2001.08.16
  8月に帰省し、人造池で釣りをしました。この池は、ある製紙メーカーの工場用水池で ダムから直接取水しており年間を通して低温で安定してます。この池の取水口で釣りをするのは、20年振りです。当時は、ブドウ虫やソーセージでウグイやオイカワが、まれにアマゴが釣れました。
釣りをはじめて20分何もアタリがなく、あきらめかけているとコツコツ。 あわせると、しばらく反応がなく「根掛り」かなと思うと突然横に走り出します。
 先調子の15尺の渓流竿で、中程から弓のように弧を描き尺上のウグイでも掛かったような引きです。走り出すと止まることなくタフな奴です。
 釣り上げると、見たこともない魚で、鰓の部分に黒の斑点があります。模様は、いかにもラージマウスバスのようで在来種ではない様です。この池も、とうとう悪食の外来種に占領された様です。10尾近く釣り上げると、きまって同じ型で20cm前後。しかし、こいつらに混じってフナを一尾だけ釣り上げることができ、ホッとしました。
ただ、ウグイ・オイカワの姿を拝めないのは、少し寂しい気持ちでした。
繁殖期になると腹を真っ赤に染めるあの魚影を、この池で見ることができるのでしょうか。
確かに、こんなに引きの強い魚ならスポーツフィッシングの対象には最高でしょう。 でも、外来種がなぜ繁殖力があるのか。(中には、在来種より弱い者もいるだろうが、こいつらは、在来種よりも勝っている。) 在来種をえさにその地を占領してして行くから、当然のように絶滅する種も存在します。
お願いですから、20年前の環境をそのまま残しておいて下さい。




2002.05.05
連休前日にギックリ腰になり、はるかとの約束のピクニックは簡単に済ますことにしました。
「おやまにゆきたい」の希望に、山を求めて関越道に乗り山が見えるまで走り続けました。もうすでに、帰りの規制ラッシュが始まっていて 登り車線は渋滞中。考えれば帰りはこのなかをはしるのかなぁ。 毎月、出張で走る道ですが、仕事以外で景色を観ると違った景色に気付きます。
 武尊山の頂上にはまだ残雪があり、あらためて自然の雄大さに驚きました。
 田舎育ちの私には、たまに自然の中に逃げ出さないと息が詰りそうになります。さわやかな空気・緑の木々・野鳥のさえずり・森林のかおり。心身のリフレッシュ、日頃のストレスの解消に最高です。
 しかし、別にそこまでしなくても、よく観察していると身の回りで十分に自然を感じられます。東京(都下)でも気をつけてみると緑が多く、この季節の新緑の木々は心を落ち着かせてくれます。 武蔵野はケヤキが多く よく見かけますが、この時期天に向かって新葉をのばす姿にたくましさを感じます。春先には、空き地の雑草の中につくし(土筆)も見つけることだってできます。

 岩崎輝雄博士によると、「森空間という自然の中で、五感に刺激を受けることは非常に大きな意味がある」という。 樹々は自浄作用として、周辺のバクテリアを殺すために揮発性の芳香物質、フィットンチッドを発散する。森の空気中の”可溶性ホルモン”とも言えるこの浮遊物質、フィットンチッドが人の五感などに効果的に作用し、様々な効果をもたらすのだそうだ。鎮静作用や除菌作用などにより、呼吸器系への効果はもちろん、副交感神経を刺激して精神の安定やリラクゼーション効果は特に高い。また天然の緑が持つ精神衛生上の効果や、眼精疲労を回復させる力も大きい。とりわけ、濃淡様々な色の緑に接することが効果的であると言う。(日経ビジネス2002.5.6より)



2002.11.03
 今年も、年間行事予定の紅葉狩りに行ってきました。
はるかとの約束だったどんぐり拾いもやっとのことで果たすことができました。
いざ、どんぐり拾いと言ってもドングリの木を見つけなくてはなりません。振り返ると子供の頃には、此処にドングリの木があり時期になれば何の苦労もなく拾ってましたネ。子供の頃の記憶を辿り、どんな木で、どんな葉っぱで、どんな場所にあったのか思い出そうと焦ってしまいました。
 車で、ひたすら雑木林をもとめて山道に分け入ると広葉樹の林があり車を止めました。林の中へ踏み入ると何か懐かしい独特のにおいがし、落ち葉の間にポツリポツリとどんぐりがおちています。
 はるかと一緒に林のなかでひろっつていると、栗鼠のように両手いっぱいにどんぐりを抱え跳びまわるはるかの方が見つけるのが早いようです。
ところで、どんぐりの種類が何種類あるか知ってますか?
 こんな アラカシ や、こんな マテバシイ などなど。また、こんな コナラ や、こんな クヌギ で、それぞれに葉っぱも形が違います。もう今では、名前や形は思い出せませんが、子供の頃には、識別できたような気がします。





