[aml 28415]
神戸事件:神戸家裁「再審請求」の申立を受理
(旧AML投稿復刻版)Thu,
13 Jun 2002
[aml 28415]
神戸事件:神戸家裁「再審請求」の申立を受理
Subject: [aml 28415]
神戸事件:神戸家裁「再審請求」の申立を受理
Date:
Thu, 13 Jun 2002 22:36:59 +0900
Seq:
28415
警察・検察の不正を告発する会パンフレットより。後藤弁護士らの
「再審請求」の申し立てが受理されました。
最近,マスコミの報道も増えてきました。
============================================================================
警察・検察の不正を告発する会
(代表 弓削逹)
〒113-0034
東京都文京区湯島4-8-15
第3KSビル201
tel
03-5684-5420
fax
03-5684-5425
「告発」第22号
神戸事件から5年
神戸家裁に「再審請求」の申立
同時に神戸地裁にA少年に偽計によって自白強要を
した罪で警察官・検察官を告発!
「再審請求」申立人の方々
代表・後藤昌次郎(弁護士)
伊佐千尋(作家)
岡田義雄(弁護士)
酒井博(大須事件元被告)
里上護衛(大阪経済大学教授)
壽岳草子(国語学者)
瀬川負太郎(小倉タイムス代表)
妹尾活夫(牧師)
戸田清(長崎大学助教授)
氷見寿実(弁護士)
前田知克(弁護士)
水永誠二(弁護士)
生田暉雄(弁護士)
川村正敏(弁護士)
樺島正法(弁護士)
品野実(元毎日新聞記者)
M.フォックス(兵庫大短大部助教授)
森下文雄(弁護士)
矢澤昇給(弁護士)
山口民雄(弁護士)
渡辺千古(弁護士)
※敬称略
いよいよA少年の冤罪を晴らすための「再審請求」が始まりました!神戸小学生惨
殺事件で犯人とされたA少年に「自白」を強要した警察官らの犯罪を告発してきた
後藤昌次郎弁護士らが、さる五月二十三日に、事実上の「再審請求」の申し立てを
神戸家庭裁判所に対して行ったのです。この申立人には、一九九八年十月の「告
発」以来、その後の付審判請求裁判をともに進めてきた後藤さん、国語学者の壽岳
章子さん、作家の伊佐千尋さんら十二名の方々に、新たに元大阪高裁判事の生田暉
雄弁護士ら九名が加わりました。さらに同日、その生田さんや専修大学教授で弁護
士の矢澤昇治さんら二十八名の方々が、これまでの後藤弁護士らの闘いを引き継い
で、神戸地検に対して再度の「告発」を行いました。
最高裁が付審判請求を不当にも棄却したその直後に開催された、本年一月二十七日
の「再審への道を切りひらこう!集会」で、いよいよ事実上の「再審請求」を開始
することを、集まった参加者全体で誓い合ったのでした。それ以来、弁護団は着々
と準備を積み重ねてきました。おそらく初めてのことである第三者による「再審請
求」に関わる法理論の解明、書面の作成、そして「新規証拠」の作成...。また同時
に提出することをめざした、新たな告発人を募っての再度の「告発」の準備等々で
す。
この「再審請求」は、J君殺害・死体遺棄という「非行事実」が「不存在」である
ことを理由として、A少年への保護処分決定(「有罪」決定)を裁判所の職権を
もって取り消すことを促すというものであり、しかもそれをA少年本人や両親では
ない第三者がおこなうものです(少年法二七条の二第一項などにもとづいて)。そ
の場合、A少年の「非行事実の不存在」を明らかにするための「新規証拠」が焦点
となります。これについては、つい先日事実上の無罪判決が出た「山形マット死事
件」など、数々のえん罪事件に関わった著名な法医学者である内藤道興博士が書面
をつくってくれました。すなわち、A少年の供述調書どおりに糸のこぎりまたは金
のこぎりで遺体の首を切断することは不可能であること、また靴ひもで絞殺したと
か遺体を仰向けに放置したとかの供述と遺体の状況とは矛盾することなどを、弁護
団の照会への「回答書」というかたちで書いてくれたのです。A少年は「犯人」と
はいえないのだということが、今あらためて立証されたのです。
この決定的な「回答書」を添えた申立書が完成し準備の整った五月二十三日(神戸
事件からちょうど五年目の五月二十四日の前日にあたります)、後藤昌次郎さん、
生田暉雄さん、伊佐千尋さん、矢澤昇治さん、また兵庫大学短期大学部助教授の
M.フォックスさん、弁護士の氷見寿実さんや渡辺千古さん、当番弁護士制度を支
援する市民の会の荒沢昇雄さんらが、新たな申立人・告発人を代表して神戸現地を
訪れました。
(中略)
