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オメガ(OMEGA)スピードマスター&シーマスター


OMEGA のスピードマスター・プロフェッショナル、シーマスター・プロフェッショナル。
私が普段主に使い回しているのは、こんな腕時計です。

時計なんて、正確な時間を知れて、丈夫で、そこそこどんな服装にも合わせられれば、それでいいですよね。
なのに世の中には、ほんとうに沢山の腕時計が溢れています。
それはきっと、腕時計の持つ機能とは別の部分で、例えば装飾性だったりステイタスだったり物語性などに様々なニーズがあることと関係しているのではないでしょうか。
また、男性にとっては堂々と付けることができる数少ない装飾性の高い身の回り品であるということも大きいですね。

ひとつはとても有名なモデルで、腕時計が好きな人には説明の要らない名作。
OMEGAスピードマスター・プロフェッショナル です。
60年代アメリカの国家威信をかけたプロジェクト、アポロ計画において有人宇宙飛行の備品としてNASAアメリカ航空宇宙局の様々な過酷なテストに合格した唯一の市販腕時計です。
実際のアポロ計画で宇宙飛行士たちがこの時計を腕に装着しました。
裏蓋には誇らしげに『The First Watch Worn On The Moon』と刻まれていて、あの有名なアポロ11号の月面着陸時や、映画にもなったアポロ13号の宇宙船故障の危機からの脱出時にも使用されていました。
その辺りの蘊蓄は語り尽くせないほどたくさんあって、いろんなところで紹介されていたり、専門のムックまで出版されています。
有名なROLEX等のスポーツ・ウォッチと比して、比較的安価なこともあって、カジュアル指向の本格時計入門機としても人気があるようです。
無重力空間ではローターが回らないため、今でも現役ばりばりの手巻き式です。

もう一方は、OMEGAシーマスター・プロフェッショナル 、クロノグラフです。
スピードマスターの強烈な物語性にヤラレて使い続けていた私ですが、そのうちに不満点も出てきました。
基本設計が50年代と旧く、ほとんどモデルチェンジなしで現在まで造り続けられているために、風防が強化プラスティック製で傷が付きやすい、手巻き式はそれなりの儀式性があって悪くはないんですが、それでもやっぱりメンドクサイ、防水が日常生活防水レヴェル、やっぱり精度がイマイチ、と言ったところでしょうか。
シーマスターは、スピードマスターの原型にもなったOMEGA伝統のスポーツモデルですが、スピードマスターの不満点を見据えて、その中でも、
1.水深300m防水機能。
2.クロノグラフ機能。
3.クロノメーター規格。
4.自動巻
5.デイト表示。
6.サファイアクリスタル風防。
といったところが特徴的なモデルを手に入れました。
あの伝説のダイバー、ジャック・マイヨールが潜水の世界記録を打ち立てた時からスポンサードしているOMEGA社の、スピードマスターと並ぶ代表的なスポーツ・モデルです。(数年前に死んじゃいましたね、マイヨール)
私のこのシーマスターは96年頃購入ですが、今はもうカタログ落ちしているようで、残念ながらシンプルなクロノグラフはプロフェッショナルシリーズには無くなってしまいました。
これを購入した当時は、前述の1〜6の条件を満たすモデルが欲しくて、他のブランドも含めていろいろ探したのですが、結局手の届く範囲では唯一の選択肢が、この腕時計でした。

私は腕時計を、あれこれ取っ替え引っ替え付けるのは好きではなくて、気に入ったモデルはどんな服装にもかまわずにずっと付け続けますが、そういった使い方にも、この二本ならば違和感無く使えます。

機械式時計の魅力は、ここで私が語るよりも専門のサイトがたくさんあるので、そちらにお任せしますが、やっぱり人の手の温もりであったり、腕に収まる小宇宙という物語であったり、そういう部分が一番の魅力だと思います。
腕を耳に当てて、コチコチコチコチコチ…と刻まれる時の音を聴くのは、なんとも心落ち着くものです。
『とき』に想いを馳せる。そういう行為を、我々は忘れ過ぎてはいないでしょうか。


しかし、今更ながら思います。
宇宙空間に挑むアストロノーツ(宇宙飛行士)たち、深海へ挑むダイバーたち、その出立ちから装備、そして未知への探求と冒険心、こんなところが何故か「オートバイ乗り」とダブってしまいます。
なにか、似てません?

私にとってのバイク乗りとは、宇宙飛行であり、深海でのダイビングなのです。



Posted: 木 - 5月 6, 2004 at 01:29 午後          

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