「ワールド・ミュージック・レーベルの理想的な姿は、制約と無縁でいることだ。国。地域。レーベル。契約。立ちはだかる様々な制約を全て飛び越えるのは不可能に近い。...このレーベルは「愛」と「センス」でこれらの制約をほとんど飛び越えた、ごく希な例であると言えよう。」
__ Perry . J . Vorks 「The Guide of Music around the world」より。僕が1999年からお手伝いさせていただいているレーベルについて、ご紹介します。
詳しくは以下にある文章、リンクを参照して下さい。いいレーベルです。 ・[liners]僕が書いた日本盤ライナーを読んでみる。 ・Putumayoの本家ホームページへ。 (まずいちばん最初にこのレーベルの魅力について書いたものをどうぞ。これは、Putumayoの日本の輸入しているグリーンエナジーという代理店のパンフレットに記載されました。)
「まずはPutumayo(プテュマヨ)レーベルの魅力について....。」
まず最初に、このシリーズのライナーを書けることになってとてもうれしく思います。僕はCD店で働いていて、ワールド・ミュージック・コーナーの担当をしてるのですが、Putumayoは僕のいちばん好きなレーベルなんです!
僕が最初に出会ったPutumayoのCDは"A Putumayo Blend:Music From The Coffee
Lands"でした。ヨーロッパ旅行に行ってきた同僚が、「むこうのコーヒーショップでなんか面白いCD見つけた。」といってたのを仕入れてみたら、なんとまぁかわいいジャケット。それでどんな内容なのかなーと選曲を見てみると、「うーんこりゃーいい!ばっちり!」。そのときからの大ファンなのです。
Putumayoレーベルはもともと洋服屋さんをやってたDan Storperさんが「お店でかけるいい音楽がないから」と旅先で見つけた世界中のいい音楽をお店でかけるためにセレクトしていたことがもとになってできたレーベルで、他にはないユニークな視点がいっぱいあってすごいと思うんです。まず、このかわいいジャケット・デザイン。「美しくて独特のパッケージを」と英国人アーチストNicora
Hendiさんを起用。この素晴らしいデザインのおかげでどれだけの「ワールド・ミュージックって聴いてみたいけどなんかしきいが高くて...」と思ってた人たちが素晴らしい音楽に出会えたことでしょう!こういうことってとても大事よね。
そしてその独自の編集・選曲のセンス。いろいろワールド・ミュージックの編集盤がでてますが、そういうのをいっぱい聴いている人も「おっ、しぶい選曲!」とひざをたたいてしまうような人選・選曲ばかり。でももっとすごいのは、「このジャケットかわいー」という感じで買ったワールド・ミュージックの初心者の人が聴いても、なんにもむずかしくないポップないい曲ばかりが選ばれているところです。そして個人的には「この人ってあのヒット曲が有名だけど、あんまり知られてないこの曲のほうが実は好きなんだよねー」というような曲が選ばれていたり、もう「選曲した人といつか会うことができたら、まずは握手したい!」ていうぐらいいい趣味してるんだなーこれが。(このへんのセンスが、ぼくがPutumayoを好きないちばんの理由かも)。
またそのセレクトのしかたが独特で、「世界中のラブソングを」というくくりで作られた"Romantica:Great
Love Songs From Around The World"や「コーヒーにまつわる曲」を集めた"A
Putumayo Blend:Music From The Coffee Lands "、そして「別の国どうしだけどルーツはつながってる」シリーズの"Dublin
To Dakar"や"Mali To Menphis"など(いっぱいあって書ききれません!)、おそらくいままでにだれもやらなかったコンセプト。
だいたいコンピレーション・アルバムって1つのレーベルに所属しているアーチストばかり入ったものや、アーチストの個人名がないようなものが多いんですが、それって契約とか版権とかいろいろそのほうが都合がいいからなんですね、おそらく。そういう制約をぽーんと飛び越えているところがまたすごい。Putumayoの方針に賛同するアーチストたちが「Putumayoだったらいいよ」という感じで収録を快諾してくれることもあるらしくて、「Putumayoっていいシリーズだよなー」って思うアーチストも多いってことで、これまた素晴らしい。
そしてそれをコーヒー・ショップで販売したり、売り上げの一部をチャリティーとしていろんな団体に寄付していたり。そういう「なるほどー!」と思うようなユニークなアイデアで、つぎつぎと素晴らしいアルバムをリリースし続けるPutumayoレーベルはなんだかとっても身近な感じがしませんか?「こんないい曲あったよー」って趣味の似てる音楽好きの友達からいろいろいい音楽を教えてもらってるような、そんないい雰囲気。きっとDan
Storperさんが「音楽に魅入られた仲間たち」という選曲スタッフの人たちは、すごーく音楽が好きでとってもいい趣味している、いい人たちなんだろうなー、とそこまで想像してしまいます。pravda@mac.com ←(感想などこちらによろしく。)このページの最初へ Top Pageへ