こうして両方の書面提出を終えた代表団は、午後四時から神戸市内の「シーガル神
戸」で記者会見を行いました。会場には多くの記者がつめかけ、後藤さんらの発言
を熱心にメモをとりながら聞き入っています。質疑応答も活発に行われ、約一時間
にわたる会見は終始熱気に包まれました。
ところで前日の五月二十二日、後藤昌次郎弁護士は、これまで取り組んできた付審
判請求を棄却した裁判官全員に対して、「本当に棄却したのが正当だと言うのであ
れば警察官らを告発した自分を『虚偽告発罪』で逆に告発せよ!」──このよう
な、〃挑戦状〃(要請書)を内容証明郵便で送りつけたのでした。後藤さんは二十
三日の記者会見の場でこのことについても触れ、「裁判官の告発で自分が起訴さ
れ、被告人となることができた場合は、公開の法廷で被告人の弁論・立証の権利を
存分に行使して理非曲直を明らかにします。付審判請求手続きを通して裁判所が頑
なに秘してきたことどもを明るみに出させます。その過程でA少年の再審請求の証
拠資料の蒐集も容易となるでしょう」
と、このように述べ、これまでの告発の闘いじたいも決して終わりではなく、飽く
まで闘いつづけることを宣言したのです。(これについては五月二十二日の「毎日
新聞」夕刊や週刊誌「読売ウィークリー」六月九日号などで報道されました)
神戸事件から早くも五年の月日が流れました。私たちが支援してきた「告発」の運
動をはじめ、神戸事件の真相に迫るさまざまな運動の広がりもあって、最近になっ
てA少年がいよいよ近く「出所」するとの報道がなされ始めたのでした。ところ
が、A少年が拘束を解かれて神戸事件の隠された真相をしゃべり出すことに権力者
が危機感をもったのでしょう。急きょ、拘束期間がさらに延長されたと言われてい
ます。このような動きひとつをとってみても、A少年が無実の罪を着せられたので
はないかとの疑惑は逆に深まるばかりです。今回の「再審請求」は、A少年本人や
両親が自ら主体となって訴えたものではありません。したがって、神戸家裁がこの
請求を受けて実際に「再審」を開始するかどうかは、私たちが神戸家裁に対して
「再審開始」の声をどれだけ大きくあげていくことができるかにかかっているので
す。しかもこの声がA君のご両親に届けば、やがて私たちの闘いにご両親が合流し
てもらえる日が来ることを、私たちは信じて疑いません。
神戸事件に注目するみなさん!「神戸家裁は再審を開始せよ!」──大きな声で神
戸家裁に迫っていきましょう。電話を、手紙を、ハガキを、ファクスを、神戸家裁
に集中しましょう。また神戸地検に対しても、A少年を騙して「自白」を強要した
警察官・検察官らを起訴するように強く要求していきましょう。
毎日新聞2002年5月22日夕刊
神戸殺傷事件の捜査に疑問
自らの告発求める
「裁判官よ、私を告発せよ」。神戸市の小学生連続殺傷事件で、中等少年院に収容
中の少年(19)の捜査に疑問を持ち続けている弁護士の後藤昌次郎さん(78)
=東京弁護士会=が22日、こんな内容の郵便を裁判官に送った。違法な手続きで
少年に自白させたとして警察官らを告発したが、訴えを裁判所で全面的に退けられ
た。「それなら、自分を虚偽の告発をした疑いで告発すべきだ」という異例の挑戦
状だ。後藤さんは、71年の「日石・土田邸爆破事件」をはじめ、多くの冤罪事件
を手掛けてきた。神戸の事件では、97年10月の神戸家裁決定を見て疑問を持っ
た。少年が書いた作文と犯行声明文の筆跡が「同一人物のものと判断するのは困
難」という鑑定結果だったのに、取調官が一致したように説明して少年が自白した
ため、この調書が証拠から排除されたことが書かれていた。
98年10月に「捜査の過程を明らかにしたい」と、取調官らを検察当局に特別公
務員職権乱用容疑で告発したが、「嫌疑なし」で不起訴に。取調官らを公開の法廷
で裁いてもらうよう裁判所に求め(付審判請求)、最高裁まで争ったが退けられ
た。「
万策尽きた」と思ったが、4月末に刑事訴訟法を何となくながめていた際「公務員
は罪があると思われたときは、告発をしなければならない」という内容の条文に突
き当たった。付審判請求にかかわった裁判官全員に、告発を求める内容証明郵便を
送った。
「大半の人の中で、少年の犯行ということで決着している。でも、不可解な点があ
ることを埋もれさせたくない」。取調官らを近く、検察当局に再告発する意向だ。
============================================================================
Posted: 月 - 1 3, 2005 at 01:16 åflå„