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7月1日
グアダラハラに到着してから連日ハードに歩き回っていて、バケーションと言うよりはシティトレッキングという趣であった。そこで、のんびりする一日もいいなぁと思い、今日はプラサのベンチで座ってのんびりすることにした。
その前に、メルカド・リベルタドに散歩に出かけることにした。メルカド・リベルタドというのは3階建てのメキシコ版伝統的ショッピングモールである。ひとつのお店が10平米ぐらいで、迷路の様にお店が並んでいるのである。秋葉原のパーツやが並んでいるビルをご存知の方ならそこを想像してもらうと非常に近い。実際にここで物を買うと高いのか安いのかは知らないが、観光客も含めていつも人でごった返している。ここはトナラと違って土産物屋の店員が熱心に呼び込み勧誘を行うし、多少の値引きも可能だ。売っているもので大体分かれているようだが、調理器具売り場の隣に皮のジャケットを売っているかと思うと、楽器が並んでいたりする。果物や野菜もふんだんに積まれ、唐辛子の売店の色鮮やかさにも目を奪われる。もちろん日用品だけではなくて、DVDを売っていたり、パソコンの部品なんかもあったりする。まともなものも怪しいものも一緒に詰め込まれた感じである。そしてもちろん数々のフードスタンドが湯気を立てて客を誘っている。
メルカドを一通りひやかした後、プラサ・リベラシオンの日陰のベンチに腰をおろした。様々な人たちがベンチに座っている。中央の噴水には子供達が近寄っては水しぶきとたわむれていた。書類のフォルダを持った仕事中の人が足早にプラサを横切っていく。日曜日のエミリオ氏のデモンストレーションのセッティングは影も形もなくなって、いつものプラサ・リベラシオンに戻っていた。
このプラサにはひとつの銅像がある。イダルゴ神父が鎖を引きちぎっている銅像である。ガイドブックからの付け焼刃だが、このイダルゴ神父は9月16日に独立を志して蜂起した一人で、後にスペイン軍に捕まって処刑されるのだが、彼の志を継いだ人たちによって最終的にはメキシコが独立を勝ち取ったということである。メキシコの人たちはこのイダルゴ神父を忘れてはいない。9月15日は独立記念日だし、何処の都市にもイダルゴという通りが必ずあって大体はメインストリートだ。
このプラサ・リベラシオンのイダルゴ神父の銅像はものすごい形相で鎖を引きちぎっている迫力のあるものだ。しかし、この銅像を見るたびに、彼が夢見たであろう独立、人々の自由、子供達の歓声を毎日目の前にして、きっとこの銅像は幸せに違いないだろうと思ってしまうのだ。
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