2005年Formula one世界選手権
MonacoGP

伝統のモナコを
フィンランド人独走
2005/5/22
路面=ドライ
Formula 1世界選手権
第6戦
モンテカルロ GP
モンテカルロ市街地
3.340km*78laps
=260.520km
優勝;キミ ライコネン(フィンランド) 1:45:15.556
(158.540km/h)
Team;McLaren Engine;Mercedes Fastest;1:15:921

Fastest Lap;Michael Schumacher(Ferrari) 1:15:842


世界三大モータースポーツのひとつであるFormulaOne世界選手権第六戦モンテカルロGPがモナコ公国内公道のモンテカルロ市街地コースで行われ、McLarenのキミ ライコネン(フィンランド)がポールポジションから実質首位を一度も譲ることなく、後半は独走となり今シーズン二勝目、通算4勝目をあげた。ライコネンはスタートが早い予選2番手のフェルナンドアロンソ(ルノー)に交わされることなくザン デボーテ(1コーナー)を抜け、そのポジションのまま78Lapを独走した。予選2番手だったアロンソはレースの大部分を2番手で走ったが、後半明らかにスローダウンがみられ、ヌーベルシケインでニックハイドフェルド、マークヱーバー(Williams)にまろやかに抜かれ4位フィニッシュだった。ハイドフェルド、ヱーバーは共に自己最高位を更新しWilliams2-3フィニッシュを決めている。

トヨタより遅いルノー フェラーリは復活の兆し
トヨタのマシンはタイヤに厳しく、このモンテカルロ市街地コースはそこまで得意ではないと言われている。しかし今回のレースペースでは明らかにTOYOTAのほうがルノーよりも速かった。終盤、フィジケラ(ルノー)を先頭にドライビングスクールが開講されるが、フィジコドライビングスクール2番手のトゥルーリにフィジケラはたびたびつっつかれる格好となった。そして一瞬の隙をつきなんとグランドホテルヘアピン(ローズヘアピン)でオーバーテイク、後ろから来ていたモントーヤ、ラルフ、バリチェロ、ミハエルにフィジコは続々抜かされ、4位走行から一瞬でポイント圏外に転落してしまった。しかしトゥルーリはこのオーバーテイクでマシンにダメージを受け後退、ポイント圏外となってしまったが、昨年のモナコウイナーは今年も一番光っていた。フェラーリの2台はそこまで良い予選順位ではなかったが、ドライブングスクール終了後も前を行く車をつっつく等明らかに速く、次のオーバーテイクのたやすいニュルでは後半追い上げて来そうだ。

ダークサイドに落ちたレッドブル ミナルディの躍進
ミナルディは95年ルカ パドエル以来の13番手-14番手グリッドを獲得し、レースが始まるとフリーザッハーはジョーダンズとアルバースをつき放しラルフ シューマッハーとバトルを演じた。しかしこの隠れたモナコマイスターはラルフに抜かれた後ハンドリングトラブルによりリタイアしている。アルバースはミラボーでスピンしコースをふさいでしまった。それに気付いて停止していたデビットクルサード(レッドブル)に後ろからミハエルが追突、クルサードはマシンにダメージを受けリタイアとなった。チームメイトのヴィンタントニオ リウィッツィもタイヤがパンク、マシンにダメージを受けリタイアしている。レッドブルは運の悪い週末となった。クリスチャン アルバースはその後レースに復帰しミナルディ新車PS05初の完走を成し遂げた。また暴れるインド人、ナレインカルシケヤンが早々にリタイアしたJordanチームのもう一台ティアゴモンテイロはトラブっていたアルバースを交わし完走を果たした。モンテイロは現在完走率100%となっている。

次戦は森のサーキット
次戦ヨーロッパグランプリは間隔をおかずに来週にドイツのニュルブルグリンクグランプリショートコースで行われる。次からB.A.R HONDAが復帰し、再び20台のレースが行われることになる。ニュルはドイツにあり、即ちシューマッハ兄弟の地元である。フェラーリはここは落とせない。一方復帰するB.A.R HONDAの佐藤琢磨もここは去年暫定ポール→フロントロー獲得するなど得意としてるサーキットであり、期待が高まる。

