庭を探検!シリーズ(その1)
「蝉と蝶の観察」
夏、日中のBGMはなんと言っても蝉の鳴き声ですよね。 さとう研の庭も蝉にとっては格好の生活圏。 あすぱらサラダちゃんは抜け殻を見つけると「ゲットした!」と喜んで持ってくるのですが .... はるさめサラダちゃんはこれが恐くて逃げまどうハメになります。

【蝉の抜け殻】
しかし、いかにあすぱらサラダちゃんといえども成虫は恐いのです。 「おしっこをかけられる」とも聞かされていますし。

【みーん、みーん】
蝶は季節を問わずやってきます。 妙に大きな蝶が来たので捕まえてみました。 下の写真は虫かごに入れて観察している所ですが、12〜14cmくらいありました。 種類は??

【さとう研の庭ではあまり見かけない蝶】
蝶のりん粉、ビクセンの市販プレパラートでは見た事はありますが、自分でサンプリングした事はありません。 この機会に見てみる事にしましょう。 蝶さんにちょっとだけ我慢してもらってセロハンテープで軽くタッチ。 サンプリングできたりん粉はテープについたままスライドガラスに貼付けます。

【りん粉の観察】
今回観察したのは黒い蝶だったのでりん粉も黒ばっかり。 カラフルな蝶ではりん粉もカラフルなんでしょうね。 是非見てみたいものです。 なお、サラダちゃん達とはNikon(S)君で観察しましたが、夜中OLYMPUS(EH)君でも観察してみました。 やっぱり照明のしっかりしているOLYMPUS(EH)君の方が見え味がいい気がします。 でも取り出してパッと使おうと思うとケーラー照明のセットなど大変。 子供が興味を持続できる時間なんてあっというまですからね。 .... やっぱ、Nikon(S)君も手放せないなぁ。
その1:蝉と蝶の観察
その2:田んぼの水(プランクトン)の観察
その3:田んぼの水(プランクトン)の観察その2
その4:田んぼの水(プランクトン)の観察その3
その5:植物公園の池の水(プランクトン)の観察その1
その6:植物公園の池の水(プランクトン)の観察その2
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★今回の方法、セロハンテープサンプリング(?)は手軽でいいのですが、まじめに顕微鏡観察するとなると問題はあります。 まずはセロハンテープの均一性。 カバーガラスとは違ってベースのフィルムやノリの均一性は低いでしょうし、柔らかいので波打つこともあります。 これらは透過光線の異常な屈折を生むでしょう。 また、高倍率の対物レンズを使う事ができません。 セロハンテープの屈折率はどれ程あるのか分りませんが、ノーカバー近似だとすると10倍レンズではほぼ問題なくても40倍レンズでは本来の性能の90%が損なわれる訳です(下表)。 ただし、セロハンテープサンプリングなどするのは我々素人や小中学生の自由研究くらいなものですよね? なら御安心を。 学習用顕微鏡のNAは同一倍率でJIS規格顕微鏡の半分と言われますので(表記していない)ノーカバーによる影響は低いと思われます。
表. カバーグラス厚み誤差による像の結像への影響
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カバーグラス厚み誤差
対物レンズ NA 0.01mm 0.02mm ノーカバー
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10倍 0.25 100% 100% 97%
40倍 0.65 99% 96% 10%
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100%(影響無し)〜0%(結像しない)
井上勤監修『顕微鏡観察の基本』、p124、地人書館(1998)