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AJINOMOTO RADIO QUEST 2001

Remember...
10/16:渋谷の街の記憶

“ミレニアム企画・Remember”。
世紀末を目前に、Nilssonの名曲 "Remember" を聴きながら1900年代を振り返ります

10月16日の舞台は渋谷です。

20世紀。時代の産み出す文化の中心にいつもある街、渋谷。
道玄坂、公園通り、センター街…、時代の気分はすべてここに端を発していた。
流行発信地、渋谷の記憶…。

明治の小説家、田山花袋の著作「東京の30年」に、こんな一節がある。

『宮益坂を下りるとあたりがどことなく田舎田舎してきて、藁葺の家があったり小川があったり橋があったり水車がそこにめぐっていたりしていた』

今では想像もつかないが、明治10年頃の渋谷の風景描写だ。
しかしほどなく宮益坂が新橋への馬車道となると、茶店を中心に徐々に商業地が現れ始める。
明治の中ごろ、代々木に陸軍の練兵場ができると、急勾配で往来も少なかった道玄坂が改修される。
そして国電・山手線が開通すると、渋谷の町は道玄坂を中心に急速に発展していくのである。

Shibuyaかつては田園風景が広がっていただけの渋谷の町も、1907年に玉電の愛称で親しまれた玉川電車が開業するとその賑わいは銀座や新宿を凌ぐほどになった。
そして1964年、オリンピック東京大会。戦後、米軍の居住区であるワシントンハイツとして接収されていた代々木の旧練兵場後に屋内競技場が作られる。
これに合わせて道玄坂に集まっていた人の流れが神宮方面に集まり、公園通りなどが活況を呈してゆくのである。
その後、渋谷駅を底辺に高台へ延びる道がそれぞれの個性を持って発展してゆく。

時の移り変わりとともに常にその姿を変え続けて来た渋谷の街。
しかし今も渋谷が若者のカルチャーの中心にあり、新しい価値観を生み続けているということは変わらない。
そして、これからも…。


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