リメイクのヤオパンツ
 
オリジナルのパンツではなく、ヤオパンツから刺しゅうパネルだけを切り取り、縫い直したもの。リメイクされた民族衣装は偽物の印象が強く、また安物のお土産品に多い、誤解を与える服として個人的には忌み嫌ってきたもの。でも極上の刺しゅうパンツや、状態の良いパンツとなるとすでに稀少品。生地の傷んだパンツをリメイクして再生することを見直し始めました。©2009 rika sakaguchi
 

   


ずらりと並んだリメクのヤオパンツ
タイ式パンツ二枚と
ウエストギャザー式パンツが二枚
①タイ式パンツに縫い直され、長さを補充するために裾に藍染め木綿が縫い足してある
伝統の格子刺しで埋め尽くされた精緻極める刺しゅう。
オリジナルでもこれほど精緻を極めた刺しゅうは見たことがない。
裾に無地部分を縫いたす必要はあるのか?ヤオのパンツのシルエットを尊重すべきでは?
②ウエストギャザーのパンツ。わずかな腰布を足しただけでフルサイズのパンツになるのは驚きである。
すべての刺しゅう部分を損なうことなく縫い直してあり、価値あるリメイクだ。
精緻を極めた伝統刺繍
③上のパンツ同様ロング丈のパンツに仕上がっていることに驚く
最上部の刺しゅうが縫いつぶされており、こういったリメイクには失望する。
刺しゅうの細緻さは目を見張るものがあり、本当に必要なリメイクだったのか?
④タイ式パンツ。
七分丈のパンツはやはりヤオパンツ独特のシルエットなのでこのリメイクは嬉しい。
色はオレンジ系だが伝統の刺しを守っている
華やかでもあり優しくもある色合い。
⑤七分丈パンツ。
端正な刺しゅうが高度な技を物語っている。
白と茶を多用している点も伝統を感じる。
⑥七分丈パンツ
非常に変わった新しい色彩感覚のパンツ。オレンジ、ピンク、紫、黄色である。
最上部が「銀の花」や「手長猿」ではなく鳥の文様である。ベトナムのヤオか?
⑦七分丈パンツ
非常に鮮やかなオレンジ系パンツ。
精緻な刺しゅうだが出所がわからない。
⑧ベトナムのサパのパンツをロングパンツにリメイクしたもの。
シルク刺しゅう糸を使っている精緻なもの。生地は黒のシルク布を使って敬意を表しているように思える。
三段の刺しゅうのパンツは珍しいものだ。
⑨このように傷んだパンツの刺しゅうパネルを切り取ってのリメイクは価値がある
左右の刺しゅうの長さが違うのは刺しゅうそれぞれの縮尺が違っているから。気にしないのか,間違いなのか?
裾文様は非常に古い伝統文様であり、かなり古いパンツからとったと推測できる。
⑩これはヤオ族女性のターバン布を縫い付けたパンツ。ヤオパンツのリメイクではない。
クロスステッチを多用した新しいターバン布刺しゅう
 
⑪同じくターバン布のパンツ
鋸文様以外は伝統の刺しゅう。