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AJINOMOTO RADIO QUEST 2001

Remember...
10/30:上野動物園

“ミレニアム企画・Remember”。
世紀末を目前に、Nilssonの名曲 "Remember" を聴きながら1900年代を振り返ります

10月30日の舞台は上野動物園です。

今年、上野動物園は開園117周年を迎えた。

文明開化の花咲く1882年、日本初の動物園としてオープンし、今も年間およそ390万人が動物との触れ合いを求めて訪れる。

殺伐とした都会に暮らすぼくたちにとって、本能のままに暮らす動物と向き合うことは、それ自体がヒーリングになるのかもしれない。

大都会東京のオアシス、上野動物園の記憶…。

 

幕末から明治の初め、急速な近代化の中で、欧米文化の一つとして動物園は日本に伝わってきた。

僕たちが今、当たり前のように使っている「動物園」と言う呼び名も、当時、福沢諭吉がその著書「西洋事情」で始めて紹介したとされている。

そして世界最初の近代動物園、オーストリアのシエーンブルン動物園の開園から遅れること60年、明治15年3月20日に上野動物園はオープンした。

当初はクマ以外大型動物がいなかったが、その後、来日していたサーカス団で生まれたトラの子どもをヒグマとの交換で手に入れる。さらにドイツを始めとする各国の動物園との交流の中でその規模を広げていった。

 

第2次世界大戦がはじまると、それまで平和に時を刻んできた上野動物園にも暗い時代が訪れる。

開戦当初こそ各地での勝利に沸き、功労動物であるモウコウマ(蒙古馬)やロバ、軍用鳩の展示などが催されたものの、日本が劣勢に立たされるとともに軍の命令により、大型動物を中心に処分を強いられることとなった。

そして敗戦直後、殆ど廃墟と化した上野動物園を訪れたのは動物好きの進駐軍の兵士たちであった。
彼らの動物寄贈や飼育費の提供などによって、徐々に以前の姿を取り戻していった。

復興から、高度成長へ沸く日本社会と時を同じくして上野動物園も絶頂期を迎えた。

 

1972年、日中国交正常化を記念するジャイアントパンダの来日である。
10月28日、ランラン、カンカンの2頭が到着。
羽田から上野までの沿道は人垣で埋まり、公開からしばらく、パンダ特設入場門には2kmにも及ぶ大行列ができたという。

上野動物園…。

最新設備に包まれた遊園地ほどの派手さはないが、足を運ぶたびに違った発見がある。

そして今もなお、子どもたちの好奇心や童心に還った大人たちの笑顔で溢れている。


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10/16:渋谷の街の記憶

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