2005年Formula one世界選手権
Australia GP



決勝グリッド

公式予選一回目結果

【GP3日目】

「非運の天才」
ジャンカルロ フィジケラが正真正銘の一勝を飾る!!
(決勝レース)

2005/3/6
路面=ドライ
Formula 1世界選手権
第1戦
オーストラリア GP
アルバートパークサーキット
5.303km*57laps
=302.217km
優勝;ジャンカルロ フィジケラ 1:24:17.336(221.001km/h)
Team;Renault Engine;Renault Fastest;1:25.994

Fastest Lap;フェルナンド アロンソ(ルノー)

 2005年度F1開幕戦オーストラリアGPは6日に57周の決勝が行われジャンカルロ フィジケラ(ルノー)が自身2勝目となるポールtoウインを飾った。フィジコは2003年にジョーダンでブラジルGPを制しているが、この時はレース後の裁定により勝利が決まったため、ポディウムの頂点でシャンパンファイトをするのは初めてとなる。
 フィジコはポールポジションからスタート後、序盤はヤルノ トゥルーリ(TOYOTA)と激しく競り合っていたものの、トゥルーリがいつものようにズルズル下っていき、かつ3位以下はデビット クルサード(レッドブル)に押えてもらうというかなりラッキーな状況で、53周ほとんど一度もトップを譲ることが無い正に「完勝」だった。予選13番手から上がっていったフェルナンド アロンソ(ルノー)もファステストを出しつつ、また豪快なオーバーテイクをしつつ3位まで上がって行き、まるで去年の赤い車を見ているがの如くの強さだった。

レッドブルの躍進
 レッドブルは共に3列目からのスタートだったが、デビット クルサードがスタート直後の第一シケインで神懸かり的なブレーキングを披露し、前の2台をブチ抜いた。その後もトヨタのようにズルズルになることも無くコンペティティブに良いペースで周回を続け、4位フィニッシュ。これはクルサードの2004年のペストリザルトと同じ結果である。マクラーレンは皮肉にもモントーヤを入れるために追い出したクルサードに2台とも負けてしまったことになった。もう1人のレッドブルのクリスチャン クリエンもきっちり7位入賞を果たし、レッドブルがマクラーレン、ウイリアムズに完勝という結果になった。

BARの不運+ボロボロ
 開幕戦のBARホンダは良いものとはいえなかった。佐藤琢磨はスタートでミナルディとジョーダン、そして顎(!)を鮮やかに抜き去るも、前半はジャック ヴィルヌープ(ザウバー)に押えられ、また後半はフェリペ マッサ(ザウバー)に2台連なりながら押えられるという厳しいレースだった。しかし問題はそれだけではない。バトンこそ五番手にファステストラップを持ってきてはいるが、佐藤琢磨のファステストはなんと16番手。つまり後ろにジョーダン&ミナルディしかいないのだ。これは琢磨がシャーシを昨日クラッシュしたモノそのまま使っていることに理由があるのかもしれないが。なおBARの2台は最終Lapに2台ともリタイアしている(しかし完走扱い)。これは「リタイアした車は次戦に新エンジンを使える」というレギュレーションを利用したものと考えられるが、そのようなことをチームで行ってしまっては毎回完走が8台という悲惨な状況になることもありうるので、これはいかがなものかと思う。

その他
 ルーベンス バリチェロ(フェラーリ)は11番手から2位、アロンソは14番手から3位と大幅なアップを果たしている。これは今年のレギュレーションでも追い抜きが可能であるということを示しているように見えるが、実際はルノー&フェラーリの2台が他車とレベルが違うということらしい。今回フェリペ マッサは昨日の超悪運により1Stop作戦を選んだが、自分より軽くて速いはずのBARの2台を長時間押えることができた。今年のレギュレーションでは
ダウンフォースが減った=スリップに入っても効果は薄くなった
タイヤが替えられない=レイトブレーキングでタイヤを削ってしまったらアウト!
とオーバーテイクを難しくする条件が増えてしまった。アルバートパークは抜きにくいサーキットではあるが、これでは去年のハンガリーGPを見ているようだ。どうにかならないものか。
 顎はハイドフェルド(ウイリアムズ)とぶつかってリタイア。これも終盤にハイドフェルドがレイトブレーキングで顎を抜きにかかろうとしたものの、恐らくタイヤにグリップがもう無く原則しきれなかった+顎お得意のドア閉めによるアクシデントと見られる。
 タイヤといえば各車のファステストラップはおおむね55周目前後に記録されているのが多い。これは今年持ち込まれた激硬新タイヤがレース300kmを通してだんだん暖まっていってパフォーマンスを向上させる作りになっているのか、それとも単に終盤で車列がバラけてコースを攻めれたのか判断に迷う。
 新人4人のデビューレースとなったが、まだ追い抜かれ方に不安が残る。新人4人のうちジョダンのカルケシヤンとモンテイロ、ミナルディのフリーザッハーは嬉しい初完走を果たすが、クリスチャン アルバース(ミナルディ)はギアボックストラブルによりリタイア。今日の予選で走れなかった原因と同じのようだ。

