Titleimage

内向きツールとしてのBlog


年末で人様並みに忙しいこの時期に、なぜか必要もないのにBlog更新。
人間ってのは、目の前にすべきことが積み上がるほどに、どーでもよいことに手を出し勝ちな習性があるようです。


そろそろ今年もおしまいなので、一年を振り返ってみようなどという気持ちになるのは、目の前の仕事から逃避しているだけなのですが、”無駄な時間”を愛する私は、現実的・建設的な取り組みにはそもそも適性がないようです。

とにかく、仕事が終わりそーもない。
年賀状、どーする?
大掃除、どーする?

そういう諸々が具体的にリミットをむかえようと言う頃になってなお、空き時間にはバイク乗ろうか、とか、意味のないネット・サーフィンしようか、とか、自分のBlogを振り返ろうか、という始末。


私のこのBlogは、昨年の10月終わりに始めたものですが、実際に体裁が出来上がってお客さんがいらしてくださるようになったのは今年になってからです。
去年の今頃は、誰にも読まれることのないエントリを、暗闇に向かって書き続けているような時期でした。

そもそもブログというものがなんなのかさえ理解せずに、「まー、簡単に日記サイトが作れるソフトだろう」くらいの認識でアップルのウェブサービスのオマケでもらったソフトを立ち上げたのが始まり。

当初はなんの方向性もコンセプトも持たずに(いまもないですが…)自分のウェブスペースが余りまくっているので実験的に始めたようなものです。
ところがこのiblog というソフトがまた手のかかるやんちゃ坊主で、なかなか言うことを聞いてくれなかったり、いろんな悪さをしてくれたりで、同じソフトを使う方々のコミュニティに助けられながら、やっとここまで来させてもらってるっていう感じです。
世の中に溢れるブログ・サービスを利用すれば、そもそもブログを運営し書くためのBlogみたいなものは必要ないはずなのですが、iBlogの世界ではそんなBlogがひとつの重要なポジションを占めているのがありがたいのだけどおかしな話でもあります。

そんなわけで、バイクやアメカジや音楽のことを扱いたい私のBlogには、どーしても外せないMac関係のリンク、iBlogコミュニティのリンクが(見に来てくださる方々ではなく、私自身のために)大きなスペースを占有しています。


そもそも私は「日記をウェブに公開なんかして、いったいなんのつもりだ」と、考えていた種類の人間。
他人の(しかもオヤジの)日常なんて、誰もさらさら興味はないし、どっちか言うとゴミの類いの”ないほーが良い”ものだとさえ思ってました。
そう、日記サイトなんて有害サイト。
自分の生活や心の機微を書き付けて、他人に読まそうなんて、デリカシーのない破廉恥行為。

だってね、どこの誰だか知らないオヤジが、自分の想いや感情を言葉にしたものを公開してても、それに興味や関心のない大多数の人は無視するのが普通でしょ。
ところが、無視されたとうの本人は自分が書いた意見なり想いが(反対意見がないことをもって)世の中に受け入れられた、と勘違いして助長してゆく、という危険性があると思うのです。

そういう勘違いオヤジを世の中に増やしてしまう危険を孕んだのが日記サイト。
それこそ虚栄心と自己満足を満たすためだけのゴミサイト。

じゃー、日記とBlogってどーちがうの?

わかりません。
知りません。

けっきょく、Blogの隆盛が世の中に文章力も表現力も魅力もないオヤジ日記サイトをバラまく手助けをしてんじゃないか、とも思えます。



そんなふうに思いながら、自分がブログをはじめてみてわかったこと。

それはやっぱり(私のように)表現力や魅力のないBlogは溢れ返っているのでしょう。
しかし、それはBlogや日記を”外向きの”表現と位置づけた視点であって、反対側から眺めてみると、Blogというのはひとりの人間が自我認識をしていく”内向きのツール”として機能してもいる、と言えそうなのです。

具体的には、Blogを通じた新たな出会いによって、自分の中で発見がある、刺激を受ける、考えが整理される、といった部分。

私はこのBlogを通じて、ほんとにいろんな方々との交流によって様々なインスパイアを受けたり、忘れてた出来事、忘れかけてた感情、自分の気付かなかった自分との出会い、というようなものを得ることができました。
それはほんとうに幸せな出来事で、特にコメントやトラックバックで関わってくださった皆様には、本当にほんとうに感謝しています。

”ウェブサイトは世界へ向けての情報発信だ”みたいなこと声高に言われた時期もありましたが、個人のBlogというのは(そーいう側面もあるでしょうが)それ以上に個々人の内的な部分への働きかけという意味合いが強いのではないでしょうか。



そんなわけで、これまでの私が気付かなかった自分像”エロオヤジ”というのを教えてくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。

新たな自分のキャラを得て、今後とも磨きをかけていく所存ですので、どうぞよろしくお願いします。



Posted: 火 - 12月 21, 2004 at 09:55 午前          

Comments