身近なものの観察!シリーズ

「CD-R記録面の観察(CDの観察(その4))」

2006.11.11公開


 「その2」でCD-Rを観察し、CDのように整然と並んだピットを見いだす事が出来ず、「面白くない」などと結論してしまいましたが .... ごめんなさい、間違っていました。 今回、やっとまともに観察する事に成功したので改めてレポートします。

 「その3」で金属顕微鏡を使ってCDの記録面が簡単に見える事に気を良くし、さらにCD-Rにも再挑戦しました。 「その2」同様にレーベル面にカッターナイフで切り込みを入れてアルミニウム面を切り出し、覗いてみると? 前回同様、筋しか見えませんね。 筋の上に点があるような、ないような?。 ふとアルミニウム面を切り出したあとのディスクを見ると記録した跡(少し色が変わって見えますよね?)が残っているじゃないですか。 という事はCD-Rの記録を司る「色素」はアルミニウム面ではなく、ディスクに塗布されていたのか?


【CD-Rのレーベル面をはがしてディスク面を観察(手前のスライドグラスは切り出したレーベル面)】

 レーベル面を剥がした側から観察すると .... なんとまぁ、ちゃんと見えるじゃないですか。 写真下側の未記録部分がただの筋であるのに比べて写真上側の記録部分はCDのピットに相当する模様となっています。 「相当する」と言っても人間の目にはだいぶ違って見えますがドライブのレーザーピックアップにとっては同じように見えるんでしょうね、たぶん。 ちなみに「その3」で試したようにグリーンフィルターをかまして撮影し、Mac上でモノクロ化しています。


(写真をクリックすると拡大します)
【CD-Rのレーベル面をはがしたディスク面(オリンパス(MF君)対物M40X、接眼P15X、反射照明)】

 では透過照明では? 簡単のためオリンパス(MF君)のミラーを使ってコンデンサーなしの照明で見てみましたが、ちゃんと見えますね。 生物顕微鏡の透過照明の場合、ディスク本体の樹脂により調整がちょっとだけ厄介かもしれませんがコンデンサーなしでもこれだけ見えるのだから大丈夫でしょう。




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★CD-R記録面の謎が解けた、というよりも博士の恥ずかしい勘違いを訂正できて良かったです。 なにぶん、アルミニウム面に色素がコーティングされていると思い込んでいたものですから。 剥離したアルミニウム面が着色していない事から分ったはずなんですけどね。 思い込みは人の目を曇らせるものです。