次戦に向けて
 次戦はマレーシアGPにあるセパンインターナショナルサーキット。今日のような公道サーキットとは違いただっ広くオーバーテイクポイントも少なくない、F-Nipponや全日本GT選手権の海外ラウンドとしても使用されている近代型サーキットである。現代F1にはアルバートパークやイモラ、モンテカルロ市街地、といったオールドサーキットは合わないのか!?次戦に注目である。(鈴鹿、スパ、モンツァも危険といえば危険かなぁ・・・・)
 マレーシアGPでは佐藤琢磨、ジェンソンバトン、(BARホンダ)、Cアルバース(ミナルディ)、Mシューマッハ(フェラーリ)、Nハイドフェルドが新エンジンを積むことができるが、それ以外の車は今日使用したエンジンをそのまま使用することになる。


フィジコがポールポジション!
なんとTOYOTAがフロントロー!!!
公式予選2回目
 GPの3日目、今日は公式予選2回目と決勝が行われる。日本時間の今朝8時から行われた公式予選2回目の結果と昨日行われた1回目とのタイムを合算して決勝グリッドが決まる。今日はコンディションも特に荒れることなく、昨日からの順位の変動はほとんど無かった。
 ポールポジションにはこれまで腕はあるといわれながらマシンに恵まれなかったジャンカルロ フィジケラ(ルノー)、 自身2度目となるポールポジションで同じく2度目となる優勝を狙う。2番手にはなんとびっくりTOYOTAのトゥルーリ、もちろんTOYOTA初のフロントローである。これまでTOYOTAといえば[自主規制]。しかし今年のトヨタのマシンは数ラップならともかくロングランには弱いといわれておりこれがどう出るか。ホームGPのヱーバーは3番手に食い込んだ。3列目にはレッドブルの2台、これも去年のジャガーの戦闘力を考えるとすばらしいことである。今年のコスワースはすごくよさそうだ。マクラーレンはなんと5列目に並んでしまった。不運だったのは否めないが。6列目にはなんとフェラーリとジョーダン!この2台が隣に並ぶなんて誰が想像したことか。ちなみに11番手のバリチェロはブリヂストン最高位。ミナルディのクリスチャン アルバースは予選2回目にギアボックストラブルで走行することができずに17番手、ミハエル シューマッハと佐藤琢磨はアタックをせずに昨日と同じポジション。フェリペ マッサはエンジンを温存するためか、走行をしておらず20番手。ただしミハエル、琢磨、マッサはエンジンを積み替えており、ピットスタートすることが予想される。(エンジン乗せ替えは10グリッド降格。)

 決勝戦は地上波フジテレビで6日午後1時から1時間遅れで追っかけ放送される。


【GP2日目】ミナルディ、徹夜の作業で出走可能に
 
F1プライベーターの輝ける星であるミナルディは当初「我々は十分に遅い」として、2004年モデルの小改良番でGPに参加させるよう各チームに求めてきた。フェラーリ以外の承諾をもらったがフェラーリのジャン トッドは認めずにミナルディは土曜の公式練習への参加ができなかった。ミナルディは金曜→土曜の夜間に持ち込んだマシンを2005年のレギュレーションに合うように徹夜で改造、なんとか土曜出走にこぎつけていたようだ。しかしこの2005年用パーツはテストやシェイクダウンをしておらず、信頼性に不安があったことからこれまで出し惜しみをしてきたとのこと。ミナルディスタッフのプロフェッショナルな作業に拍手を贈りたい。


不運に見舞われた三人 公式予選一回目(結果左図)
 
