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私のマンマーク

ホセ・サテュルニノ・カルドソ

国籍 パラグアイ
出生地 ヌエヴァ イタリア
誕生日 1974/3/19
身長 182cm
体重 78kg
ポジション フォワード
所属チーム(2002年開幕) トルーカ
パラグアイ代表
「シュートの後の照れ隠し」(2001年夏期リーグ)

もしもフォワードが100発100中決められるとしたら、サッカーは案外面白くないかもしれません。隙のないディフェンスをなんとかこじ開けて、キーパーの予想出来ない方向へタイミングを外してシュートする。それが本当に難しいことだと見ている方も知っているから、それが出来る選手を賞賛こそすれ、出来ないと言って一々目くじらを立てないのです(落胆はしますけどね…。)

そんなゴールを狙うハンター達をカメラが狙っています。全然的外れな方向へボールが飛んで行ってゴールハンターが獲物をしとめることが出来なくても、獲物を逃がしたハンターをカメラは見のがしてはくれません。大体がその選手の表情をアップにするのです。

パラグアイ代表トルーカのストライカー、ホセ・カルドーソ選手もゴールを狙い、カメラに狙われる一人です。彼は獲物をしとめた時は割とクールに喜びを表現する方ですが、外した後の表情が実に豊かなのです。2節の時です。豪快に外した後、ボールの飛んで行った方向を見やってから、口に両手をあてて照れ隠し笑いをしました。自分が放ったボールなのに全然コントロールがなってなかったのが可笑しかったのか、パスを出してくれた選手にすまないと思ったのか、それは本人のみぞ知るところですが…。そして、多くの場合は舌舐めずりしてほんのちょっとだけおどけてみせるのです。

また、ファールを受けてもファールにしてもらえない時もなかなか表情豊かです。この場合はゼスチャーが主体となります。他の選手がボールと共にトルーカのゴールへ向かっていても、ひとり取り残されて「あぁなんてことだ!」というゼスチャーをしています。そのうち気を取り直してオフサイドにならないように走って戻っているんでしょうが、テレビ観戦の私にはその部分はみることができません。

今シーズンは(2001年夏期)トルーカが不調なので彼迄ボールがなかなかまわらず、彼のおどけた姿すらなかなか見られません。はやくクールに喜ぶ姿をみたいものです。


怪しい祈祷師」(2002年開幕シーズン)

私のマンマークに最初に御登場いただいてから随分時間がたちました。その間トルーカが沈んでリギージャに進めなかったというシーズンもありましたが、カルドソ選手はコンスタントにゴールを決めています。歴代のトルーカフォワードの通算ゴールの記録を塗り替え、それまで記録保持者だった元の選手からは「カルドソに破られるなら本望だ」と言葉をかけられ、トルーカの首脳陣からも「外国のチームへの移籍なら金銭面で折り合いがつけば考えるが、メキシコリーグの他のチームだったらどんなに金を積まれてもゼッタイ売らない。」と明言される程の絶大な信頼を勝ち得ています。カルドソ選手はまさにメキシコリーグで活躍する外国人選手の「顔」の様な存在なのです。

すばらしいゴールを量産するところは変わりませんが、カルドソ選手も少しづつ変わって来ているところもあります。

それはゴールの後のパフォーマンスです。

かつてはシュートを外した時やオフサイドに引っ掛かった時に、「あ〜あ」というジェスチャーをする事は多かったのですが、ゴールを決めた時は大喜びするというよりも「ふふふ」とクールに喜ぶ方が多かったのです。ところが最近は、「なんかしたいな〜」と思っているのは間違いない様で、ゴールを決めた時のパフォーマンスが時を経て磨きがかかってきています。

控えめなパフォーマンスは何も「脱がず」に手ぶりだけで行います。なぜか「うらめしや〜」という感じで手を前に持って来るのが好きで、その格好でとぼとぼ歩いてみたり踊ってみたりします。

更に御機嫌度が上がってくると、「脱ぎ出します」。靴を脱いで携帯電話の様に耳にあてて話し掛けてみたり、頭に乗せてみたりします。一緒に喜びにくるウルグアイ人のビセンテ・サンチェス選手がその靴パフォーマンスにつきあっていたこともありました。カルドソ選手がその靴をサンチェス選手の耳にあてていたのです。「いくらゴールが嬉しくても私だったらおつきあいするのは嫌だなぁ」と思ったのと同時に「サンチェス選手って凄い良い奴なのかも…」と思った瞬間でした。

そして、最近は靴パフォーマンスよりもシャツのパフォーマンスの方が頻度が多い気がします。(サンチェス選手に「靴のパフォーマンスするなら近寄らない」と言われた訳ではないと思いますが…。)勢い良くシャツを「ぱぁ〜」っと脱いで(当然内側が外側になります)それを振り回したあと、地面にひいて叩いてみたりおじぎをしてみたり…といったパフォーマンスが続きます。その姿は怪しい祈祷師そのものでした。普通の選手だったら振り回して終わるのですが、そこで終わらないところがカルドソ選手の真骨頂です。

19節で29ゴール。得点王の2位が13ゴールだったことを考えると如何にカルドソ選手が爆発していたかがわかります。今シーズンの写真コーナーはこの「偉大な悪魔」ことカルドソ選手の喜びのシーンでハイジャックされたような状態でした。しかし、写真ではこの「怪しいパフォーマンス」が伝わり切らないのが残念です。これからリギージャ。まだまだこのパフォーマンスが続きそうです。

(11/30/2002)