Exile On Main Street◆THE ROLLING STONES
裏通りの小心者な私なのですが、この週末にとうとう35歳になっちゃいました。
35歳といえば、もう大人。社会的にも、社会的にも、りっぱな立派な中年です。私もこのところ揚げ物食べ過ぎると胃がもたれてきたり、ラーメンやドンブリものの大盛りが食べきれなくて薄々感付いてはいたんですが、”35”という数字を突きつけられてようやくそういったものも素直に納得できるというか、受け入れることができそうです。これからは自分のことを”私”とか”オレ”とかでなく、”おっちゃん”と言うことにしましょう。「おっちゃんと、一杯どうや?」とか「おっちゃんのアレ、見せたろか?」とか、そーいう感じ。げすな下ネタとオヤジギャグに、ますます拍車がかかりそうな今日この頃、なのです。で、オヤジになることは、悲しい?そんなこと、ぜ〜んぜんないですよー、ということを教えてくれるオッサンたちのバンド。(ていうか、いまじゃぁもうジーサンたちだけど…)名盤『メインストリートのならず者』です。いやぁ、オッサンですねー。音が、雰囲気が。1972年ですので、ミックやキースはいまの私よりちょい若いくらいなのでしょうが、このフテブテしさがたまりません。アルバム全編から「お前ぇら、ろっくんろーるっていうのは、こーやんだよぅ!」みたいなダルで押し付けがましい感じが滲み出ているようです。直後にパンクのムーヴメントが起きて、思いっきり叩かれ役になるオールドスクールの代表みたいなオッサン達ですが、他の同世代のバンドと違って、ストーンズだけはパンクの無茶苦茶さに負けてないというか、逆に「オヤジを舐めるなよ」みたいな強かさを感じます。だってね、「ドント・トラスト・オーヴァー・サーティー!」みたいな威勢の良いかけ声の若者達も、早晩みんなおっさん(またはオバさん)になるのです。本当に疾走していった幾人かを除けば、いまじゃぁブヨブヨに太ったりハゲ頭になったりしてる”元”パンク・ロッカーもたくさんいるなかで(太ったり禿げたりすることがカッコ悪いということじゃぁありません)いまでも現役で転がり続けてるストーンズみたいな不良老人を見ていると、人生ってホントに奥深いなぁ、としみじみ感じたりもするのです。歳をとることはね、とてもステキなことなのだと思っています。いや、ほんとに。なんかね、いろんなことが受け入れられるというか、視角が広がるというか、(大袈裟に言えば)世界と対峙するスタンスに余裕が生まれる、という感じがしますね。若かった頃は、どうしてこんなことが受け入れられなかったのだろう、ということに気付いたり、自分と相容れない考え方や生き方の他人に対して向き合う姿勢も違ってきたりしちゃいます。どんなことからも、教えられ気付かされ生かされてるんだなぁ、と、ほんとになにか大きなものに感謝したいような心持ちまでしてきてしまいます。そんなわけで、名実共にどこに出しても恥ずかしくない立派な中年となった私を、今後ともどうぞよろしくお願いします、なワケです。キースのガラガラ声が聞こえてきそう。”Happy!”って。
Posted: 月 - 4月 18, 2005 at 10:25 午前
Comments