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クラシックアコーディオンとは?
現在、ヨーロッパ各国の音楽院や音楽大学でクラシックアコーディオンという楽器が専門的に研究されています。クラシックアコーディオンとは、左手ベース部がコードのみではなく、単音でも演奏できるアコーディオンを指します。日本では主にフリーベースと呼ばれていますが、ヨーロッパでは「クラシックアコーディオン」や「コンサートアコーディオン」の言葉が使われていますので、私自身はクラシックアコーディオンと呼んでいます。
ここでの情報はすべてイタリアのクラシックアコーディオン科の教授たちから集めたものです。これから始める方の楽器選びのお役に立てればと思います。
クラシックアコーディオンの種類とシステム
この、右手と左手のシステムにより、クラシックアコーディオンは大きく五つのモデルに分けることができます。
1.ボタン式/マイナーサード
2.ボタン式/コンバーターシステム無し
3.ピアノ式/マイナーサード
4.ピアノ式/コンバーターシステム無し
5.ピアノ式/クイントシステム
このように、クラシックアコーディオン(もしくはフリーベースアコーディオン)といっても、ひとつの「スタンダードモデル」というものは存在せず、上記の種類のものがあります。
ボタン式は、ピアノ式より広い音域が、ピアノ式より小さなスペースにならんでいます。これにより、楽器を小さく作ることが出来ます。また、音域の離れたメロディーを簡単に演奏することができます。他にもボタン式の可能性はまだまだあります。(例えば、ポルタメント(もしくは微分音)のとき、ボタンとボタンの間に指の先を挟んで演奏します。すると、”テコの原理”でリードの開閉の細かい操作を簡単にすることが出来ます。)
ピアノ式は、滑りのテクニックを使うことが出来ます。どの調のスケールでも、クロマティックでも、途切れることなくレガートに演奏できます。グリッサンドが一本のラインの様に演奏できます。ボタン式よりも楽器は大きくなりますので、これによって、より沢山の空気を扱えるようになります。
左手部のマイナーサードシステムは、音が半音階で並んでいるので、音の並びを理解しやすいです。また、120個のベースボタンでクイントシステムよりも広い音域を持っています。また、スタンダードベースの「ベース」と「対位ベース」はそのまま使えます。グリッサンドが、クイントシステムより簡単に演奏することが出来ます。
クイントシステムは、音階が楽器の蛇腹側から左手側に向かって並んでいるので、演奏において、マイナーサードシステムよりも左手の上下運動の幅は少なくてすみます。マイナーサードシステムよりも、より幅の広い音がつかめます。マイナーサードよりも低い音域をもっています。しかし、音の並びは複雑を極めているので、慣れるまでは理解、演奏に苦労します。
クラシックアコーディオンとは他の楽器と比べ、本当に様々なものがあります。どのシステムの楽器も、また個々の楽器にも、1つ1つの楽器がそれぞれの得意とするもの、そして問題点をもっています。