What's up, Rayados?
本日の一枚
テレビでも生でも
-応援しよう!-
過去の記録
初めての方へ

やっぱり生観戦!

メキシコリーグや代表の試合を観戦された皆様のレポート


4. 亀さんのチアパススタジアム訪問記 (2005年 11月)Jaguares 1 - 1 Tigres


亀さんのチアパススタジアム訪問記




Jaguares vs Tigres 1 - 1

 はるばるチアパス、ヴィクトル・マヌエル・レイナ・スタジアムまで、サッカー観戦に行ってまいりました。2005年開幕シーズンに行われたハグアレス対ティグレスの試合です。

 チケットですが、私たちは、ダンナの同僚の妹さんがトゥクストラに住んでいるということで、その方のご主人か息子さんがチケットを買ってくださいました。途中のトラブルとかあって、やや遅れてホテルに到着、教えられた番号に電話すると、そこまで届けに行くと言ってわざわざ来てくださいました。
 
チケットはこれ。
 ひとり250ペソ、正規の料金です。以前、ダンナの別の同僚がアメリカの試合を見にやはりはるばると来たことがあるんですが、当日券がなくてダフ屋から買ったら、一人当たり500ペソだったとか。四人連れだったので2000ペソ! しかもそれは庇のない(本来)安い席だったそうです。
 私たちの買ってもらったチケットは、西側の庇つき、ほぼ中央という席でした。

 まずはシャワーを浴びて着替えて(ティグレスの応援ユニに!)、ホテルのレストランで急いで食事。ボーイが私たちの格好を見てニヤニヤしてます。
 チケットの裏の注意書きをよく読んで、荷物をまとめて出発。通り抜けるレストランのボーイが「グッドラック!」と声をかけてくれました。
 タクシーを止めると、運転手さんもニヤニヤ。行き先は言わなくても走り出します。当たり前か。運転手さんももちろん(?)サッカー大好きで、ハグアレスのアメリカ戦はすごかったよねえ、でもテコス戦も別の意味ですごかったよ、信じらんないよあんなことが起こるなんて、などなど話が盛り上がりました。
 スタジアムの入り口はあそこ、と指し示してもらって降り、「いい試合になるといいね」と言い合って、さようなら。

 
何だか暗雲立ち込めるスタジアムです。

スタジアムの前に居並ぶ人たちはオレンジ一色。ハグアレスのサポーターしかいないですか、もしかして? 悪目立ちする青と山吹色の私たち、何となく小さくなりながら列に並びました。
 工事中のような塀が立っているところへ順番に入っていくんですが、女性と男性で係が違ったようです。
 私は阿呆なことに、寒いかもしれないからと鞄に上着、持っていった麦茶を入れたペットボトル、お菓子など重装備でした。でもチケットにはアルコール飲料は駄目、と書いてあったけど、普通の飲み物は書いてなかったもの〜。
 ところが、係のお姉さんが、麦茶ダメと言うんです。ええ〜、じゃあどうするの? ここに置いてってください。他にもいっぱい同じこと言われた人がいたらしく、飲みかけのペットボトルの陳列。わ、私の麦茶がぁ〜。でもしょうがないですね、と引き渡しました。
 ところがさらに鞄を覗いて、カメラを指して、電池が入ってないかと言うんです。電池なくて作動するような便利なデジカメ、あるなら私がほしいですがな。当然、電池入ってます。すると、電池ダメ、と言うんですね。はぁ? って言っちゃいました。すると、重ねて、そもそも写真撮影禁止だって言うんです。むあぁ、来たよ、難癖つけ。手にデジカメぶら下げたダンナはとっくに入ってるんですよ?
 しかしそこで、ダンナが近付いてきたのも効いたのか、もうひとりの係のお姉さんが慌てたように「あ、ちょっと待って! これはビデオカメラじゃないわ。いいからいいから」と言って通してくれました。私はちょっとむかついてたんで、どういうことですかと追及したかったんですが、せっかくこれから待望のサッカー観戦なのに、そんなことで気分悪くなるのも馬鹿らしいと思ってスルーしました。

 中へ入ると、入り口がいくつかに分かれていて、私たちの席は、と見回していると、鉢巻みたいな白いものの入った小さな袋をくれました。ひとり二個ずつ。何だろうと眺める間もなく、こっちだと教えられた入り口でまた持ち物検査がありました。カメラは問題なく、ただ鞄の底のほうに入っていたお菓子を見つけられ、これ何? いやあ、お腹空くかもと思って〜、と苦笑い。でもそのときのおばさんは、「あ〜、もういいから入りなさい」って感じでそのまま通してくれました。
 いや、ダンナの話し振りなどから、試合の最中でも退屈したりしてお腹すいたとか喉渇いたとかあるかな、と思っていろいろ持ってっちゃったんですよ〜。実際には90分あっという間、ハーフタイムもあちこち眺めたり隣の人とおしゃべりしたりで、気がつかないうちに過ぎてたんですけどね。阿呆でした。

