NHKを観ていたら、その2
先日、何気なくNHKにチャンネルを合わせたら、「NHK映像ファイルあの人に会いたい」という番組で三島由紀夫がインタビューに答えていた。
テロップも何も無かったので、最初はテレビに映っている髪を短く刈り上げたダミ声の男性が三島由紀夫ということに気付かなかった。インタビューを観ているうちに、三島由紀夫であることに気付いた。
おもに死生観、第二次世界大戦の敗戦が決まった日の思い出などを語っていた。
インタビューでは「人間は自分のために生きていけるほど強くないんです。」と語っていて、人間は、自分のために生きていくといつか必ず倦怠や生きる目標を失う状態に陥るのだそうだ。
「現代人の死にはドラマが無い」という話題もあった。大義のために殉死する事がないから、というのがその理由だった。
「僕もきっと畳の上で死ぬのでしょう」というセリフの後、三島由紀夫はその数年後に市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をした、というナレーションが入った。
この番組は10分間番組のわりに、濃度が高い。解説を最小限に抑え、あくまで本人のインタビューを中心に据えた構成だからだろう。制作者のこだわりを感じる。
Posted: 火 - 10月 19, 2004 at 07:59 午前