2003.06.15
 梅雨の雨があがっている夕方に、遥の自転車の練習をしました。
思うように乗れずに遥は今にも泣きそうな顔でがんばっています。そのうち細かい雨も降り出してきて こちらもついついきつい口調になっていました。
 頭の上では、盛んにツバメのにぎやかな鳴き声が聞こえます。
小雨の降る空に目を移すと、電線には雨に羽を濡らした五羽のツバメがとまり、寄り添いながら時折盛んにさえずり続けています。
まだ、羽繕いの方法も知らないのか 少々ぎこちない燕尾服。全体に淡い色で頬の朱色も目立たない 巣を出たばかりの若鳥のようです。
 鳴き声の先には、親鳥です。親鳥がエサをくわえて戻ってくると、一斉に騒ぎはじめます。はじめのうちは、電線にとまった若鳥の口元まで食事を運んでいた親鳥たちは、次第に空中でホバリングし若鳥たちが飛びながらエサを受け取るように促しているようです。
見ていた一時間くらいの間に、親鳥たちは、入れ替わり立ち替わり何度もエサを運びましたが、親鳥の作戦どおりどんどん飛翔距離を伸ばし飛び方も板についてきました。
 今年巣立ったツバメたちは、もうこの冬には越冬地に向け渡って行かなければなりませんが、ツバメの下で自転車の練習をしている子には、渡りも多分必要ないだろうし、周りの同級生がもうしっかりと補助輪なしで自転車に乗っていることなど気にせずに、じっくりと焦らずに 褒め上げながら、なだめながら、気長に練習に付き添うことが必要だなと改めて感じた一日でした。

 追記 あっさりと補助輪なしで乗れました。(6月25日)




2004.07.09
今日は、仕事が夕暮れ前に片付き、早く帰ってはるかとお散歩にでかけました。
いつものようにトンボ網を肩にかつぎ虫かごを小脇に抱えいつもの出で立ちです。でも、今日に限って 飛んでいるトンボも少なく一匹も捕まえられません。
 トボトボと二人で帰る途中に蝉がうるさく鳴く 枝振りの良い大きな樹の植わった庭がありました。ニイニイゼミが何匹も競って鳴いていて遥も捕まえたくて捕まえたくて興奮ぎみです。でも、人のお家には、勝手には入れません。その先には、父さんが子供の頃毎日セミ取に明け暮れた小さなお社の杜があります。そこに足を踏み入れると33年前と同じ巨木が二本そのままに聳えています。
 日も暮れて短いトンボ網では、蝉を捕るのは無理です。上を見上げても蝉は はるか樹の上、届きません。しかし、土の上には、蝉の幼虫の抜け出した穴が何か所かありました。その穴を はるかとふたりでひとつひとつ掘り返しました。するとその中の一つには、まだ幼虫がいて、丹念に幼虫を潰さないように取り出すことができました。
(そういえば、小学校の裏のポプラの樹の下を毎日夕方なると近所の子と掘り返していました。)そのときは、なぜかアブラゼミの幼虫ばかりでしたが、今日は初めてのクマゼミです。父さんは年甲斐もなく心の中でガッツポーズ!! 家に帰って早速窓の網戸に幼虫をつかまらせ、人が見てると蝉になれないと娘を諭しカーテンを閉めて暗くしました。父さんも何度かみましたが、はるかもさすがに気になるようで午後11時頃まで眠れません。とうとう蝉になるのを確認しました。見つけた時には、興奮が最高潮になり大きな声で報告してくれました。




2005.05.05
  田舎に転勤で帰り、久しぶりにまた釣をはじめました。昨年の台風の影響と、高速道路の建設で川の様子も変わってしまっています。土砂の流失や倒木、流木が流れの岩に挟まり大きく流れを変えています。
 こうした光景も痛々しさを感じますが、一番悲しいのがきれいな自然の景色の中にコンクリートの高速道路の建設物があることです。そして護岸工事の跡がごっそりえぐりとられた所も何箇所か見かけました。
 もともと弱い箇所を補強しているのであたりまえですが、自然の脅威を感じます。山あいをぬう高速道の異質感もさることながら、山の本来持つ強度自体が落ちてきているように感じます。
 またダムの建設にしても、生活に必要なものでしょうが流域に棲む生物にとっては大変な環境変化をもたらします。建設によりダム湖とその下流域では確実に生態系に変化がおこります。私は、ただただ釣りたい魚たちがそこにいなくなるのが悲しいだけですが、ダムが出来ると、本来山林の栄養素を下流域そして海まで運ぶ川の役目が寸断されてしまいます。元気な山林を上流にを持つ川の下流の海は栄養素も豊富で良い漁場であるはずです。
 今年の春の川は、少し水量も少なく元気がないようです。でも魚たちは元気に羽虫を追いかけています。カジカのオタマジャクシも日だまりでひなたぼっこしています。







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