古美術商 渡邊三方堂
 
東京都中央区京橋にある大正11年築のクラシックな建物内(片倉ビル)に古美術店の設計。
中国・朝鮮を中心とした、質の高い古陶磁・金石の美術品を扱う。
数寄屋建築の要素を用いてデザインしているが色使いは少し赤みを増し中国臭のある和風空間をめざした。
 

   


エントランスショウケース
エントランスショウケース。照明器具はアンティーク
店内奥へと続く廊下、左側メインスペースは格子で隠すともなく仕切られている。客は正面のアルコーブの展示物に集中して足をすすめる。
 
廊下の格子は取外してスペースを広く使うこともできる。
導入部の廊下を突き当たって左に折れると主室の展示部分が目に入る。
 
紙障子の奥は外壁と窓、蛍光灯を納めて外部からの明りに見せる。中は廊下の格子を取り外したときの収納場所にもなる。
 
 
 
 
引戸の奥は事務室。壁面分割の幾何学的構成に注意を払った。
事務所入口引戸の引き手はある住宅を解体したときに取っておいた古いものを使った、実物を見ると良い引き手の存在感は部屋の雰囲気も変えてしまう事が実感される。
床の間詳細
店の入る建物・大正11年築の建物で大正12年の関東大震災を生き延び、堂々とした風格がある。この建物も再開発の嵐に会い消えゆく建物となっていく,これ以上文化的価値