新人→去年のブラジルGPの逆列の順番で行われた公式予選一回目、練習走行4回目の後にまた雨が振ったようで路面はウェット。しかしどんどん乾いていき順番の早い車には不利なコンディションに思われた。始めは予想通り路面が回復に向かい、ジャンカルロ フィジケラ(ルノー)が暫定PPを獲得した。このあたりでアタックした車はほとんどドライ用タイヤを履いていた。しかしフェリペ マッサ(ザウバー)がドライを履いて出たところで猛烈な雨が振りだし、マッサはアタックをすることができずにピットに引き返した。続くミハエル シューマッハ(フェラーリ)はなんとかアタックを行うが、トップから24秒76遅れた1:57:931という異次元のタイムを出してしまう。今年からレギュレーションが改正され、予選1回目と2回目のタイムを合算してグリットを決定するため、ミハエルが上位グリッドを獲得するのは非常に難しくなった。雨は衰えることなく降り続いた。続く佐藤琢磨(BARホンダ)がアウトラップ走行中に事件はおこった。なんと雨にスリップしてクラッシュしてしまったのだ。アタック中でなくアウトラップにである。琢磨はウェットタイヤを履いていた。ここで赤旗中段となった。BAR007を撤去している間に雨が上がり、再びアタックが再開された。再びコンディションは回復に向かうものの、路面には水がより浮かび、最後に走ったJPモントーヤ(マクラーレン)でさえも、赤旗前に走ったカルケシヤン(ジョーダン)を抜けずに終わった。決勝グリッドは明日の日本時間午前8時から行われる予選2回目のタイムと今日のタイムを合算して決定される。
公式予選一回目(WET)→回復へ→大雨再び回復へ


わけわからん 練習走行4回目
 
路面がどんどん乾いていきどんどんタイムが縮む中、各チームは最後の一番乾いた時間にタイムを出そうとして、結果時間の最後には18台がコースに出ての渋滞もおこった。トップもとにかくめまぐるしく入れ替わりワケワカラン。とにかく後にアタックすればするほどタイムが伸びるため、予選に向けての比較は難しい。これまで不調だったBARが上がってきたのは良い兆候か。またこれまで上位に来なかったルノーもそれぞれいいタイムを出している。
フリー走行参回目(ややWET)→ほとんどドライ
1 キミ ライコネン マクラーレン 1:27:297
2 フェルナンド アロンソ ルノー 1:27:409
3 ファン パブロ モントーヤ マクラーレン 1:28:256
4 ジャンカルロ フィジケラ ルノー 1:28:571
5 ジェンソン バトン BARホンダ 1:29:577
6 マーク ヱーバ ウイリアムズ 1:30:299
7 ミハエル シューマッハ フェラーリ 1:30:533
8 佐藤琢磨 BARホンダ 1:30:554
17 クリスチャン アルバース ミナルディ 1:35:975
19 ティアゴ モンティロ ジョーダン 1:40:802

ブリヂストン恐るべし 練習走行3回目
 
ぶったまげました。雨が降り、各車ウェットセッティングで走行した練習走行3回目、ブリヂストン勢が圧倒的な速さを見せた。フェラーリの2台は時間が残り10分程度になったところでピットを出て、二人でタイムをザクザク削っていくお約束の転回となり、3位のライコネンに1秒、3秒上回るトップタイムを獲得した。佐藤琢磨はラスト3分でピットを飛び出し3周ラップしただけだが6番手、バトンは同じく3周で10番手。ミナルディの二人のデビューとなった今回の練習走行だが、BSタイヤに助けられてかクリスチャン アルバースがトゥルーリ、バトン、モントーヤ等を上回る8番手を獲得、チームメイトのフリーザッハーは最下位の12番手。今回驚かされたのはジョーダンのカルケシヤンだ。インド人初のF1パイトットである彼はBSの雨に強いという特徴を生かし、なんとビックリ4番手を獲得している。ザウバー、ウイリアムズ、ルノーの6台とジャックヴィルヌープ、クリスチャンクリエンはタイムを出していない。
フリー走行参回目(WET)
1 ミハエル シューマッハ フェラーリ 1:40:540
2 ルーベンス バリチェロ フェラーリ 1:41:933
3 キミ ライコネン マクラーレン 1:43:526
4 ナレイン カルケシヤン ジョーダン 1:45:641
5 ラルフ シューマッハ トヨタ 1:45:687
6 佐藤琢磨 BARホンダ 1:46:768
7 デビット クルサード レッドブル 1:48:369
8 クリスチャン アルバース ミナルディ 1:48;556
9 ジェンソン バトン BARホンダ 1:51:364
12 パドリック フリーザッハー ミナルディ 1:53:507


【GP1日目】
ミナルディ とりあえず明日は出走可能に
 ミナルディのポールスタッダード代表はオーストラリアの裁判所に訴え、オーストラリアの裁判所は土曜の出走を認める仮命令を出した。日曜の出走は未だ不透明。
マクラーレン勢が練習走行2回目を征す
 
