アルファ(Alpha Industries)N-2B
もうイーカゲンにわけのわからんオタクジャンパーネタは食傷気味でしょ?
一昨日は昼飯にトンカツ屋さんでヒレカツ定食を食べたのに、昨日の飲み会は串カツ屋さん、さらに今日のお昼は時間がなくってマックに寄ったらなぜかフィレオフィッシュを注文しちゃって、もー揚げ物はいいやって思ってるのに、夜にアイリッシュ・パブに行ったらギネスといっしょにまたフィッシュ&チップス頼んじゃったりして…というそんなアナタにお送りする(今日の晩ご飯はエビフライよ、あなた♪的)ジャンパーネタはこれ。
米空軍のヘビーゾーン用フライトジャケットN-2B。(あまりよく知りませんが)人気バンドの人たちが着用して流行ったN-3Bの丈が短いバージョンです。メリケンさんの飛行機乗りが寒い地方で着るためのジャンパーですね。私のは10年ほど前のアルファ社Alpha Industries
製。背中で二分割できるでっかいフードが付いているのが特徴のジャケットです。私はこのジャケット、冬のバイク用にと購入しましたが、じつはあんまりバイク乗る時に着ていません。たまに真冬にA-2の上にこれを着て乗ったりしましたが、バイクのライディングには、あまり向いていないように思いますね。いちばんの理由は特徴であるその大きなフードが、スピードを増すとともにバタついてどうしようもなくアブナいからです。ま、このあたりは乗るバイクによっても違うでしょうし、ビッグツインとかあまり前傾姿勢にならない車高落としたSportsterとかなら問題ないのかもしれませんけれど…前にMA-1
をご紹介した時にも書きましたが、アルファ社は古いフライトジャケット好きにとってはとても重要なメイカーでした。多くのフライトジャケット・ファンにとって”はじめての飛行服”体験はこのアルファではなかったかと思います。何事も”初めての経験”って人生にとって重要な位置付けですよね。忘れられない一生の思い出、でもあります。フライトジャケットのアルファ社、革ジャンのショット社、はまさにそんな存在だと思います。同じアメリカのフライトジャケット・ブランドでも、とても有名な○ヴィレックス社などと違い、おかしな編集や独自解釈、わけのわからん装飾などをしないところにとても好感を持てますし、そもそものオリジナルへの敬愛というかリスペクトの気持ちが感じられてとても良いブランドだと思います。品質的にはもちろんリアルマッコイズ、バズリクソンズにはとうてい及びもしないわけですが、アルファと同じような(というかそれ以下の)品質で価格だけはマッコイ、バズに迫ろうかという○○ィ○ッ○○社などと違いほんとうにオススメできるメイカーだと思います。(ま、ぜんぶが全部、ってわけではないですし、私はエドウィン傘下に入ってからのアルファ製品を知らないので最近のモノについて断言できませんが…)思うに、なんでもそーなのですが日本人がこだわるほどに合理主義の徹底したアメリカ本国で細部や歴史にこだわっているメイカーやブランドは少ないですね。501の本国生産を止めたリーバイスも、そもそもヴィンテージや復刻には価値を見出していなかったのを日本やイギリスからのニーズを後追いで認め出したのだと思いますし、フライトジャケットもマッコイやバズの誕生動機そのものがアメリカ本国にない価値の創造だったのだとも思います。ハーレーのカスタムなんかも、けっこう純正オプション中心だったりするって聞きますしね。そういう合理主義が、また次のトレンドを作ったりしてゆくことが面白いのですが、日本やイギリスのある種のオタッキー文化がアメリカの生んだ素朴で合理的なモノを現代に蘇らせている、っていうのもとても示唆深い部分です。ジミ・ヘンドリクスやストレイキャッツが泣かず飛ばずのアメリカからイギリスへ渡って評価されたっていうようなこととも関係があるのではないかって気もします。アメリカという国は”歴史がない”こと自体にコンプレックスを持っているように感じる国なのですが、そういう国が既に持っている確固とした(短いながらも重要な)歴史のひとつがポップ・カルチャーなのではないかと思います。隣の芝生はいつも青く見えるものですが、”自分では気付かない自分の良さ”みたいなことも多くあるはずです。凝り固まったり、盲信したり、卑下して萎縮したりせずに、”他者と関わる”ことで発見できる自分というものに気付くしあわせを、受け止めたいものです。なかなか、難しいんですけどね。ところでオッサンっぽいジャンパーばっかりいくつも持っていてどーすんの?>じぶんもっとオシャレさんになって、ステキなおねーさんにモテたい今日この頃、です。
Posted: 水 - 12月 1, 2004 at 11:20 午前
Comments