ショット(Shott NYC.)618
革ジャンにもいろいろありますが、ある種のカテゴリーの中で最もイメージされやすいスタイルのひとつがこれではないかと思います。 「へえ、バイクに乗ってるんだ?」 「うん」 「どんなバイク?」 「ハーレー・ダヴィッドソン」 「……」 のようなやり取りの中で、相手が想像するのは、きっとこんな革ジャンなのではないでしょうか。
ダブルのライダース・ジャケット。 マーロン・ブランドもエルヴィス・プレスリーもジョン・レノンもシド・ヴィシャスもブライアン・セッツァーも永ちゃんも横浜銀蝿もシュワちゃんも着てました。 バイク乗りのジャケットというよりは、Rockな魂だったり、反逆の証だったり、「Punks
Not
Dead!」だったりを体現するためのユニフォームと化しているような気さえします。 メイカーはアメリカのSchott
社、モデルは定番の618です。 「乱暴者」のワンスターで非常に有名になった革ジャン界の定番のひとつでもあります。 モーターサイクルをライグィングするためのジャケットとしてデザインされているだけあって、その機能性はやはりオートバイ乗りにとってはたいへん重宝することの多い作りとなっています。 ダブルのフロントと袖口、裾のアジャスト機構により防風機能はほぼ完璧でしょう。 コインポケットや斜めに位置した胸のジップポケットなども料金所での迅速な対応を助けてくれます。 内側はキルティングのライナーが付いていて、一定の防寒性も持っています。 裾丈は短め、袖丈は長めで、ライディング姿勢をとった時に支障のないプロポーションです。 私のこの618は、既に15年選手です。 マテリアルのステアハイドはあちこちで評価されるほど酷いものには感じられません。 私は雨具代わりに使ってバイクに乗ったり、真夏でもカッコつけて汗だくになりながら着倒したりしたわりには、いまでも一定のしなやかさを保っています。(もっと言えば、全面にピンバッジを突き刺したりもしてました…) これを着て何度か転倒したこともあって、袖口のジッパーは壊れてしまったり、革に大きな引っ掻き傷がついたりしていますが、それなりのヤレ具合でけっこう味が出た状態とも言えます。 もちろんラングリッツやマッコイなんかと比べてはいけませんが、比較的リーズナブルな価格設定の中で、これだけ基本が詰まった作りをしていることには、とても好感が持てます。 しかし、最近の私は(Sportsterに乗り出したこともあって)あんまりコテコテにバイカーチックな格好をしたくない、ってことで、ほとんど出番のないジャケットになってしまいました。 だって、ハーレー・ショップとかに行くといっぱいダブル・ライダース着た人達がいて格好が被るんですもん。 (べつに被ってもいいじゃん>オレ) あまり出番のなくなってしまったジャケットですが、いろんな思い出とともにずっと所有していきたいと思います。 それと何度かの危険な経験から、いつも転倒というリスクを抱えながら走るオートバイという乗り物にとって、最終的にはこういう天然のレザー素材を使用した衣類というものが、自身の身を護るための頼るべき存在であるという事実を忘れてはいけないと自分に言い聞かせています。 (真夏に革はとってもつらいですけどね、見た目的にも)
Posted: 月 - 4月 19, 2004 at 03:58 午後
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