一回目は各車ともエンジンを労ってか、もっぱら3rdカー中心の走行となった。しかし2回目は各車多く周回し、めまぐるしい順位の入れ替わりが見られた。マクラーレンは序盤はほとんど出ずにラスト10分以内に猛アタックを重ね驚愕のタイムを叩きだした。この時間全般的に不調だったウイリアムズはラストにニックハイドフェルドが一発早いのを出した。時間の始めに優位だったレッドブルは後半にどんどん追い抜かれ12位デビットクルサードが最高位となっている。なお一回目にトップタイムを出したヴィンタントリウィッツィは開始約20分後にクラッシュしこのGPの走行を終えている。ザウバーのフェリペ マッサは今日の2回とも安定した順位。ミナルディは今回も走行できなかった。
フリー走行弐回目
1 ペドロ デ ラ ロサ マクラーレン 1:25:376
2 キミ ライコネン マクラーレン 1:25:676
3 ニック ハイドフェルド ウイリアムズ 1:25:940
4 ミハエル シューマッハ フェラーリ 1:26:081
5 ファン パブロ モントーヤ マクラーレン 1:26:227
6 フェリペ マッサ ザウバー 1:26:357
8 ジェンソン バトン BARホンダ 1:26:611
12 デビット クルサード レッドブル 1:27:071
18 佐藤琢磨 BARホンダ 1:27:891
ミナルディの2台 ミナルディ 走行せず

レッドブルのリウィッツィ 異次元タイム!!
 
ついに2005年シーズンが開幕した。日本時間4日9時から行われた一回目の公式練習走行でヴィンタント リウィッツィ(レッドブル コスワース)が二位のペデロ デ ラ ロサ(マクラーレン メルセデス)を1秒以上引き離す異次元タイムを出した。順位は下記の通り。なおミナルディは走行をしていない。またルノーの2台とミハエルシューマッハ(フェラーリ)、キミ ライコネン(マクラーレン メルセデス)はそれぞれタイムを出していない。
フリー走行一回目
1 ヴィンタント リウィッツィ レッドブル 1:25:967
2 ペドロ デ ラ ロサ マクラーレン 1:26:480
3 リカルド ゾンタ TOYOTA 1:27:265
4 ファン パブロ モントーヤ マクラーレン 1:27:425
5 デイビット クルサード レッドブル 1:27:537
6 フェリペ マッサ ザウバー 1:27:971
9 ジェンソン バトン BARホンダ 1:28:632
16 佐藤琢磨 BARホンダ 1:31:364
19 ミハエル シューマッハ フェラーリ ノータイム
ミナルディの2台 ミナルディ 走行せず

【News緊急事態】
Minardi
オーストラリアGP欠場か
!!!!!!!??
 すべてのF1ファンが2番目に愛すべきチーム(一番の人もいるけど)、プライベーターの星、パスタとコーヒーのうまいイタリアのミナルディコスワースの開幕戦出場が微妙になってきた。
 ミナルディは予算不足と開発の遅れから、2005年の第三戦まで2004年型のマシンで参加することができるように各チームに求めてきた。ミナルディのP・スタッダード代表は「我々のマシンは十分に遅い」としてミナルディが2004年マシンで開幕3戦を戦っても問題が無いことをアピールしている。御存知のように2004→2005のシャーシに関するレギュレーション変更では特に空力の規制が大きくなっておりリアの絞り込みからウイングの高さ、位置、面積とダウンフォースを減らす方向に改定された。現在9チームがスタッダードに合意しているが、ジャントッド(フェラーリ)がこれに合意しないので今回のこととなった。このままでは開幕3戦の出場も危なく、スポンサーへの影響も避けられない。またポール代表はオーストラリア人で今回は事実上のホームGPとなるだけにチームの士気へも影響しそうだ。
 またミナルディは3日、2005年度の新車を発表した。

【オーストラリアGPデータ】
 開幕戦となるオーストラリアGPでの舞台となるアルバートパークサーキットは一周5.303kmの公道サーキットで2004年のポールタイムは1:24:408(ミハエルシューマッハ、フェラーリ)。今年はレギュレーション変更により速度が落ちることからポールタイムは1:27:000程度になると思われる。平均時速は219.010km/h(2004年優勝ミハエルシューマッハ、フェラーリ)のやや高速系。鈴鹿東のようなゆるゆるとしたコーナーではなくひとつひとつがザクっと曲がるような公道らしいサーキットでコーナー数は16(右11左5)の右回り、ホームストレートエンドでは約320km/hに達する。公道なためかなりダスティな部分がありグリップが低い。さらに今年のタイヤはグリップが格段に落ち、またダウンフォースもガンガンに減ったため各ドライバーはタイヤの食いつきの面で苦労すると予想される。決勝は6日の日曜日の日本時間正午から。テレビでは地上波フジテレビで6日の13時から一時間遅れで追っかけ放送をする。
日本時間明日9時からの一回目のフリー走行に注目だ。



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