【GP2日目】フリー走行3回目
時間の前半はマクラーレンの二台がタイムシート上位を支配したが、終了15分前にデビットクルサード(RedBull)が猛烈アタックを慣行し一時トップに、がそのすぐ後にフェルナンド アロンソ(ルノー)がさらにすばらしいアタックをして16秒台に入れトップタイムとなって、その後ほとんどの車が入ってしまった。再びアタック合戦が始まり、ラルフ シューマッハ(TOYOTA)→ジャンカルロ フィジケラ(ルノー)→ファン モントーヤ(McLaren)とトップがめまぐるしく入れ替わりモントーヤがトップタイムとなった。最後にフェルナンドアロンソ(ルノー)が突っ込んできたが、ヤルノ トゥルーリ(TOYOTA)が前にいたため全開アタックできなかった。パトリック フリーザッハー(ミナルディ)は今回もすばらしい走りを見せ、一時はジャック ヴィルヌーブ(ザウバー)に0.05秒まで迫るタイムを出した。最後もジョーダンズをしっかり押さえ14番手とした。フェリペ マッサ(ザウバー)はアタックを行っていない。
フリー走行3回目
順位 名前 コンストラクター タイム
1 ファン モントーヤ McLaren 1:16:197
2 ジャンカルロ フィジケラ ルノー 1:16:403
3 ラルフ シューマッハ TOYOTA 1:16:508
4 フェルナンド アロンソ ルノー 1:16:513
5 ミハエル シューマッハ フェラーリ 1:16:803
8 デビット クルサード RedBull 1:17:180
14 パトリック フリーザッハー ミナルディ 1:19:271
15 ティアゴ モンテイロ ジョーダン 1:20:215
【GP2日目】フリー走行4回目
フリー走行4回目は毎度毎度ながら予選アタックシミュレーションが中心に行われ、各車三回目までのタイムを大きく更新していった。マクラーレン、ウイリアムズ、ルノーの3チーム6台がそれぞれすばらしい走りをし、トップタイムが続々入れ替わるコンペティティブなセッションとなった。終了間際、モントーヤ(McLaren)がスロー走行中、うしろから来ていたラルフ シューマッハ(TOYOTA)デビットクルサード(RedBull)が避けようとしたところにうしろからジャック ヴィルヌーブ(ザウバー)が追突、クルサードがスピンしラルフに接触。赤旗中断となりそのままセッションは終了となった。クルサードはかなり良い走りをしていたが、フォースのダークサイド(ry。モナコマイスター パトリック フリーザッハー(ミナルディ)はジョーダンズを今回も完封し、18秒台にのせている。チームメイトのクリスチャン アルバースも前のジョーダン ナレイン カルシケヤンに約0.1秒差まで詰めており、この2チームの戦いも予選の注目となりそうだ。
フリー走行4回目
順位 名前 コンストラクター タイム
1 ジャンカルロ フィジケラ ルノー 1:13:988
2 フェルナンド アロンソ ルノー 1:14:407
3 キミ ライコネン McLaren 1:14:258
4 ヤルノ トゥルーリ TOYOTA 1:14:322
5 マーク ヱーバー Williams 1:14:481
9 ミハエル シューマッハ フェラーリ 1:14:961
15 パトリック フリーザッハー ミナルディ 1:18:560
16 ティアゴ モンテイロ ジョーダン 1:19:034
【GP1日目】フリー走行1回目 【GP1日目】フリー走行2回目
フリーザッハー力走!
フリー走行二回目は最後にフェリペマッサ(ザウバー)がクラッシュするなどモナコ特有の波乱が混じるなか行われ、ルノーのフェルナンドアロンソが27lapも走行しトップタイムを獲得した。モナコマイスターのデビットクルサード(RedBull)は3番手。相棒のヴィンタントニオ リウィツィも7番手と、ルーカスフィルム宣伝担当スター ウォーズ レッドブルレーシングは好調のようだ。フェラーリ勢は11、15番手と苦戦している。ウィリアムズ勢はウェーバー13番手、ハイドフェルド16番手とこれまた危ない状況、TOYOTAも9-10-13とあまり良くない。前回に引き続きパトリック フリーザッハー(Minardi)がすばらしい走りをみせ、ジョーダンズを引き離し19番手となっている。
フリー走行2回目
順位 名前 コンストラクター タイム
1 フェルナンド アロンソ ルノー 1:15:835
2 アレキサンドル ブルツ McLaren 1:15:912
3 デビット クルサード RedBull 1:16:184
4 ジャンカルロ フィジケラ ルノー 1:16:519
9 ラルフ シューマッハ TOYOTA 1:16:917
11 ミハエル シューマッハ フェラーリ 1:17:170
19 パトリック フリーザッハー ミナルディ 1:19:587
20 ティアゴ モンテイロ ジョーダン 1:20:284

【モナコGPプレビュー】

モナコGPが行われるモンテカルロ市街地コースは現在のF1で唯一の全公道コースである。ヨーロッパの港町(?)の狭い道にコースが作られる。公道なので普段はもちろん人や普通の車が走っている道で、そこまで整備されているわけではないので、公道サーキット全体に言えることであるが、路面のデコボコが激しいのが特徴である。コース全体がガードレールに囲まれており、はみ出たりスピンしたりしたらガードレール激突=即リタイアになるため、例年完走は少なく、去年は11台がリタイアした。コース幅が狭くオーバーテイクどころか道を譲る場所さえ数少ない。一応理論上は1コーナー、ミラボル、ヌーベルシケインの3か所がオーバーテイクポイントということになるのであろうが、道幅が狭いだけでなく、レコードライン(たくさんの車が同じ場所を走るとそこにゴムが溜まり、グリップ力が上がる)から外れることによるリスクも大きい。しかも走行距離が約260kmと短いため、全車1ストップ作戦が予想されることにより、なおさらオーバーテイクは難しい。それだけ予選順位が重要な意味を持っており、このレースは「予選が決勝」と形容されることもある。以上のような特殊なコースなので、このコースを特に得意とするドライバーは「モナコマイスター」と呼ばれる。顎を除けばこのモナコ2勝のクルサードはモナコマイスターであるし、F3000時代にここやここに似たハンガロリンクを得意としていたフリーザッハーもモナコマイスターといえるだろう。ミラボル〜ヌーベルの3連続ヘアピンやトンネル等景色も美しいコースだ



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