ヤオパンツ2
 
藍染め木綿布に伝統の織り刺し、格子刺しで刺しゅうしたパンツ。刺しゅうの伝統規則を忠実に守り、華美に走ることもなく、技を誇示することもなく、日常着とてして作られたパンツには無私の気品がある。©Copyright2009 rika sakaguchi

 

   


タイ北部のヤオ族
絵はがきより。
刺繍糸の素材、色、模様の構成、ステッチの手法それぞれが時代の流れで変わって来た
ステッチ、模様、構成ともに伝統に則っているが色だけは自由に選んでいる。
*25番
76cm
地厚の藍染め木綿にウール糸で伝統刺繍が刺されたパンツ。色合いが美しい
刺繍のデザインは伝統的だがその配置や配色に個性が感じられる
26番
83cm
藍木綿に比較的珍しいオレンジとピンク系の色糸で刺繍されている
相当長年にわたって着用されていたものと見られ、糸の擦り切れが激しい。
34番
89cm

とびきり細かな伝統刺繍がされたパンツ。だがこれは着古しのパンツから刺繍部分をとってミシンで縫い直したものらしい
農作業に忙しかったり、家庭の事情で刺繍する時間が取れない女性は古着を貰い受けることもあったという
35番
87cm
地の藍木綿が特上の織り。刺繍糸も落ち着いた色合い。
卍のようなテナガサルの文様が端正な印象。
36番
79cm
しっかり織られた藍地に卍のような模様。これは幸運をもたらすワックスを授けてくれるテナガザル文様。
少し太めのウール糸で刺されている。
*50番
73cm
すべて手縫いの完全品で傷みがない。
 
*51番
77cm
すべて手縫いの一品。
端正に刺繍され気品が感じられる。
 
*52番
69cm
 
 
53番
78cm
非常によく履き込まれて柔らかくこなれている。
大切に補修され、継ぎ当てが多いが継ぎの藍染め木綿の退色が美しい。
*19番
72cm
ベトナムのサパのヤオによるパンツ。刺繍糸は3色と決まっている。
白、黄、藍の三色で刺されたもの。地は浅葱色で日本人の好みに合うようだ
*21番
76cm
一見地味に見える刺繍だがその精緻な技には目を見張るばかり。
地の退色が進み、色も擦り切れ始めている。
*22番
67cm
総丈が短いせいかサパのパンツには珍しく比較的高い位置まで刺繍がある。
卍様のテナガサル文様はベトナムのパンツでも目立っている。
*45番
83cm
ベトナムのパンツにしては丈の長い
甘い優しい色合い
参考:ベトナムサパのパンツの逸品
裾の幾何学文様が3段あるものは珍しい。
地の藍染め木綿布はシミも傷みもあり、日常着として長く使われていたようだ。
天然染めシルク糸で刺繍は精緻を極めている
上段の文様も4段もあり、技を極めているようにみえる。
サパのパンツにタイシルクのブラウスを合わせた。天然染めの布は相性がいい。
ベトナム北部に暮らすヤオ族の中には唯一女性がスカートを着用するグループがある。
細番手の上質な木綿に独特のジグザグ模様をろうけつ染めした美しい巻きスカート
こんな美しいスカートが存在するとは
タイではなく、日本で入手したパンツです。
伝統の刺しと古い文様を使っているものの、色使いだけは新しい。
とうに使われなくなった名称不詳の古い文様が使われている
撮影の合間。
お気に入り藍染め木綿の伝統パンツと。