Now Look◆Ronnie Wood
燃え過ぎないあなた。あるいは触媒キャラとしての存在感。
いやあ、めっきり寒くなってきました。師走ですね、全国的に。そろそろ山間部では路面凍結が心配になってきて、バイク乗るのもおっくうなくらいの寒さです。北国の皆さまはもう、シーズン終了という感じでしょうね。こんな季節にはバイク磨いたりカスタムしたりに専念したいところですが、大晦日に3おくえんが手に入るまではボンビー生活が続く私はBlogで報告できるようなネタはありません。ネタはないのでBlog放置してても良いのですが、iBlogがアップデートされたので試験エントリでも上げとこっかなあ。
で、ロニー・ウッドさんです。75年発表のソロ2作目。いーんです、これ。気怠くて軽くて切なくてセンスが良い。この人のキャラの魅力が詰まったアルバムです。拳握りしめたり大声張り上げたり、そーいう”わかりやすい”熱さ(暑さ)とは正反対の姿勢ゆえに飽きがこない、というか。じつは私はストーンズが(なんども解散説をまき散らしながら)いまでも現役なのは、この人の存在がとても大きいのではないかと考えています。シリアス過ぎたブライアンでも、おぼこ過ぎたミック・テイラーでもダメで、真逆性格のミックとキースを繋ぎ止める役割を、この人が担ってきたんじゃないか、と。なんかふたりの間に入ってニコニコしながら「まあまあまあまあ…」って言ってる感じがとってもイメージできちゃうのです。ロックバンドというものは、個々のキャラ同士の化学反応をエンターテイメントとして披露するという側面があると思うのですが、そういう意味でこの人の立ち位置はある種の触媒とでも言えるようなものなんじゃないでしょうか。ミック・ジャガーとロニー。キース・リチャーズとロニー。ロッド・スチュワートとロニー。ジェフ・ベックとロニー。ザ・バンドとロニー。ボ・ディドリーとロニー…そういういろいろな組み合わせの中で、相手の良さを最大限に引き出せる力。信頼できるアシスト王。献身的な守備的ミッドフィールダー。オレがオレが、の我の強さを押し出すのではなく、2番手3番手役を楽しみながら演じきれる。ステキなことだと思います。熱くなり過ぎずにものごとと対峙する、というのはその姿勢が真剣であればあるほど難しくもなります。真摯でありながらシリアスでない、静かに燃えながらどこか冷静でいられるような大人の余裕、そーいうのってとっても魅力的だと思います。加齢とともにね、経験したこと蓄積したことが積もっていって、そうするとけっこう視野が狭まるものだと思うのですよ。マジメに、真剣に生きてきた人ほどに。若い人や立場の弱い人に対してもね、そうする気でなくても優しさや思いやりを欠いた対応しちゃいがちになったりするのですよ。そーいうときにね、ふっと思い返してみて、自分の若かった頃はどうだったろう、力のなさゆえに経験の少なさゆえに悔しい思いしたことがあんなにあったじゃないか、と思い出すわけです。そんなときにね、肩の力抜いて息を吐いて、もういっかい周りを見渡してみる。そういうことの大切さを教えてくれるような愛すべきキャラなんですよ。私にとってのロン・ウッドさんは。切羽詰まった時ほど「熱くなり過ぎずにいこうぜ」って言ってくれてるようで。あ、でも、アッチのほうはまだまだ燃えたい35歳。なのに悲しいEDなのです。...orz
Posted: 月 - 12月 5, 2005 at 11:24 午前