パレートの法則とLong Tail



最近、Long Tailという言葉を目にするようになった。

Long Tail:ビジネスモデルの基本形とは?(CNET Japan)

Digital CatalogsタイプとDigital Retailersタイプに分けられているのが、なるほどなぁ、と思った。

自分が一番最初に利用した Digital CatalogsタイプのサービスはAmazonだと思うけど、その後、頻繁に使っているかというと、そうでもない。本やCDの場合、すぐさま商品が手元に欲しいので、店舗で直接買えた方が嬉しい。平日に会社に行っていると、運送屋さんから受け取るのが面倒というのもある。どちらかというと近所の店では見つからないからしょうがなくAmazonで、という使い方が多い。もしAmazonと近所の店で同じ商品を見つけたら、近所の店で買う。そういう事を考えると、Digital CatalogsタイプのサービスにLong Tailが成り立つのもわかる。

一方、iTunes Music Storeのようにコンテンツを商品とする場合(Digital Retailersタイプ)、モノとしての支給でない。だからモノを売るオンラインショッピングと少し事情が異なる。例えば、これだけiPod中心の生活になってしまうと、同じ音楽であっても、CDという形態で渡されるより、オンラインストアで買ってそのままiPodに入ってしまった方が嬉しい。

つまり、Digital Catalogsタイプは既存のシステムと相補的なところがあるが、Digital Retailersタイプはモロに競合になりうる。

Long Tailとインターネットビジネスの基本則(CNET Japan)

上のリンクの最後の方で言及されている「インターネット企業の勝ちパターンは既存のビジネスを単にデジタル化するのではなく、取引コストと機会を如何にコントロールするかにかかっている」という部分。まさに、その通りだと。消費者の嗜好がニッチにシフトする、というよりは、今まで無視されてきたニッチな嗜好を上手くフォローすると、儲かりまっせ!という話のような気がします。

従来よりも上手く儲けることのできる新しいシステムが既存の旧態依然としたシステムを食いつぶすというのは、どこの世界でもあることなんではないでしょうか?CDの販売不振が叫ばれて久しいですが、違法コピー対策だの何だのと著作権強化の方向へ傾きがちに見えるのが一消費者からすると残念。自分たちのビジネスの強化も同じぐらいの真剣さで取り組んで欲しいっす。脅威と考えるより、むしろ積極的に取り入れていって欲しいっす。Long Tailだ何だって言ったって、要は消費者の希望している形なので、それに答えるのはお客様商売だったら当たり前じゃないんかなぁ。儲けるアイディアは幾らでも眠ってそうな気がするんだけどなぁ。金が儲かれば違法コピーを放置しても良い、という意味ではないです。攻守両面から進める必要があるのに、片面(防御)だけしか力入れていないように見えるということです。どっちに力を入れるのがみんなにとって早く幸せになれるのかなぁ、という単純な疑問もある。

以上、「HDDプレイヤーにも私的録音補償金を!」というニュースを見て思ったことでした。

Posted: 金 - 4月 29, 2005 at 09:22 午前        


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