「違う名前で出ています」(2001年夏期リーグ)
クルス・アスルの左サイドの攻撃を担う頼れる中盤、アルゼンチン人、アンヘル・”マテュテ”・モラレスは、ゴールの時のアンダーシャツパフォーマンスを除けば、普段のプレーでは感情的な表現をしたりしません。ファールで引っ掛けられても、激するでもなく、なんでもないような顔をして、割と黙々とプレーします。一度、ゴール前でパレンシアがシュートをミスした時に、なぜか凄く可笑しかったんでしょう。彼が爆笑しているのを見たことがあります。チャンスをミスったのですから笑ってる場合じゃぁないんですけどねぇ…。でも、何となく彼の気持ちもわからなくないです。余りに豪快なミスでしたから…。それを除けば、彼が感情表現を豊かにしているのを見る機会は余りないような気がします。しかし、その実彼はおちゃめな性格かも知れません。
私にとって最初、彼は「謎の人」だったのです。というのも、ある時は20番を背負っているかと思えば、ある時は28番。そして極め付けは、モラレスだったと思うと、マテュテに変わるからなのです。
「あれ?この前プレリベルタドーレスで20番背負っていた選手だよなぁ〜。ちがったっけ?」とリーグ戦28番の彼を見て思う訳です。
そして、「あれ?マテュテって別な選手?モラレスじゃなかったっけ?」と…。
今シーズン、リーグ戦は28番で変更はありませんが、前半はモラレスで後半はマテュテのユニフォームで登場しています。間違いなくハーフタイムに着替えてるっていうのはわかるんですけど、やっぱりまぎわらしいですね。
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「坊主になって出直してこい」(2001年冬期リーグ)
今シーズンに入って、10番だったアドマイティス選手がプエブラに移籍したのに伴って10番に空きがでました。そこで、28番だったアンヘル・”マテュテ”・モラレス選手が10番を襲名。(世界的に10番は意味のある番号ですが、メキシコ人には10番よりも58番の方が意味がありそうです)キャプテンとして若手の多いクルス・アスルを引っ張っています。未だに前半はモラレスで後半マテュテを背負って出てくるのには変わりありませんが、最近はメキシコ人選手がアンダーシャツパフォーマンスをするようになり、元祖(?)のひとりモラレス選手はゴールを決めてもキットを脱いだりしなくなりました。
リベルタドーレス杯も佳境に入った頃、モラレス選手は頭を丸めて登場。今シーズンもスキンヘッドを続けています。今シーズンクルス・アスルが続けざま勝ち越しながら逆転負けを喫した時のことです。ある日突然チームのスキンヘッド率があがりました。その後モラレス選手を除くスキンヘッドくん達は髪の毛を伸ばしつつあります。これには絶対誰かが「悪い空気を断ち切るにはスキンヘッドだ」と言い出したに違いありません。髪の毛を伸ばしている選手が「スキンヘッド」を提案するとは考えにくいので(笑)、これはキャプテン様のモラレス選手が提案したのだろうと想像しています。最近はあまりにっこり笑うゴールシーンを見ていないのでそろそろゴールを見たいものです。
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「マテュテの由来」(2001年冬期リーグ)
今シーズンに入ってから、クルス・アスルがDe Sangre Azulという月刊誌を発売するようになりました。フルカラーで非常に良い紙を使っており、大した内容もないのに高い(笑)ので、「続くんだろうか?」とちょっと疑問ですが、たまたま近所のメキシコ系スーパーで創刊号と3号を手に入れた(「高くて内容がない」と言いながら、買う奴がここにいるということは同程度のバカが沢山いるのかも知れません[笑])ところ、3号はアンヘル・モラレス選手特集でした。常々疑問だったMatute(マテュテ)の謎が解けました。
Matuteはもちろん本名とは全く関係ない「通り名」です。4歳か5歳の頃、モラレス選手には二つの好きなことがあったと言います。一つはサッカーをすること。もう一つはお気に入りの漫画を見ることでした。そのお気に入りの漫画とはDon Gato y su pandillaというもので、訳すと「ネコ親分とそのギャング」とでも言うのでしょうか。それを知っていた友達が、Matute(こそ泥)と彼のことを呼びはじめ、彼の「通り名」がMatuteになったとのことでした。
この話を読んで、「既視感」に見舞われたのはおそらく私だけではないと思います。今年引退したユーゴスラビアの英雄ドラガン・ストイコビッチのPixyの通り名の由来とほぼ同じなのです。彼の場合はPixy and Dixyという漫画だった訳で、Pixyが通り名になりました。モラレス選手の場合はDon Gatoとはならなかった訳ですが(笑)。
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