斉藤勇「好かれる上司
嫌われる上司」
同じ部署の課長さんから貸していただいた本。以前、その課長さんに、勢い余って「ちょいとこの本、読んでみてくださいよ」と「動機づける力」を強引に貸したりしてたので(それも飲み会の席で)、「じゃあ、この本を貸してやるよ」ということで本書を貸していただいた。ありがたいことです。この本は約80項目の訓示で構成されている。1項目について2〜3ページの解説が付く。内容は「パワハラ上司は嫌われる」「仕事作りの上手い上司は部下に好かれる」などの各項のタイトルが示すように、基本的には「やってはいけないこと」「やるべきこと」の羅列である。読んでいて、なかなか不思議な本だと思った。当たり前のことしか書いてないからだ。例えば、パワハラしまくりの人がいたとして、この本を読んで「よし、明日からパワハラしないようにしよう」と思うのだろうか?仕事作りの下手な人が「よし、明日から上手に仕事作りするぞ」と思ったところで、すぐに実践できるのだろうか?前者は、自分がパワハラしている事実に気づかなければ、改心まで至らない。後者は「仕事作り」という概念に対する理解と、それを実践するスキルが必要。やる気だけではダメそげ。日々の反省の材料として、使う本なのかも。「当たり前」という奢りに潜む落とし穴。ただ、この本に書かれている事は、体得すべきものであって、頭で理解することではない。一部、社会心理学的見地からみた解説も入っているが、予備知識のレベルだと思う。頭の片隅に入れとくぐらいが丁度よさげ。この本の通りに実践しようと躍起になると、右往左往して、結局ダメなんじゃないだろか。という事を、課長さんに伝えてみる予定。学生時代には無かった人間関係に利害が絡む、という構造。それが嫌なら、そこから抜け出しますが、自分がそのただ中にいる事を差し引いても、まあ興味深い分野ではあるなぁ、と思う。どこか他人事のように考えてしまいますが。ライフカードのオダギリジョーみたいな状況にならないことを願う。ならないとは思いますが。斉藤勇「好かれる上司
嫌われる上司」
Posted: 日 - 9月 25, 2005 at 11:14 午後