですが....。 うーん。 博士も中学を出た訳ですから岩石の種類くらい知っているはずなのですが? なぜか記憶が全くありません。
そこで目をつけたのが岩石標本セット。 たかが石ころにお金をかけるのもどうかと思いますが、本人が全国各地を回って収集してくるのに比べれば圧倒的にコストパフォーマンスは高いと言えます。 いつものヤフオクで手に入れたそれは、中学生向けの教材だそうです。

【写真4-1. 実体顕微鏡で観察】
いつものごとくあすぱらサラダちゃんが観察を開始します。 どこの家庭でも二人目の子供の方が目ざといというか、長子の方がぼーっとしているものでしょうか? しばらく観察していましたが、やっぱりたかが石っころ。 すぐに飽きてしまいます。 ... その後、博士一人でじっくりと観察してみました。 なるほど、中学生向けだけあって違いがよくわかりますね(違いが良くわかる石をセットにしている、ということです)。

【写真4-2. 岩石標本セット】
さて、まずは安山岩から攻めてみましょうか。 理由は二つ。 これまで薄片にしたのはどれも堆積岩のようですから火成岩を見てみたい、と思った事。 もう一つの理由は、ただ単にあいうえお順で並べると一番前だからです。

【写真4-3.安山岩】
さすが火成岩ですね。 肉眼で見えるくらいの大きな結晶粒がゴロゴロしています。 写真4-3の下側にある物差しの一目盛りが1mmですからどれくらいの大きさがあるかお分かりになると思います。 では、定法に従って薄片標本にしてみましょう。

【写真4-4. 安山岩薄片試料の偏光顕微鏡観察像(対物10倍)】
(左:オープンニコル 右:クロスニコル)
おおっ。 これぞ博士の思い描いてきた岩石標本ですね。 オープンニコルでは透明か、やや黄色っぽい結晶粒が、クロスニコルでは実にカラフルな装いを見せます。 もっともあんまりカラフルなのでまだまだ薄片の厚みが大きいのかもしれませんが、まぁいいじゃないですか。
これにはサラダちゃん達も「おおっ」。 少しずつ他の石も攻めていこうと思います。
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★ちなみにセットの内容は以下の通りです。たい積岩(砂岩、礫岩、泥岩、粘板岩、凝灰岩、軽石質凝灰岩、石灰岩、チャート、フズリナ石灰岩)、火成岩(輝石安山岩、玄武岩、両雲母花崗岩)。堆積岩がたい積岩だったり、全ての名前にふりがながふってあったり... やっぱり教材ですね。
★ちなみに安山岩という名前の由来はアンデス山脈から来ているそうです。 アンデスメロンとは関係ないんですね。