「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」

2008年3月8日 (土)

相場に参加するときに必要な分析法として「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」があります。

雪の壁

相場で利益を上げるためには、株価が低いときに購入し、株価が高いときに売却することが必要です。極端な話、ある株の価格がこれから上がるか下がるかが分かっていれば、損をすることは絶対無いわけです。

何も考えずテキトウに売買をした場合、株価の上昇・下降がそれぞれ50%の確率で起こるとすると、おそらく勝率は50%前後。手数料を考えると「損」する可能性が高いと考えられます。

少しでも勝率を上げるためには(つまり、少しでも「安く買って、高く売る」ことができる流れを見つけ、それに乗るためには)、将来も発展を続けるであろう企業を見つけ、その株価の動きにあわせて絶妙のタイミングで売買を行うことが必要です。

その手助けとなる分析手法が「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」です。ファンダメンタルズ分析とは、企業の内容や業績を把握することで将来の企業の姿を予測する手法であり、投資対象企業を選別する有効な手段のひとつとされています。また、テクニカル分析とは、過去の株式価格の変化から将来の価格の変化を予想する手法であり、投資のタイミングを図る有効な手段のひとつとされています。

以下に、一般的な指標、意味、買いシグナルと売りシグナル(一般的にいわれている大まかな目安)を一覧表としてまとめてみました。


【ファンダメンタルズ分析】

指標 意味 備考 買い目安
PER:
株価収益率
現在の株価で投資したとすると、その金額分の利益を出すのにかかる年数。 例えば、株価1000円で1年間の利益が1株あたり50円の会社は、PER=20となる。つまり、1000円の利益を出すのに20年(50円×20年=1000円)かかる。 20倍以下
PBR:
株価純資産倍率
その会社の財産をすべて現金化したとき株主に渡される1株あたりの金額に対しての、現在の株価の比率。 例えば、会社の純資産すべてを現金化したとき、1株あたり500円になる会社の株価が1000円であると、PBR=2となる。つまり、現在の株価で買うと、倒産したときにはその半分の金額しか戻ってこない。 1〜2倍以下
ROA:
総資産利益率
1年間、会社が動かせるすべてのお金を使って、その何%にあたる利益を稼いだか。 値が大きいと、少ないお金で効率よく稼いでいる。 1〜5%以上
ROE:
株主資本利益率
1年間、会社が株主資本を使って、その何%にあたる利益を稼いだか。 値が大きいと、株主資本を効率よく使って稼いでいる。 10%以上
BPS:
1株あたりの純資産
その会社の財産をすべて現金化したとき株主に渡される1株あたりの金額。 例えば、会社の純資産すべてを現金化したとき、1株あたり500円になる会社の場合、BPS=500となる。 適正株価=BPS+EPS×10
EPS:
1株あたりの利益
1株あたりの利益額。 金額が大きいほど収益力が高い。
流動性 その株式が活発に売買されているか。 発行済みの株式数が多く、そのうえ浮動株の比率が高いほど流動性は大きくなる傾向がある。
流動性の小さな銘柄の場合、売ろうと思っても買い注文が入らないためになかなか売れないことがある。また、流動性の大きな株は、極端な株価変動が生じにくい。
1日あたり1単元の100倍以上

PER、ROE、BPS、EPS… 全部同じに見える。


【テクニカル分析】

指標 意味 備考 買い方向 売り方向
移動平均乖離率 ある期間の株価を平均したものと、現在の株価との差。 移動平均乖離率が大きくなると、それを小さくする方向に動く傾向がある。
短期間の指標を用いると株価の変化に素早く対応できる。長期間の指標を用いるとトレンドが掴みやすくなる。
-5〜10%以下 +5〜10%以上
サイコロジカルライン 過去n日間のうち、株価が上昇した日数の割合。 日数をみている。値が小さいと「売られすぎ(これから買われる)」、大きいと「買われすぎ(これから売られる)」を表す。 30%以下 70%以上
RSI:
相対力指数
過去一定期間の値動きの上昇幅の比率。 価格変動幅をみている。例えば、10日間に生じた値動きのうち、値上がり幅の合計が700円、値下がり幅の合計が300円の場合、その比率は7:3であるので、RSI=70となる。全日値下がった場合、RSI=0。
値が小さいと「売られすぎ(これから買われる)」、大きいと「買われすぎ(これから売られる)」を表す。
ストキャスティクス 過去一定期間の高値、安値に対しての、終値の位置。 価格差をみている。値が小さいと「売られすぎ(これから買われる)」、大きいと「買われすぎ(これから売られる)」を表す。
信用倍率 半年以内に売らなくてはならない人が、買わなくてはならない人の何倍いるか。 売りたい人が多ければ株価は下がる傾向があるため、値が大きいと値下がりの危険あり。 1倍以下 10倍以上
(対日経平均)
ベータ値
市場全体の値動きに対して、その銘柄がどのくらい追従しているか。 市場全体が値上がりしているときはベータ値が高いもの(市場の動きと同じように値上がりしている)、値下がりしているときはベータ値が低いもの(市場の動きと異なった動きをしている→値下がりしていない)を選択。 市場の動きにあわせて

コンピュータにやってもらうにかぎる。


ゼロサムの世界、損をする人がいるからこそ、得をする人がいる。

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