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代表観戦記
開催日:2002年 7月13日
カテゴリー:ゴールドカップ
場所:アステカ・スタジアム(メキシコシティ)
対戦相手:ブラジル
結果:Mexico 1 - 0 Brazil

Player Number Start/exchange
Oswardo Sanchez 1 Titular
Fernando Sarazar 2 Titular
Gabriel Brisen~o 3 Titular
Ricardo Osorio 5 Titular
Octavio Valdez 6 Titular
Pabel Pardo 8 Titular
Jared Borgetti 9 Titular
Miguel Zepeda 10 Titular
Salvador Carmona 18 Titular
Rafael Garcia 20 Titular
Jesus Arellano 21 Titular
Daniel Osorno 11 Cambio
Luis Perez 14 Cambio
Juan Pablo Rodriguez 15 Cambio



Mexico vs Brazil 1ー0

メキシコ男子代表がアステカスタジアムで試合をしたのは久しぶりのことでした。6万人のお客さんを集めて行われた試合は、冴えないものの一応勝ったという、冗談の様な試合でした。

GKはオスワルド・サンチェス選手、ディフェンスは左からブリセーニョ選手、オソリオ選手、サラサール選手で、ディフェンシブハーフの位置にキャプテンのパルド選手、カルモナ選手と二人がポジションをとり、中盤にラファエル・「チキス」・ガルシア選手、ヴァルデス選手、アレジャノ選手、セペダ選手が入り、前線にボルゲッティ選手がワントップ気味に配置していました。

ブラジルはU-23の選手達をこの大会に送り込んで来ていました。

最初の見どころはブラジルに訪れました。前半11分カカ選手のシュートをサンチェス選手が弾いたものの、ボールの飛んで行った先にブラジル人が3人フリーで控えていたのです。サンチェス選手が必死にボールに飛びつきかきだし、サラサール選手がなんとかクリアしました。

20分最初の警告が出ました。ディエゴ選手を後ろから引っ掛けてアレジャノ選手に警告がでました。

23分ロビーニョ選手がドリブルでメキシコディフェンスを交わしてサンチェス選手と一対一になりシュートを放ちました。しかし、サンチェス選手がナイスセーブでゴールを許しませんでした。
24分今度は右からディエゴ選手がシュートを放ちました。しかし、ボールはオスワルド・サンチェス選手の正面に飛んでいきました。

メキシコの方は、25分オソリオ選手があがってミドルシュートを放ったりした以外は前半得点になりそうな予感のする攻撃はほとんどありませんでした。一つの理由は相変わらず右サイドの攻撃が混乱していたことです。アルジャノ選手、セペダ選手、カルモナ選手の連係が非常に悪かったこと、そして例によってセペダ選手のボールの持ち過ぎでボルゲッティ選手にボールが回る前にボールが奪われてしまうことも度々でした。セペダ選手は「ボールを前へ」と言うより「自らボールを持って前へ」という意識が強すぎ、結局囲まれてしまうのです。また、アレジャノ選手も自らにシュートチャンスがあるのに、ラストパスを出したがるという消極的な所がシュートを遠いものにしていました。そして、もう一つの理由は、また相変わらずボルゲッティ選手の足元にボールを出してオープンスペースへ走り込んでもらおうといった、「うまく行かない」と証明済攻撃を続けようとしていたことでした。

後半になり、ラボルペ監督も右サイドの混乱を修正すべくセペダ選手に代えてルイス・ペレス選手を投入しました。ペレス選手は「ボールを前へ」という意識を高く持っていて、少しメキシコの攻撃に動きが出てきました。

それに対抗すべく、後半8分ブラジルが最初の交代をおこないました。そして、9分にはカウンターアタックからブラジルのカカ選手がオスワルドと一対一になりましたが、オスワルドの捨て身(のファウル)と主審の見逃しで、サンチェス選手も警告をもらわずゴールにもならずメキシコは命拾いしました。

お互いに点が入らないし、効果的な攻撃の形が組み立てられずいらいらがつのりはじめました。11分ペレス選手が警告をもらい。19分パルド選手がディエゴ選手を突き倒して警告をもらいました。

後半22分ラボルペ監督は更に状況を変えるべく二人の選手を一気に交代させました。右サイドをドリブル突破しようとしてはブラジルのディフェンスに捕まりまくり、それらしい活躍のできなかったアレジャノ選手を下げて、ファン・パブロ・ロドリゲス選手を投入し、後半になって攻撃のなりを潜めていた左サイドのチキス・ガルシア選手を下げて、オソルノ選手を投入したのです。結果的にはこれが最後に効きました。

メキシコの選手も疲れて来ていたのだと思います。走るのが速いブラジルの選手達に振り切られる場面が幾度か見られました。26分ヴァルデス選手に警告がでました。そして、27分完全にオソリオ選手が振り切られ、カカ選手がサンチェス選手と一対一になりました。カカ選手はサンチェス選手を交わしてループシュートを放ちましたが、メキシコにとっては幸運にもボールはポストに当たりゴールに入りませんでした。ブラジル国内ではおそらくため息の風が吹いたことと思われます。

ここで運に見放されたブラジル代表は、その後高温と標高でパワーを使い切った様で「何がしたいのか分からない」状態になっていきました。28分ディエゴ選手が外れてニルマール選手が入りましたが、混迷を深めた様子でした。

そして、決勝点は34分に決まりました。オソルノ選手が左サイドを駆け上がり、クロスをあげ、ボルゲッティ選手がブラジルの長身ディフェンダーを交わしてヘッドを決めました。

38分バプティスタ選手からナツソン選手に代わりましたがこれも大勢に影響はありませんでした。42分パウロ・アルメイダ選手に、そして45分遅延行為でオスワルドに警告が出た以外は見どころもそれほどなく試合が終了しました。

ボルゲッティ選手はヘディングシュート「だけ」という事は余りに明らかな事実なのに、それをきちんと理解してボルゲッティ選手の頭にボールをぶつけることができたのはオソルノ選手だけだったと言えます。不可解なのはメキシコのコーナーキックです。毎回ショートコーナーを使い、多くの場合ゴール前にボールを放り込む以前にブラジル陣にボールを奪われていて、せっかくのヘディングシュートの場面をみすみす捨てていました。ラボルペ監督の指導なのでしょうが、どうにかしてもらいたいです。