顕微鏡アクセサリー(その6)外付けケーラー照明装置
(顕微鏡観察のアクセサリー紹介)
05.11.9公開
反射鏡しか装備していない顕微鏡でもケーラー照明を実現する装置です。 いつものヤフオクで入手したのはオリンパスのスライダック「TE-II」と「ケーラー照明装置(正式名は?)」です。 もともとOLYMPUS(EH)君の電源が欲しかったのですが、照明装置が付いてきた、という次第です。 しかしながらこいつのお陰でTIYODA(B型)君、TIYODA(FUR型)君、OLYMPUS(GC)君、はてはビクセンSC-600君までケーラー照明が実現できてしまうのです。 いやがおうでも期待が高まります。
まずは外観から。 電源と照明装置のデザインが統一されていて良い感じです。 写真では分かりにくいのですが渋めのシルバーです。 しかし、この頃のオリンパス顕微鏡はねずみ色が主流。 こっちの方が高級感があったような?

【外付けケーラー照明装置】
操作は比較的単純です。 メインスイッチは(A)。 電圧はノブ(C)で調整しますが、ノブ(B)で、任意の電圧以上に上がらないように設定できます。 接眼鏡から眼を離さずに手探りで明るさを調整する時に、電球の上限電圧を超えないようにする配慮だと思います。 なお、メーター(D)では6V以上が赤字になっており、ノブ(B)も通常では8V以上に設定できないようになっています。 います。 付属の電球の適正範囲が6-8Vのためだからでしょう。

【操作系】
照明部は主に前部と後部に別れます。 前部には可動式の絞り「視野絞り」(E)と、視野レンズ、フィルター受け(G)があります。 後部はノブ(F)で前後にスライドします。 これは照明の調整の際、電球フィラメントの像を開口絞りに結像させる為に用います。 照明のおしりを外すとランプハウスです。 これはOLYMPUS(EH)君のランプハウスと全く同じですね。 ノブ(H)とノブ(I)で電球の方向を調整し、光軸を合わせる訳です。
さぁ、実際に使ってみましょう。 オリンパスの製品なんだからOLYMPUS(GC)君と合わせたかったのですが、あいにくさとう研のOLYMPUS(GC)君はLED仕様となっています。 レストアしたばかりのTIYODA(FUR型)君に御登場頂きましょう。

【使用の図】
ケーラー照明の実際は専門書、あるいは他の諸先輩HPに譲ります。 ともかく、スタンドの位置と照明装置の角度、ノブ(F)、顕微鏡の反射鏡を調整してフィラメントの像を開口絞りに、視野絞りの像をプレパラート面に結像させます。 気が短い人にはまず不可能な作業です。

【フィラメントの像(これが見えるまで頑張れ!)】
いやー、たまりませんね。 ケーラー照明内蔵の顕微鏡では照明系の位置関係はほぼ決まっているので慣れればすぐに出来ますが、..... 。 しかも対物レンズを交換する度に調整し直すんですからね ..... 。
せっかく調整したのでケーラー照明の(博士にとって)わかりやすい事例を。 下の写真は視野絞りなし、10倍対物レンズ×7倍接眼レンズの視野に絞った状態、40倍対物レンズ×7倍接眼レンズの視野に絞った状態で照明されたプレパラートの写真です。 光のフレアが出てちょっと分りづらいのですが、ケーラー照明が見る範囲以外の光をシャットしているのがわかるでしょう? また、顕微鏡の視野が実際どの程度なのか、肉眼で確認できるのも面白い所です。

【プレパラートを照明する範囲】
左:視野絞りなし 中:対物レンズ10倍の視野 右:対物レンズ40倍の視野
これと同じ照明装置を博士の前の職場でも使っていました。 実体顕微鏡の照明装置として ..... 。 おそらく昔はちゃんとした使い方をしていたと思うのですが、いつの間にか使い方が忘れられ、単なるスポットライトと化していたのですね。 でも、さとう研でも結局スポットライトにしか使っていなかったりして .... 。
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