【椎茸とハムのスープ】
乾し椎茸は、中華料理の良い友である。間違っても、気を利かせたつもりで 生椎茸で代用してはならない。
材料(4〜5人分):椎茸大6個・人参2/3本・玉葱大1個半・薄切腿肉ハム 1パック・オーツ80g・鶏ガラスープ顆粒
オーツの身上は、どのような民族・文化・流儀の味にも、素直に順応するところにある。これを「個性がない」とか「自己主張不足」などと言ってけなすのは、あさはかなことである。その場の食材と味付けに応じて、いかようにもその立場を変容させつつ、料理としての全体像を形づくる。このオーツのような存在を人間がもっと評価するようであれば、世界は今よりもはるかに平和であるに違いない。
さて、椎茸は、時間をかけてゆっくり戻す。戻し汁は捨てずに、適量の 水を足して火にかけておく、というのが常道である。適量の鶏ガラスープを加えて、 味を作っておく。後で椎茸とハムを入れることで、味が相当濃厚になる点を考慮すること。
人参・椎茸・腿肉ハムは千切り、玉葱もそれに準じて細く切る。人参と玉葱を 初めに入れ、玉葱が透明になってきたら、椎茸とハムを加える。
しばらく煮たところで一応味見をするが、よほど水臭いことがない限り、あまり 何も加える余地はないはずである。
オーツをハラハラと入れる、特に注意する点はないが、よくかきまぜておくのがよい。 概ね2分間程度煮たら、火を保温程度にまで縮め、蓋をする。2〜3分蒸らしてから 再び全体をよく混ぜ合わす。オーツの上に水分の層が十分にあり、オーツを掬うととろとろ 流れる位になっていれば、成功と言えよう。
今回、証拠写真として撮影したビデオが不調で、現物をお見せすることができないのが 誠に残念である。それを見れば、全国のネットワーカーの大半が、オーツを買い求めに 大挙して商店に詰めかけたことであろう。