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  TOKYO_BILLIARD_CLUBについて

TOKYO_BILLIARD_CLUBとは私の職場の仲間とやっているビリヤード・クラブの名称です。現在はおよそ月2回の定例会をやっています。

このクラブはいわゆるビリヤードがうまくなりたい人たちの集まりというのではなく、10数年以上前の「ハスラー2」ブームにのせられて、一時やったよなあ。おい。というふぞろいの林檎世代が中核となっています。

あれから少なくはない時が過ぎ、もうビリヤードのことなど考えもしなくなった頃、偶然タイのバンコクで私が入った「ウッドストック」という名のビリヤード場(スポーツ・バー?)では、欧米系のかつてはかなりなやり手だったであろうおじさん達が、ビールを片手に今はもう思い通りにならない球の動きに軽く舌打ちしながらも、そんなことにはたいして気にもとめずに、相手に敬意を払いつつ
大らかにビリヤードを楽しむ姿がありました。

衝撃が走りました。こういう世界があるのか!と思ったのです。そのとき「思うように上手くならないから」と言い残してビリヤードをやめてしまった大勢の人たちの顔が、頭の中をながれていきました。誰もがプロになるわけでもなれるわけでもないのに、判で押したようにつらく単調な練習を繰り返したあげくに、たいした上達もせずに去った人たち・・・。そしてその顔のひとつに私のものも見えた気がしました。

「おい、小僧。おまえは10年しかブランクがねぇのかい?」と言われているような気配。

ここは偉大な草野球場だ。こんな場所が地球上にあったのか!

その日からの私は旅行の全日程を返上して、この店の中で酒とビリヤードに溺れることにしました。慈しむように一球一球を撞いた忘れられない至福の時でした。

その経験を日本に帰ってから身近な人たちに話したことが、倶楽部結成の発端となりました。不可能かもしれないけれど、努力とか向上心とか、そんなものとは無縁なところでしっかりとビリヤードを楽しみたい。うまくなりたいヤツは勝手に努力をしてくれ。俺達は関係ない。ただ楽しみたいだけなんだと言い切れるような、そんな場所が日本にも欲しいな。じゃあ身近なところで声をかけてみようか。そんな感じでやってます。

草原から酒瓶を持ってだらだらと集結して、いっとき球と戯れると、やがて草原に消えてゆく。そこには意味もなにもない。それが理想です。そして理想は遠い(笑)



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