ツルツアー of 釧路湿原の歩き方

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〜「釧路湿原の歩き方」は釧路湿原自然再生普及行動計画に参加しています〜

湿原日和 「タンチョウと冬の動物を探しに」

〜2004/1/19 タンチョウと野生動物にこだわる冬の旅

とうろYHで行われている「ツルツアー」のレポートです。

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冬の雪裡川を優雅に飛び立つタンチョウ

とうろYHのペアレントさんのガイドで湿原の野生動物を探しに行こう!

P1190033.JPG塘路駅付近の線路脇にいたオジロワシ YHのペアレントさんの案内で回るこのツアー、とにかくたくさんの動物に遭遇したツアーでした。
 まずは、今朝の早朝散歩では見られなかった線路際のポイントにいるオジロワシからです。今日はつがいで木にとまっていました。つがいで見たのは私も初めてです。ペアレントさんのフィールドスコープにデジカメをつけて撮影していたところ、一緒に回っていた台湾の女性が「そんなことが出来るのか!」と驚いた様子で、以後ずっ〜とフィールドスコープとお友達になってしまったのでした…。 

エゾシカの群れに遭遇

P1190034.JPGエゾシカの群れ(写真だとちょっとわかりにくい…) 391号線を左に折れて、湿原横断道路を進むと、今朝も見たエゾシカがやはりすぐに見られました。朝は山から水場に降りてきて水を飲みに来るので、必然的にこの道路でも遭遇することになります。冬毛のエゾシカがこちらを警戒してじっと見つめる様子は何となく愛らしく思えてきます。
(向こうはせっぱ詰まった状況なのでしょうが…)
 しかも、普段はあまりお目にかかれないオスまで現れ、ペアレントさんも「オスは珍しいなあ」とのこと。
 エゾシカは冬以外の時期は基本的に湿原周辺の山にいます。冬になると、湿原や沼がが凍結するため、その上を歩いて水を飲みに降りてくるわけです。木の皮がところどころ食べられた跡が目立ちますが、これはエゾシカによるしわざです。冬はえさが極端に少ないため、こうして飢えをしのいでいるわけです。  しかし、ここ数年シカの数も増えているためか、立ち枯れている木が目立つようになったとのことです。木の皮の一部を食べていれば大丈夫なのですが、木が水を吸い上げる部分を一周するように食べられてしまうと、その木は生き続けることが出来なくなってしまいます。



P1190035.JPG 二本松橋をすぎて湿原を通り抜けると、青い空に広大な湿原の風景がいい感じです。いつもはほこりまみれになるこの道も、雪で凍結する時期だけは快適な?道に変身し、乗り心地も良い感じです(笑)。 コッタロ第3展望台をすぎて、久著呂へ抜ける手前でキタキツネに遭遇しました。ここ数年、キタキツネの数は減少し続けているそうです。人間の与えたえさにより軽い下痢症状がずっと続いたような状況になり、抵抗力が弱まった結果病気にかかりやすくなり死んでしまうのだそうです。

丹頂のねぐら雪裡川と鶴見台でタンチョウ観察

P1190040.JPG 鶴居村へ抜け、雪裡川にかかる音羽橋にやってきました。時間が少したったためか、タンチョウの姿はあまりありません。すでに給餌場へ行ってしまったようです。それでも、双眼鏡でのぞき込み、あたりを探すと、何羽かのタンチョウが…。その中の数羽が一斉に飛び立っていき、優雅な姿を見せてくれました。(一番最初の写真も参照)
 鶴見台へ行き、給餌場でタンチョウ観察。集団で一方向へ向かって一斉に威嚇の行動を表すその先の敵は、どうやら犬のようです。たまらず、犬も逃げ帰ってしまいます。
 ここでまたペアレントさんが持ち出したるはビデオカメラです。どうやら、ビデオ撮影のために持っているわけではなく、シャッターチャンスをビデオカメラで追い、カメラ機能を使って撮影しているようです。この方法なら、ビデオカメラの高倍率なズームを活かせ、普通のデジカメでは届かない遠い場所まで撮影できる上に、普通のズームレンズと違って、ズームインがしやすいので、狙った被写体に素早くズームで迫れます。撮影しているその様子に思わず感心して、タンチョウよりもそちらに注目してしまいました。



伊藤・タンチョウサンクチュアリで丹頂のお勉強

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伊藤タンチョウサンクチュアリにて

 しばらくタンチョウを眺めた後は、アルバイトでここに来ているというレンジャーのお手伝いさんによる、特別スライド上映会です。なんでも、今日が初めてのお披露目ということで、試写会というところでしょうか。
 これがなかなか良くできているスライドで、パワーポイントを使ったそのスライドは、タンチョウ観察のためのヒントが一杯です。
  たとえば…  タンチョウが伸びるような格好で上を向いているようなときは… 

 →これから飛び立つぞ!という前兆

 など、ほかにもタンチョウの様子を観察することで、いろいろなことが分かるということで、非常におもしろい内容でした。個人的に「作ったファイルそのまま下さい」とお願いしようかと思ったくらいです。
 室内からタンチョウをフィールドスコープで見ていたところ、目の前に木にアカゲラがやってきて、タンチョウよりもそちらに注目してしまいました。白と黒のボディに赤いくちばしで、タンチョウと一緒なのがおもしろいところです。

最後の最後で…オオワシを発見。

P1190051.JPG 帰り道のコッタロの道でオオワシを発見し、フィールドスコープでのぞいてみると、黄色いくちばしが非常に特徴的で、格好いい大きながたいです。
 しかし、本当に今日はいろいろな野生動物に遭遇した一日でした。ガイドの方がいると通常ではなかなかお目にかかれない野生動物にあうことができます。オジロワシにエゾシカ(しかもオスまで)、キタキツネにタンチョウ、アカゲラにオオワシ…。たった半日で釧路湿原のすごさを改めて実感させられたツアーでした。