スポーツスター降ります
ごめんなさい。さようなら。
いやね、7月に本国で06モデルが発表された時からずっとずっと、悩んでいたんですよ。ダイナ系がぜんぶインジェクション化。FXDXモデルの廃止。う〜ん、う〜ん。ずっと考えてるいまの自分のSportster
の抱えてる問題と変えていきたいところは以下の通り。◆遠くまで、も少し快適にツーリングしたい。(振動、排気量、積載性などなど)◆ガソリンタンク容量の少なさ。100kmごとに給油じゃ、安心して遠出できません。とくに先日早朝走りに出かけて痛感。ガス屋が開いてない時間帯に走るのはキケン。(かといって、Sportsterにとってはこのちびタンクがアイデンティティともいえる重要なルックス的要素だと思ってる)◆150幅のタイアがタンデム時にフェンダー裏ボルトと干渉することがある。(タイア傷だらけ)◆なのに、リアサスはもーちょっと短くしてノーマルに近いディメンションを取り戻したい。(矛盾)◆ワイアースポーク・ホイールのデメリット多し。メインテナンス性、パンクの問題。◆二次伝達のチェーンドライブは私にとっては必要なし。維持費やバックトルクなどなどデメリットのほうが大きい。◆仕様だと言われてるヘッドカバーのガスケット切れによるオイル漏れの修理が必要。その他二本出しのノーマル・ルックなマフラー付けたいのにリアのインチアップとチェーン化からノーマル・ステーが使えないとか、いろいろ細かな不満はあったのですが、つまるところ(排気量や積載性をのぞいて)03までのノーマルのSportsterに乗ってれば全部解決しちゃうような問題なのです。う〜んう〜ん。じゃ、ノーマルに戻そうか、って思っても、これはいまさらやるとけっこうな仕事になっちゃいますよ。で、それならノーマルのSportsterに乗り換えようか、とか考えるのですが、残念ながら04からの現行車は”ちびダイナ”みたいな性格のバイクになってるらしい…う〜んう〜ん、ならいっそ他の車種も含めた乗り換え検討してみよう。いまとこれからの自分にとって、もっとも適したパートナーになってくれる車種はどれか。◇最新国産車は?しょうじきもう前傾姿勢のバイクには乗れないと思います。(オヤジだから)200馬力超えとか300km/hとか、スペックはどんどん異次元の世界へ突っ走ってる最新バイクたち。なんかね、そういう国産車って「手に入れたその瞬間が最高で最新」で、あとはどんどん時間とともに魅力が薄まっていくような気がするのですよ。毎年書き換えられる「スペックの数値」は、その時点ではたいへんに魅力あるものでも、そこにしか価値のない選び方していると長い時間を過ごすパートナーとしては役不足なのです。私はほんとうにいまの最新バイクも大好きですが、そういう意味で将来へ渡っての”スペック値だけじゃない魅力”や愛着を感じさせてくれる機種は見当たりません。◇旧車は?これはもう”バイク趣味”としてはひとつの到達点ですね。国産外車問わず、経年を経て魅力を失わない名車たちは、ほんとうに趣味人としてバイク文化を次世代へ継承するためにも、誰かが担わなければならない大切な役割です。ざっと思い浮かべただけで数十台ものモデルが頭をよぎるわけなのですが、以前4輪でその世界の奥深さや魅力とともに、そのたいへんさを知ってしまっている私には、ちょっとほいほいと手を出せる環境にはありません。財力や情熱はもちろん必要ですが、”人間そのもの”がもっと成熟してあらゆる意味で余裕を持っていないとダメだと思います。◇ドカ は?ビューエル
は?BMW は?トライアンフ
は?う〜ん、これらはすべてものすごく惹かれるバイクたちですね。それぞれのお国柄とバイク文化の歴史をものすごく凝縮して製品化されてるっていう気がします。とくに私のオートバイとの付き合い方でいうとBMWというのはものすごくハマりそうです。快適そうです。でもね、なんとなく感覚的に”私が乗るバイクじゃない”って気がしてきます。工業製品としての正常進化。満点とる優等生。なんていうか、もうちょっと分別付いた大人の乗るバイクだって気がして…。◇ビッグツイン系は?やっぱりね、いろいろ考えていくとハーレーになっちゃうわけなんですよ。そもそも私、もともとハーレーダヴィッドソンにそれほど思い入れもこだわりも持ってなかったんですけれどね。Sportsterに乗るまではビッグツイン系のモデルの区別付きませんでしたし。ハーレーの持ってる”威風堂々の貫禄”みたいなものに、それほど惹かれないんですよ。オートバイなのに鈍重であってどうする?みたいな感じ。確かにソフテイルの格好良さは「これがハーレーだ!」