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私のマンマーク

ハレ・ボルゲッティ

国籍 メキシコ
出生地 クリアカン
誕生日 1973/8/13
身長 185cm
体重 78kg
ポジション フォワード
所属チーム(2002年開幕) サントス・ラグーナ
メキシコ代表 コパ・アメリカ(2001)
ワールドカップ(2002)

「カベサドール」 (代表ピックアップ2002)


ボルゲッティ選手の所属しているサントス・ラグーナの試合を見ていた時に、テレビの解説の人が彼のことを、そう言い表わして以来、我が家での彼のニックネームは「カベサドール」となりました。この造語は「カベサ(頭)」と「ゴレアドール(最多得点者)」の合わせたもので、彼の特徴を絶妙に言い表わしています。彼の真骨頂はクオリティーの高いクロスを頭であわせるところにあります。ディフェンスのマークの外し方もおそらくリーグ一でしょう。所属チームのサントス・ラグーナはボルゲッティ選手のためのチーム構成になっていると言っても過言ではなく、左右からピンポイントのクロスを出せる選手を攻撃に揃えています。ボルゲッティ選手がワントップぎみに残り、ボールを受けると、すぐにチームの攻撃陣がそのボールを受けにやってきます。ボルゲッティ選手はボールをすぐに仲間に渡し、自分はゴール前の定位置に向います。その間チームメート達はドリブルやサイドチェンジを繰り返しながら、ゴールラインににじり寄り、相手ディフェンダーをかわして質の高いクロスをあげるのです。そして、その後はカベサドールのお得意パターンで得点となるわけです。その結果ボルゲッティ選手はチームのゴレアドールだけでなく、リーグのゴレアドールにも2シーズン連続で輝き、最優秀ゴールスコアラーのひとりとして表賞されました。またチームも昨シーズンはチャンピオンに輝きました。

しかし、メキシコ代表になると少しはなしが違って来ます。メキシコ代表はカベサドール様のためのチームにはなっておらず、サントス・ラグーナでの役割以上のものをこなさなくてはなりません。チームメートのヨハン・ロドリゲスが代表にいるものの、他の選手達はボルゲッティ選手がワントップでボールをもらっても、走りよってはきません。むしろボルゲッティ選手がドリブルで突進するものと期待している節があります。実はカベサドールのプレースタイルはとりもなおさず、ドリブルはいまいち苦手という現実と表裏一体でもあります。だから代表戦でドリブル突破で苦労しているか、サポートの仲間を一生懸命さがしているボルゲッティ選手をみると、「誰か助けてやってくれ〜、このスタイルはカベサドールのスタイルじゃないんだから」と、思わずにはいられません。

例外は1度だけ見たことがあります。コパ・アメリカの時にドリブルから相手ディフェンダーを交わしてそのままゴールを決めたことがありました。「もしかして、カベサドール『新境地』を拓いたのか?」と興奮しましたが、それ以来ほぼ毎試合サントスのボルゲッティ選手を見ていますが、そのパターンはお目にかかっていません。

ワールドカップでフォワードの一人は彼が占めるはずですので、その時のメキシコ代表の中盤の選手がカベサドール様のためのサポート体制を仕上げてくるか、カベサドール様がドリブルの猛特訓をしてくるか、どちらかが出来ていればメキシコは強力な武器を手に入れたことになると思います。彼もデ・ニグリス選手と同様おじいさんがイタリア人なのでイタリアのパスポートを持っています。ワールドカップがアピールの場になることを本人は期待しているはずです。

些細なことですが、私個人的にはゴールした後もう少しアシストしてくれた仲間達と喜びを分かち合ってほしいなと思います。クラブでは本当に他のチームメートがお膳立てしてくれているわけですが、ゴールしてもアシストの選手に寄ってくるわけでもなくひとりで「アピール」」しちゃうところが大人じゃないなぁと思うのです。チームではキャプテンでもあるので、そのあたり貢献した人にはきちんとお礼を言ってほしいもんだよと、カベサドールのゴールが決まる度に密かに思うのでありました。(11/25/2001)