今期の問題点
第1節で、けが人が戻って来てよかったと書きましたが、この試合で同時にその問題点が浮き彫りになりました。昨シーズンはベテラン勢が怪我続きで若い子ばかりのチームでしたが、若い選手達は監督の言う通りに体力に物を言わせて高い位置からのある意味乱暴なゾーンディフェンスで、相手の選手にボールをもたせる時間をとらせないという試合をしていました。今シーズンはベテラン勢が戻って来た上に、新加入のピニェイロ選手も加わって、攻撃陣に昨シーズン見せたがむしゃらなゾーンディフェンスをする選手がいなくなってしまいました。これにより、相手のチームの選手がボールを持つ時間を持てる様になり、試合を組み立てられるようになったため、モンテレイのディフェンスにかかる負荷が結果的に大きくなってしまっているのです。そもそも、個々のスキルは高くなくても、若さとガッツでやってきたモンテレイの若手くん達に、老かいな一対一の勝負で勝てというのは無理な話です。無理なファウルから退場処分になり、チームのバランスが更に悪くなるという悪循環に陥っていました。
また、攻撃陣もバランスが非常に悪くなっています。ピニェイロ選手とアレジャノ選手のプレースタイルは酷似しており、サイドラインを駆け上がってクロスをあげる、ドリブルで中央に切り込んで自らシュートを放つというものです。ところが、アレジャノ選手の前にピニェイロ選手を入れてしまっている現在の布陣ではアレジャノ選手にスペースがないばかりか、ピニェイロ選手も壁パスを作る相手がいなくて、困っています。更には、中央に張っているのがフランコ選手なのかカサルテリ選手なのかもよくわかりません。せっかく前方にオープンスペースがあったとしても中央でためを作れる選手が居ません。作れるはずのルチョ・ペス選手はディフェンスラインに近いところに押し出されてしまっていて、得意なポジションでプレーさせてもらっていませんでした。
モンテレイの経営陣は、若い選手(安い選手)で結果をそこそこ出せるエレラ監督を気に入って長期契約を結びましたが、既にプレースタイルを確立した選手をうまく組み合わせてチームを作るというのはあまり得意なのではないかという気がします。攻撃陣の個性ある選手をうまく組み合わせる努力を早急にしないと、選手達が混乱したまま自信を失ってしまう可能性がある様に感じました。
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Posted: Sun - August 7, 2005 at 09:25 PM