ってな感じで誰にでも説得力のある魅力だろうし、たとえば地平線の見える一本道をツーリング系FLで流してみたい、とも思います。最新の水冷ハーレーの中でもストリート・ロッドは「お!」と思わせてくれる機種ですし、40年代そのまんまみたいなFLSTCなんか、眺めたり磨いたり飾ったりしておきたい素晴らしい造形だと思います。でもね、やっぱりね、どうしてもね、鈍重すぎるオートバイには私、乗れそうもないのですよ。渋滞してればすり抜けして前まで出たい気質は変わらないでしょうし、よく走るホームコースの周山街道の峠がイヤになるような車種はダメなのです。そんなふうに考えてると、ビッグツインではやっぱりFXですね。ダイナですね。ダイナの中でもFXDLローライダーは、ハーレー1とも言える人気車種でもあるのですが、街中の交差点でもマフラー擦りそうなあのシャコタンはやっぱり私の使い道には合わなそうです。カッコいいんですけどね。で、スポークホイールのワイドグライドは当然パス。やっぱりシンプルなFXDか、真っ黒エンジンで磨くところ少なそうなFXDXだな。よし、次にバイク乗るならダイナFXDかFXDXを考えよう、って思ってたんです。で、次にダイナに乗るにしても、そんなに切羽詰まった不具合もないいまのSportsterを、もう少し乗り込んでからゆっくり考えていけばいいや、って思っていたのです。そこにきて06モデルの発表ですよ。あれれ?FXダイナ系フルチェンジですか?え?すべてのモデルがインジェクション化?あれ?走れるビッグツインFXDXは?あのね、オートバイがインジェクション吸気なのはなんとなく感覚的に馴染めません。やっぱりどうしても。二輪用エアバックが採用
されるという次期GWのような、”定義的にはオートバイ”なのだけれど、なんかとっても違和感のあるベクトルでの進化。もちろんそういう方向性でのプロダクツとしての進み方は否定されるべきものではないですし、どこかのメイカーがやらなければいけない大切なことなんですけれど。ただね、やっぱりね、私が自分の人生の中でモーターサイクルを必要としているもっとも大きな部分、「バイクの象徴性」とでも言うんですか、不安定さ、揺らぎ、隙間、曖昧さ、そういうものが削られていく進化は(しかたのないことであっても)ハーレーの場合には寂しくなっちゃうんですよね。インジェクションなんて、どんなに理屈がわかっていても目で見ることのできない仕組みがバイクの心臓に混合気を供給するなんて、なんかとってもとっても馴染めないんですよ。バイクって、安定していて安全で便利で確実で、、、って方向”だけ”で進化していってほしくないんですよね。もっとこう、周りの環境や季節や気温や湿度や、そういった自然の要素というか、人間がすべてコントロールできないしすべきではないものの影響受けたっていいと思うのです。そんなわけで、今後キャブ車のダイナの供給がなくなるとなると「さーどーする?」という岐路に立たされるわけですよ。インジェクションをキャブ化するのはできるのかどーか知りませんが(80年代末に日本で売れまくっていた英車の旧Miniがインジェクション化されたときには簡単にはできないと言われてました…)新車手に入れるなら、もういまが最後のチャンス。しかもね、06モデルにはFXDXがないですよ。似たような真っ黒エンジンでもっとカッコいーチョッパー風の”Street
Bob”っていうのが出るらしいですけど、これは私の望む「走れるビッグツイン」じゃなさそうです。あああ、「もうない」って言われると焦るじゃないですか、ねえ。
どーしよう、どーしよう。ああ、考えれば考えるほど「FXDXを”いま”手に入れるしかない」という方向へ結論がいってしまいますよ。なんどもなんども公式サイトの写真見てスペック読んで、ってしていると、頭の中はもうこのバイクのことだらけ。良いことしか思い浮かびません。誰かこの車種の欠点教えてください。ほんとに。まじで。ウェブ検索してもあんまり情報ないですね、そもそもタマカズ出てる車種じゃないようです。そんなわけで、来週には06モデルが店頭に並ぼうかというこの時期に、型落ちになるバイクを買おうとしている最近の私なのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私、バカでしょうか?ていうか、このエントリ長過ぎ。バイクやハーレーに興味ない方、読むの疲れたでしょ?スミマセン。ああでも、ダイナ・スーパーグライド・スポーツ。いいバイクですよ、たぶん。
Posted: 金 - 9月 9, 2005 at 10:24 午前
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