Layla and Other Assorted Love Songs◆Derek & The Dominoes
いまや、その流し目だけで熟年女性を"濡らしちゃう"ことができるイギリス版杉良と呼ばれる(←ホント?)エリック・クラプトンおじさん。
ヤードバーズ出の、いわゆる3大ギタリストは、趣味もキャラもバラバラで、唯一のキーワードは『Blues』ということだけなのでしょうが、そう考えるとブルーズというのはやっぱり楽曲の様式のことなどではなく、心根の持ちよう、生き方の特性、なのではないかなどとも思えてしまうのです。そんな熟年女性キラーのクラプトンさん、25歳当時(1970年)の作品。横恋慕の傷心を背負ってアメリカに渡って、最高のライバルとされたデュアン・オールマンといっしょに創り出された南部ロックの名盤。二枚組だったLP盤のジャケット内側にちりばめられたコラージュのような制作風景の写真を、穴が空くほどになんど見返したことでしょう。いまのアメカジ趣味の原点が、ここにもあるのかもしれません。クリーム時代と比べれば、”ギターの神様”っぷりが影を潜めているために「ヌルい」という評価をされる方も多いようですが、いま現在のクラプトンの出発点は、きっとここにあるのでしょうね。ああ私、生涯のうちで一番数多く聴いた曲を一曲だけ挙げろと言われれば、このアルバム2曲目の『Bell
Bottom
Blues』かもしれません。切ない。切な過ぎ。もうやめて、イヤやめないで、ってそんな感じ。イントロ始まった瞬間から、胸が締め付けられてしまいます。こういう”ウタゴコロ”の感じられる音楽が、大好きです。いまでも魂を鷲掴みにされるような、こんな気持ちになれるのは、自我が不安定に揺れ動いていた十代後半に毎日まいにち聴き続けていたことと無関係ではないでしょう。考えてみれば、20年近く昔のことになるんですね。ああ、歳とった。あの頃は、ほんとに”ガキ”でいることがどうしようもなくイヤでイヤでしょうがなかったですね。1日でも、1分でもはやく”大人になりたい”と思ってたような気がします。で、けっきょくいつまでたっても”大人”になれてないいまの自分を想うわけです。(エロオヤジにはなれたけど…)いろいろ、感じますよ。
Posted: 金 - 5月 20, 2005 at 06:05 午後