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Strange Days◆The Doors


感性の扉を開放する、っていうのは言葉でいうほどは簡単ではないですね。

心のドアを開け放す、Open Mindな状態に自分をおくっていうのは、やはり相手を信用して信頼して尊敬することができて、はじめて可能になるのだとも思うのです。

心のドアを開けるとき、ひとは弛緩しているのではないかと思うのですよ。魂が。
そして魂の弛緩とは、緊張状態と図と地の関係であって、いつも極端にどっちか状態だけの人っていうのは、それはそれでバランスを崩しているのではないかとも思うのです。
あたりまえですけれど、ドアっていうものは開けない限りその中は守られますけれど、同時になにか大切なものが向こうからやってきても、それをこちらの中に取り込むこともできないですもんね。

私は10代の頃、極端に殻を被った 閉じた心の人間でした。
心の扉には常に頑強なロックをかけて、誰も入れないようにかたくなになって日々を過ごす毎日でした。
そーいうのはやっぱ、バランスを崩してるんですね。
そのことで、周りのいろんな人を傷つけたしもちろん自分自身も様々に傷ついていきました。

人間誰でも内的自己というものはぐちゃぐちゃでどろどろな意味も理屈も通用しない混沌だと思うのですが、そういうカオスを他者にさらしてしまうにはいろんな意味であまりにお粗末な人格だったのだろうと思えます。
ま、いまもそんなに立派な人間になったわけではないのですが、加齢とともに得た教訓はゼロか100かしかない価値観の間に揺れ動く”心のタコメーター”とでもいうべきものが少しずつ見え始めてきたってことじゃないかとも思うのです。

感性の扉、心の扉もね、”常に全開する”か”強固なロックをかけて閉じる”の間にね、緩やかに柔らかに開け閉めできる状態でいられるんだってことに気づくのに、ずいぶん遠回りしましたよ。
光の明るさと陰の暗さはじつは同じ なんだ、と気づくことが、大きな大きなきっかけなのですけれどね。


んでもって、ね、本当の表現者、アーティストっていう人のなかの一部には、どうしても感性の扉を閉じることができない人がいるんだなあ、って思うのです。

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The Doors

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サイケデリックで幻想的でポップで詩的なデカダンス。
音楽の神、詩の神が地上へ落とす気まぐれな断片を受け止めるために、ジム・モリソンは知覚の扉を閉めることはなかったのだと思えるのです。

自己という内側の部屋のドアを開け放すことが宿命付けられた表現者だからこそ放つことが可能な圧倒的な眩しさと、その裏返しの奥底の見えない深い深い闇。
この人にとって、光の速さで過ぎ去る人生という時間がすべて、'Strange Days'だったのではないでしょうか。
ジム•モリソンも、ジミ・ヘンドリクスも、ブライアン・ジョーンズも、ジャニス・ジョップリンも、そして近くはカート・コバーンもみんな、そういう種類の表現者だったのではないかと思うのです。

ひとくくりにすることには大きな大きな問題があるのですが、それでもあえて言うとジム・モリソンという人は、いわゆるステロタイプな”アメリカ人像”にこれほどハマらないキャラもそういないんじゃないかとも思うわけなのです。
ドアーズというバンド自体もそうなんですが。

ある種の湿り気や歪み、屈折を予感させながらポップであるというのは、なんていうかどっちかいうとイギリスのバンドにありそうな雰囲気なんですよね。
ま、そういう意味ではブルーズ音楽というのはまさに”圧倒的な絶望の中での楽観”を歌うことで、それはひょっとするとアメリカが”アメリカらしさ”として外的自己に組み込みたくない側面なのかもしれません。
”圧倒的な絶望の中での楽観”がアメリカという社会の抱える内的自己であるならば、それをRockという土俵で表現し得たのはやはりジム・モリソンのように心の扉を開け放つことのできる一握りの存在であったということの必然も見えてくるようです。




いやね、”心の扉タコメーター”はいくつになっても閉じ気味だったりすることがあって、さいきんそのこと強く感じさせられるようなこともあって、やっぱ意識してアクセルは”開けて開けていこう”と思うわけなのですよ。
トラクションかかってないと不安定になるのは人生もバイクも同じですから、ね。

いや、セクースのときはレッドまで振り切りますよ。
いまもいままでもこれからもずっと。




意味わかんないでしょ、私の言ってることは。いつも。

そういう自分の中の混沌をさらすための場所なのですよ、このBlogは。


スミマセン。



Posted: 金 - 10月 27, 2006 at 11:32 午前          

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