「より少ないことが、より多くの意味を持つ」(Less
is
More)と言ったのは、ミース・V・D・ローエでしたっけ?
いわゆるモダニズム以降、こうしたミニマム路線での洗練がある種の”パターンとして”無意味に、無理念に敷衍していった結果、な〜んか冷たい、な〜んか素っ気ない、そしてあろうことか本来の魅力である”洗練”すら失われてしまったデザインが世の中に溢れていき、その反動、揺り戻しとしてロバート・ヴェンチュリの「少ないことは退屈だ」(Less
is
Bore)という言葉が発せられるわけなのですが、このことはなにか”機能と形態”の議論における大昔から現代まで続く”行きつ戻りつ”のようなものなのですね。
(センスと理念の持ち主によってデザインされたモノであれば)シンプルでミニマムな形態の持つソリッドな存在感は、カミソリのようなシャープな切れ味で見る者を魅了してくれるのです。 これ。 大阪のトランプTranp
さんから最近発売されたオイルタンクキャップTB-001
。 な〜んということのない小さなパーツなのですが、`03までのSportsterの大弱点、真夏の太もも裏火傷からライダーの脚を守ってくれる樹脂製キャップです。 カスタム・ショップさんはどこでも、そのお店独自の色というものがありますが、私はトランプさんのカスタム・バイクやパーツからはモダン建築に似たシャープさを感じてしまいます。 洗練されたホットロッド。 アメリカとヨーロッパが、混沌の街大阪でマーブル模様に混ぜ合わされたような感じ。 Less
is
Moreを感じますよ。 カッコいいです。 オサレです。