 さて、ようやく中に入ると、うっはー、スタジアムだよ。ダンナの第一声は「うわ、ちっちゃいー」。ドイツ語だから周りの人にはわからないと思いますけどね。確かに、初めての私が見ても、小ぢんまりとしてました。収容人数2万5000人くらいらしいです。

 座席を探そうとしたんですが、どこに番号が書いてあるのかわからない。周りは相変わらずオレンジばっかりで、何となくちくちくと視線を感じてしまって居心地がよろしくない私たちなんですが、勇気を奮って、座っていたカップルに尋ねたら、とっても親切に教えてくれました。私たちは座席のほうを見上げて一生懸命セクションを探してたんですが、実は後ろの壁に書いてあったのでした。
 それでセクションを見つけ、列を確認しながら上がっていくと、私たちの列には通路側に子供連れの家族が。前の列が空いていたのでそこを通って、よっとまたいで上がりました。

 いやあ、座席もオレンジ、人もオレンジ。すごいです。私たちの席のすぐ後ろにはアステカのテレビカメラが。
 それからしばらくすると選手たちの家族が入ってきて、上のほうのVIP席(?)に上がっていきました。うわー、オルティスの奥さんだよ! うわー選手たちだよ、至近距離だよ! テレビで見てる人たちを自分の目で見ても、何だか実感なかったです。
 また、銀行 Banamex のお姉さんたちが回ってきて、さっきももらった白い鉢巻のようなものを入れた袋を列ごとにくれました。今度こそ落ち着いて何だろうと眺めてみると、ああ、なるほど、テレビでいつも見ていた、細長い棒状風船でした。ストローを差し込んで膨らませるようになってます。膨らませて喜んでいると、隣の男の子がじいっと見てるので、二本上げました。まだまだあるから平気です。けっこうぽんぽんと弾んで、いい感触。
 試合が終わってから、またストローを差し込むと空気が抜けると書いてあったのでやってみたんですが、うまく行かず。みんな同じらしくて、そこらにいっぱい転がっていたので、私たちも転がしてきました。

 席が良かったのもあると思いますが、スタジアムがちっちゃいのでフィールドは本当によく見えました。双眼鏡も持っていったんだけど、それで覗くと選手の表情までくっきり見えるくらい。試合前の練習をしている選手たちを覗いて遊んでたんですが、どうも、私が双眼鏡を向けると選手もこっちを見るような……。慌てて逸らしたりしてたんですが、あとから考えると、目立つティグレス色のシャツの変な外人が双眼鏡で覗いてたら、目のいいサッカー選手たちだってそりゃあ気が付きますわな。いっそ手でも振ったらよかったなー、と後から悔やんでも遅い。
これは試合前の練習中。まだそんなに観客が入ってません。
 スタジアムの場内放送がけっこううるさくて、選手の名前とか叫んでます。試合の最中でも、盛り上げるためなんでしょうけど、ぐあああああう!とかすごい叫び声、あれはジャガーの叫び? いいけど、あれやってる人、喉が嗄れないのかなあ、と感心しました。

 ハーフタイム中は別に余興もなく、なんだかちょっと駆けっこみたいなことをしてはいましたが、基本的には何もなしです。

 応援はもちろんハグアレス一色で、いきなり冒頭でガイタン(ティグレス)がゴールしたときには、重〜い沈黙が。ティグレスの応援団もいないので、選手たちが黙々と(本当は声を上げてるんでしょうが、さすがにそれまでは聞こえない)集まって積み重なって喜んで、また黙々と散っていった、という感じで、そこはテレビと大きな違いを感じました。
ティグレスのセットプレー。オルティスが中腰に構え、左端では両チーム選手の押し合いへし合い。手前はハグアレスのテナ監督。
 試合の結果は1−1と凡庸な引き分けでした。

 帰りのタクシーの運転手さんも、サッカー大好きで、ずっとそんな話をしながらホテルまで。
 ホテルの部屋のテレビをつけると、あら、今見てきたばかりの試合を再放送でやってます。ああ、チアパススタジアムの試合はカメラが近いです。ズーム機能が立派なカメラを使ってるわけじゃなかったんだ、とこのときようやく気が付きました。
 再放送を見ながら試合のおさらい。それからチャンネルを替えるとまたやってます。半分終わって別のチャンネルにすると、またやってる。さすが地元〜。きっと一晩中、どこかの局で再放送してるんでしょうね〜。