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American Graffiti★オリジナル・サウンドトラック


2005年、今年はロック・ミュージック誕生から50周年にあたるそうです。

1955年「ビル・ヘイリーと彼のコメッツ」(←この”彼の”てのどーにかなりませんかね?)の『Rock Around the Clock』という一曲が、ロックのオリジンだと言われていますので、それからちょうど50年ということなのでしょう。

50年という時間は、長いのか短いのかよくわかりませんが、ジョニー・ロットンが宣言した”ロックの死”以降も脈々と、その精神を引き継いだ音楽が多くの人に必要とされ、また新たに生まれている状況を見ると、ビル・ヘイリーのこの曲の持つ意味はとても大きなものとして感じられます。
私も含めて多くの”いま現在の”ロックファンにとっては『オールディーズ』という位置付けで、最初に接した曲ではないですかね。
ほんとうに「扉を開く」といった力強さと躍動感を持ったロックンロールの魅力の詰まった一曲です。

私にとってこの曲は、映画『アメリカン・グラフィティ 』と一体のものとして心に刻まれています。

で、そのサントラ。
アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック
サントラ ビル・ヘイリーと彼のコメッツ ザ・クレスツ デル・シャノン

ユニバーサルインターナショナル 2002-05-02
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このアルバムは、ほんと聴きゴタエあります。

ビル・ヘイリー、チャック・ベリー、バディ・ホリー、ファッツ・ドミノ、プラターズ、ビーチ・ボーイズ、ジョニー・バーネット…、と、ロックンロール、ロカビリーの教科書的存在のミュージシャンたちの楽曲が、あの映画の印象的な場面と重なりながら蘇ってくる名盤です。

映画の方は、スター・ウォーズ以前のジョージ・ルーカスが監督のフィフティーズ物語。(舞台設定は1962年だけど…)
ロック音楽、クルマ、女の子、という10代若者の”すべて”がそのまま純粋に描き出されたアメリカ版「シャコタン☆ブギ」(ていうかシャコタン☆ブギが、日本版アメ・グラか…)。
私なんか、いまのアメカジ趣味の原点ともいえる影響を受けていると思います。

よくわかりませんが、アメリカという国の歴史を見ても、近代化の成立後、第二次大戦の勝利を経てベトナムまでの間、いちばん勢いのついていたイケイケな時代だったのではないでしょうか。
アメリカン・ダイナーのエナメルソファーやジューク・ボックスは、いまも新鮮なレトロ・フューチャーですし、冷蔵庫などの家電製品も宇宙船の装備のよう、クルマはどんどん大型化して羽が生えたりしていって「お前は空でも飛ぶんかい?」な感じですし、ハーレーもなんかわけわからないメッキの装飾がいっぱい付いていたような時代。

いま振り返るととても幸せで、世の中がとても単純化されていたような牧歌的な雰囲気も漂ってくるような気もします。
デカいことはいいことだ、消費は美徳だ、パワーは善だ、といった疑問符の付かない価値観が支配していたような雰囲気です。

善し悪しは別にして、そういう単純化された世界観のようなものは、アメリカという国の持つキャラクターの象徴ではないでしょうか。

60年代以降、ベトナムをきっかけにして矛盾や悩みを顕在化させていく過程が、ロックやその他の表現などにも影響していくのですが、いまでもアメリカにはこういう疑問符の付かない時代への憧憬が残っていて、それが環境政策などに反映されているのではないか、などとも思えてきます。


アメリカで生まれたポップ文化、ロックやジーンズやファストフードは、世界中に影響を与えていますね。
そういう意味では、アメリカ的なものの抱える強さも弱さも矛盾も魅力も、ぜんぶ私たちとは無関係とは言いきれないとも思うのです。


50年の歴史が、さらに良い方向へ続いていきますように。

と、思います。

Posted: 水 - 3月 16, 2005 at 09:55 午前          

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