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ウーゴ・ヨンチェスさんとのりのメキシコサッカーにまつわるいろいろなおしゃべり

第ニ話 「オーレ!」 (5/20/2002)
第2話 「オ〜レ!」


ウーゴ氏と私は2杯目のビールを既に終わらせていた。まわりの席が次々と埋まって行く。夜はこれからだ。

のり 「そメキシコの人たちが一番乗ってる時に出る「オ〜レ!」という「応援」というか「かけ声」もそういえば忘れちゃいけないですね。実際のところ、ディフェンダーが時間稼ぎしてるだけなのに、あの『オ〜レ!』が出ると、非常になんと言うか…」

ウーゴ

「言われた方は非常にムカツクよね(笑)。」

のり

「そうそう。『思いっきりバカにしてます』って感じしますよね。」

ウーゴ 「でも、彼等が情けないプレーしてる時に観客が不満の声として、相手の球回しに『オ〜レ!』をかけると、プレーしてるメキシコ代表は…」

のり 「嫌〜な気分でしょうね。日本ではそういう嫌な気分を味わう程メキシコからの応援は来ないでしょうし、そこまで情けないことはしないでほしいですが(苦笑)、日本の皆さんにはぜひメキシコが乗っている時に、パスにあわせてぜひ『オ〜レ!』と言ってほしいですね。」

「そういえば話は全然違いますけど、前回メキシコシティ来た時に食べたモレ・ポブラノは忘れられないですね。先日同僚が出張で来た時にメキシコレストランに連れて行って、モレ・ポブラノ味見させてあげたんです。もちろん前回食べたモレ・ポブラノには及ぶべくもありませんけど、まぁまぁでした。同僚は最初チョコレートと聞いてぎょっとしてたんですけどね、「食べたことない味」って行って、結構楽しんでました。日本人にとってメキシコというと「タコス、サボテン、ソンブレロ」となっちゃうんですが(苦笑)、メキシコの食事はタコスとかスナックばかりじゃないってこともっと紹介してほしいなぁと思いますね。」 

「話をサッカーに戻して、やっぱり好調の時ばかりじゃないし、本当の応援ってどちらかというと『負けてる時』とかですもんね。そう言う時はやはり『シ セ プエデ!ですよね。私がJリーグで応援してた頃はそういう場面は『ゴール!ゴール!』と連呼してましたけど…。」

ウーゴ 「メキシコで『ゴール、ゴール』というのは聞いたことないね。そのかわり、『シ セ プエデ!』の連呼だよね。やっぱり。あとはもちろん基本中の基本『メヒコ メヒコ』の大合唱ね。」

のり 「スタジアムどれだけメキシコの応援してくれるでしょうね。楽しみだなぁ。」


ウーゴ 「そういえば、最近のTV Aztecaのコマーシャル見た?」

のり 「あのホセ・ラモン・フェルナンデス(注:TV Aztecaのスポーツキャスターとして30年近くのキャリアを持っている人)が中国服で登場して、まわりのコメンテーターが黒帯の柔道着で出てくるやつですか?」

ウーゴ 「そうそう!あれってとんだ勘違いだよね。」

のり

「メキシコ人にとっては中国、日本、韓国は違いつかないでしょうね。日本人に『コスタリカ、ホンデュラス、ニカラグアの違いを説明せよ』って言ったって、ほとんどの人はまず『それどこ?』でしょうし…。」

ウーゴ 「まぁでも、このワールドカップはメキシコ人にとっても日本という国を知る良い機会になるのは間違いないでしょう。イメージ多少修正されるかな。」

のり

「そのTV AztecaのDeporTV(注:ホセ・ラモンがキャスターを勤める長寿番組。日曜日の夕方6時から2時間の強力なスポーツ番組で、もちろん殆どの時間はサッカーに費やされる)にパペットが出てくるのですが、最近怪しい韓国人のような日本人のようなのが出て来てますよね。」

ウーゴ 「『タチリト サン』ね(爆笑)」

のり

「そうそう。怪しいスペイン語訛りで、自分のこと『タチリト サン』とか『ありがと』とか喋ってる。」

ウーゴ 「あの日本語の「さん」は何故かみんな知ってるよね。」

のり 「そうなんですよね。なんででしょう?タチリト サンでわらっちゃったのは、眼が(^^)なんですよね。ホセ・ラモンの人形とかはきちんと瞳があるのに。やっぱり、笑うと眼が無くなるのは、日本人や韓国人に特徴的だもんねぇ〜と妙に納得しちゃいました。」

ウーゴ 「ワールドカップ中、日本についてどういう報道がされるのか興味あるね。」

のり 「そうですね。メキシコの人が『良い大会だった』って言ってくれる様な経験ができたらいいですね。」

ウーゴ

「ま、それに関しては代表の活躍次第だけどね(苦笑)」


そうして更にサッカーの話は続いたのだった。

2話終わり