なぜタッチジェネレーションシリーズは売れたか
Nintendo DS Lite
がどこに行っても予約できない。めちゃくちゃ人気があるようだ。この人気に一役買ったのは、まちがいなく「タッチジェネレーション」シリーズと呼ばれる一連のゲーム群であろう。「nintendogs」から始まり「脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「やわらかあたま塾」、「英語漬け」などがそれにあたる。タッチジェネレーションシリーズは、いままでゲームをやらなかった人や、昔はゲームをしていたが、だんだんと遠ざかってしまった人達をターゲットユーザとして狙っている。これらのゲームは、タッチペンを使った新感覚の操作がウケているから人気が出たのだろうか?自分はそうは思わない。特に「脳トレ」などのトレーニング系のソフトは、任天堂が前々から「ゲームをするコスト」に着目した結果、それを打開するために見つけた解答のような気がしてならない。ゲーム開発者の桜井政博さんが「ゲームの面白さは『リスクとリターン』で説明できる」と述べている。http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20040330/saku.htm
ゲームをやらない人や、だんだんとゲームをやらなくなってしまう人の心理というのは、単に「ゲームをしても面白くない」というだけじゃなく、ゲームから授受する「リターン」が少ないと思っているのが大きいのではないかと思う。現実にはゲーム以外にも、いろんな遊び道具がある。遊びだけじゃなくても、日々の仕事や雑務がある。社会人になればお金も欲しいが、それと同じぐらい時間が欲しくなってくる。個人的には、社会人にとって、一番大きいのは時間だと思う。ゲームをする、という行為は、この「時間」に対するコストが意外とデカい。ドラクエ、FFに代表されるRPGなんかやろうものなら、数十から数百時間はふっとぶ。同じ時間をかけてゲーム以外のこと(映画、読書、音楽鑑賞、旅行、ショッピング、etc.)をした場合と、対等にはりあえるゲームというのは、相当にデキが良くなければいけない。もしかしたら、デキがいい、というだけでは、もう駄目なのかもしれない。「脳トレ」や「英語漬け」などのトレーニング系のソフトは、「面白い」にプラスして、「脳を鍛える」、「英語が上達する」などの現実と結びついたリターンを売り物にしている。こういったゲームを集中して市場に投下するのは、任天堂がゲームのコストとリターンを意識しているからであろう。ゲームにかけた時間と、それに見合ったリターンを、従来の「あー面白かった」という満足感以外に求めていることに他ならない。「ポパイの英語遊び」がリリースされてから20年以上経ち、ついに任天堂が本気を出したのです。(なんのこっちゃつうか、先生、マリオカートDSがしたいです。次回は、なぜ堂本剛は堂本兄弟に出ている時に、あんなにつまんなそうなのか?というお題で一筆書こうかと思います。嘘です。
Posted: 火 - 2月 28, 2006 at 06:22 午後