湿原日和 「宮島岬レポート」
岬までは単調な一本道
当日は鶴居村の丹頂の家からスタート。宮島岬を制覇します。丹頂の家のご主人に入り口まで送っていただき、入り口から宮島岬まで約5キロ(1時間15分くらい)を歩きます。
入り口からの道は1本道で迷うことはありません。ひたすら森の中を道に沿って歩きます。これがなにげに単調な景色で一人で歩くと退屈になってきます。くまざさがたくさん生えている森ですが、熊が出たりして?(基本的に釧路湿原周辺には熊は生息していませんが、ごくまれに阿寒の山の方から降りてくることもあるらしい)退屈なので鼻歌を歌いながらひたすら歩きます。森に囲まれた山道を歩くので湿原はいったいどこにあるのか?となんだか目隠しされたような気分です。
「湿原の海」を見渡す「岬」
この退屈な道を我慢すること1時間少々。長いトンネルを抜けたかのように突如として視界が広がりました。まさに「岬」と呼ぶにふさわしい、眼下に広がる湿原の「海」。大空を舞う鳥たち。景色としては、ちょうど細岡大観望からみる釧路川を逆にしたような雰囲気でしょうか。しかし、スケールの大きさはやっぱりこれまでにない大きさ。若干回りの木が景色をじゃましているのが気になりますが、天気も非常に良く、思わずレジャーシートを敷いて大の字に…。昔はこの周辺にも多くの野生動物が生息し、歩いているそばから発見できたようですが、最近ではそういったことも少なくなってきたようです。
それにしても、帰りが大変。帰りは送迎がないので、鶴見台まで約15キロを歩かねばなりません。休憩を繰り返しながら少しずつ歩きます。途中、阿寒の山々がきれいに見えたり、丹頂が鶴見台の方向へ向かって飛ぶ姿を発見できたり、エゾシカの鳴き声が響く山の中を歩いたり、疲れはしましたが、収穫の多い道歩きになりました。鶴見台についたのが1時過ぎ。8時に宿を出てから昼食も食べず、お茶とカロリーメートだけで良く歩けたなあと自分でも感心してしまいました。
歩いた後、道路脇にある看板で気がついたのですが、実は立ち入りには環境庁の許可がいるようです。でも、この日も何人かの人が歩いていました。とある宿の方にこのことを聞いたところ、「そうみたいだけれど、地元の人は気にせず入っているけどなあ」とのこと。なにはともわれ、マナーと自然を大切にする心を持って歩きたいものです。
まさに「湿原の海」を見渡す岬です。
※レポートは2001年当時に訪れたときのものです。その後は、様々な事情により宮島岬周辺への立ち入りについての規制が厳しくなってきておりますのでご了承ください。

歩き方
写真館